現役ラッパーが語る韻を踏むコツ・練習方法・理論を解説!

  • 「韻を踏むにはどうすればよいのだろう?」
  • 「どうしたらプロのMCのようにライミングできるのだろう?」
  • 「即興で韻を踏んでみたい!」

このように考えているヘッズは多いでしょう。

韻を踏むのは、すごくむずかしいことだと感じるかもしれません。たしかに簡単ではなく奥深いものですが、訓練すれば誰でも必ずできるようになります

しかし適当に練習していたのでは、カッコイイ韻の踏み方は身につけません。そこで今回は現役のラッパーとして活動する筆者が、以下について解説します。

  • そもそも韻を踏むとはどういうものか?
  • 韻を踏むコツとその練習方法
  • より高度に韻を踏むためのアドバイス

本記事を読めば、ある程度韻を踏むためのやり方がわかるはずです。ぜひ参考にしてください。

目次

そもそも韻を踏むとはどういうこと?

まず、韻を踏むのがどういう技術なのか確認しておきましょう。

韻を踏むとは、基本的に母音が共通するもしくは近い言葉同士をラップに含めること。

たとえば「言葉」と「大人」は、どちらも「お・お・あ」が母音になっています。これを上手にリリックにすれば、韻を踏んでいる状態と言えます。

この例であれば、

俺は常に吐いてるリアルな言葉

アンタよりも何倍もやり方が大人

といった具合です。

韻を踏むと、それだけでなぜか耳触りが良くなり、印象もよくなります。さらに相手が言った言葉を拾って即興で言い返したり、あるいは意味を通してカッコイイリリックにしたりすると、さらにオーディエンスの心は揺れ動きます。

一般的にいうパンチラインになるというわけです。

韻を踏むスキルを身につけるコツ・練習方法

韻を踏むスキルを身につけるコツは、カンタンな練習方法からスタートし、少しずつステップアップすること。

いきなりたくさんの韻を踏むのはむずかしいので、以下のように順序よく進めてみましょう。

  1. 2文字で踏む練習をする
  2. 3文字で踏む練習をする
  3. 母音で考える
  4. 文字数を増やして踏んでみる

これができるようになったら、以下のような練習にもトライしてみましょう。

  • 好きなラッパーのバースを完全コピーする
  • フリースタイルティーチャーで学ぶ
  • とにかく書き出す

順番に解説します。

2文字で踏む練習をする

韻を踏むコツを掴むには、まず「2文字で踏む練習」をしてみましょう。

たとえば「風」と「派手」、「今」と「北」といった形です。最初はラップする必要はないので、とにかく2文字の韻を自分で探してみましょう。

ある程度練習したら、次は2文字の韻をラップに入れていきます。

俺が吹かせる新しい

いつでも見た目とラップが派手

アンタのスキルは全然ダメ

だってさっきから言葉を並べるだけ

こうやって2文字踏むだけでもそれなりラッパーらしくなります。

初心者がつまづきやすいのは、韻を文章の中に入れること。ラップをしながら韻を考えなければいけないので、なかなかたいへんです。

しかしこれは練習すれば、必ず誰でもできるようになります。諦めずに練習してみましょう。

3文字で踏む練習をする

2文字で踏めるようになったら、次は3文字で練習してみましょう。要領は上記と同様です。「タイプ」や「マイク」というように、韻を探してみましょう。

そしてその言葉をラップの中に入れていきます。

俺はバトルで本気になるタイプ

だからこそ握ってるこのマイク

このように3文字で韻が踏めるようになると十分にラッパーらしくなります。

文字数を増やして踏んでみる

2文字、3文字の韻が踏めるようになったら、文字数を増やして踏んでみましょう

4文字から7文字くらいで韻が踏めると、もう立派なライマーだと言えます。

  • 「最高」と「才能」
  • 「韻を踏め」と「一個上」
  • 「ボートレース」と「ソルトレーク」
  • 「東京都内」と「相当怖い」

このようにある程度文字数が伸びてくると、もう完全にラッパーです。

これを繰り返していると、「この言葉は、この言葉と踏めるんだ」というのが定着します。そうするとすぐに長い韻が出てきたり、即興で踏めるようになったりします。

筆者の場合は、日頃から韻を考えて、「これはいいな」と思ったら、自分だけがいるLINEグループにメモっています。

こうして少しずつ、自分の中に自分だけの韻が蓄積されて、唯一無二のライミングができるようになるわけです。

好きなラッパーのバースを完全コピーする

ここまで、韻を踏むための基本的な練習方法を解説しました。それを続けながらも、好きなラッパーのバースを完全コピーしてみましょう

おそらく誰でもひとつかふたつ、何度も見ているバトルの動画があるはずです。それを繰り返し見て、ラッパーと一緒にラップしてみましょう。

そうすると、「このように踏んでいるんだ」「こうしたらライミングって格好良くなるんだ」といったことに気づけるようになります。

誰をコピーするか、と考えると、やはり韻を踏むタイプがよいでしょう。バチスタや烈固、Rー指定やSAMあたりがおすすめです。

フリースタイルティーチャーで学ぶ

本気で韻を踏む練習がしたいなら、実際にプロに教わるのがおすすめです。特にフリースタイルティーチャーというABEMAのコンテンツは勉強になります

この番組は、プロのラッパーが芸人にラップを教え、その芸人同士でバトルをするのがテーマです。

もちろんラッパーが芸人に教えていることは、全て視聴者にも公開されています。実際、彼らに教わることで、ラップを知らない芸人たちはあっという間にバトルができるようになっています。

フリースタイルラップも韻を踏むことも、まだ誰かにコーチングしてもらえるほど普及していません。ギター教室やボーカル教室があっても、ラップを教えている場所はほぼないわけです。

だからこそフリースタイルティーチャーのような番組は貴重な学習の機会だといえるでしょう。

ABEMA  TVには、フリースタイルティーチャー以外にもKING OF KINGSや戦極や凱旋などの本動画が多数アップされています。ぜひこれらの動画もチェックしてみると、より楽しみながら韻を踏むことについて学習できるでしょう。

とにかく書き出す

もっと韻を踏むのが上手になりたいなら、とにかく書き出すことが大切です。なぜなら書き出さないと、韻が覚えられないから。

韻を見つけるのは、正直なところむずかしいものではありません。少し練習すれば、誰だってすぐにできるようになります。

問題はそれを覚えて自分のものにすること。韻は思いついた側からすぐに忘れてしまうので、書き出しておかないと覚えられません。

筆者ならLINEで自分しかいないグループを作り、そこにメモしています。

これを見返すことで、思いついた韻を自分のものにできます。

このように自分の中で記憶しておけば、たとえば相手が「数字だけ」と言ってきたとき、速攻で「勇気がねえ」「無理じゃね?」と言い返せるわけです。

これができるようになれば、バトルでも観客を沸かせられるようになるでしょう。

練習とともにおさえておきたい韻を踏むコツ

韻を踏むには、やはり練習が必要です。地道にチャレンジして、少しずつ韻が踏めるように努力しましょう。

とはいえ、がむしゃらに頑張るだけでは効率が悪いのも事実。より早く、よりハイレベルに韻を踏む技術を習得するため、以下のコツを覚えておきましょう。

  • 「芯」で踏む
  • 連打する
  • 造語で踏む
  • 母音で考える

これだけのことができていれば、韻を踏む力も相当にアップするはずです。

「芯」で踏む

韻を踏むときは、言葉の「芯」を意識しましょう。

プロのラッパーは、何もすべての言葉で一音ずつ完璧に韻を踏んでいるわけではありません。

例えば「ヒップホップシーン」と「新境地」は微妙に踏めていない部分があります。しかし、それでも「踏んでいる」と聞こえるのではないでしょうか?

筆者は勝手に、言葉には「ここさえ合っていれば踏んだことになる音が3つほどある」と考え、またそれを勝手に「芯」と表現しています。

聞こえ方としては、はっきり発音されている音のこと。ヒップホップシーンなら「ひ ほ し」です。

ヒップホップシーンと新境地の「芯」はどちらも「い お い」。だから、微妙に踏めていない部分があってもこれが一致しているので、踏んでいるように聞こえるという考えです。

「キングオブステージ」と「韻を踏め」(芯はい、お、え)

「アンダーグラウンドカルチャー」と「頭を出すな」(芯は、あ、あ、あ、あ、う、あ)

このようにはっきり発音されている音、つまり「芯」を基準にすれば、より長く、より独創的な韻が踏めるようになります。

連打する

韻を踏むなら、とにかく連打するのもよいでしょう。

昔と違って最近は、1つや2つ韻を踏んだくらいでは喜ばれなくなりました。

しかしたくさんの韻を連打すれば、「なんだかわからんがとにかくすごい」状態になって、観客が上がってくれることもあります。

例えば「プレッシャーもシュレッダーにかけてしまうプレイヤー」といった具合です。

もしいくつかの韻を思いついたなら、それを一文にぎゅっと凝縮してみましょう。そうすることで連打が成立し、超人的な技術を持っているように演出できます。

というよりもいくつかの韻をひとつの文章にまとめること自体が特別な技術だと言えます。

造語で踏む

どうしても韻が思いつかない時は、造語で踏むというテクニックもあります。要は勝手に言葉を作り出してしまうやり方です

例えばハードワーカーという言葉は実際にあります。これで踏もうと思ったとき、「ワードキャッチャー」や「ランドマーカー」など、存在しないけれど実際にありそうな言葉で踏むわけです。

この方法を使えば、いくらでも踏めるようになります。韻を踏むのは案外いい加減なもので、多少「何それ?」という単語が混ざっていたとしても、耳障りが良ければ成立してしまうもの。

さすがに誰も聞いたことがない、意味もまったくわからない単語ではいけませんが、ときには勝手に自分の作った言葉を使ってみるのもひとつの表現方法です。

母音で考える

韻を踏むときは、言葉をいったん母音に戻して考えてみましょう。たとえば、「氷点下」なら「お え ん あ」に戻します。

そして再び「お え ん あ」で踏める言葉を探しましょう。「応援歌」や「表現者」といった単語が出てきそうです。

韻を踏むのは結局、同じ母音の言葉をどれだけ上手に並べられるか、という話。だからこそ母音を中心に考えるのは、理に適った考え方だといえるでしょう。

言葉がうまく出てこないとき、一度母音に戻るのは基本中の基本です。


現役ラッパーが語る韻のスタイル「⚪︎節⚪︎踏」

韻の踏み方はさまざまありますが、筆者はそのスタイルを「⚪︎節⚪︎踏」という形で分類しています。

そしてラップではあまり注目されないものの、かなりカッコいい手法である「頭韻」、そして現役ラッパーを参考にした踏み方も、また別枠で捉えています。

これらのスタイルを落とし込むことで、かなり高度に韻を踏めるようになります。

  • 2節2踏
  • 2節3踏
  • 2節4踏
  • 4節4踏
  • 4節3踏
  • バチスタ式
  • FORK式

一覧にすると上記のとおりで、おおむね一番上が基本、最後のバチスタ式がもっともむずかしい(実現するのに時間がかかる)やり方です。

上から順番に見ていきましょう。

2節2踏

2節2踏は、2小節で二回韻を踏むスタイルです。

地面を揺らす地殻変動

自分で大人とか言うやつ、イカ臭ぇぞ

これは韻を踏むうえで基本中の基本となるスタイルです。

これならできそうだと感じる人も多いのではないでしょうか?

小さな大会や友達同士で遊ぶ中では、これができていればラッパーとして格好はつきます。

韻を踏むなら、まずはこのスタイルをしっかりと自分のものにしましょう。

2節3踏

2小節のうち、主に1小節目で2回、2小節目で1回、合計3回踏むスタイルです

大本命 才能ねぇ

即興は即興で返そうぜ

2節3踏は、ネタで仕込んだり、ストックを使ったりするだけならカンタンです。

問題は即興で踏む場合で、瞬時に3つの韻を考えてしかもそこそこ意味を通す必要があります。

「そんなことできるわけないだろう」と考える人もいるでしょう。しかし、実際にはやってできないことはありません。どうやって踏めばよいか考えてみましょう。

まず3つの韻を考えると言いましたが、1つは相手の言った言葉を置くだけでOK。つまり自分で考える韻は実質ふたつです

そして1小節目に関しては、もはや文章である必要もなく、ただの単語を並べるだけでOK。

心技体 新時代

という具合です。

キツいのが2小節目で、ここまで韻を記憶として保持し、しかもある程度文章にしなければいけません。これさえできるようになれば、だーひーのようにカッコいい返し方ができるようになります。

心技体 新時代

俺は俺自身を信じたい

これができれば、たとえば9forやMCリトルのようなカッコいい韻の踏み方になります。少したいへんですが、頑張って練習してみましょう。

2節4踏

2節4踏は、2小節に4つの文章を配置、なおかつ一回ずつ韻を踏むスタイルです

これはトーナメント 俺が総なめ

まずはOn the set ウソはノーだぜ

いわゆる韻を連打するやり方で、聴き心地がよく、そしてレベルの高さを感じさせます。

これは正直、普段から自分の中で書き出しておいて、条件が整ったときに出すのが現実的です。即興で2節4踏するのはかなりむずかしいでしょう。

MCバトルに対する考え方はさまざまで、必ずしも即興、つまりその場で思いついたものしか評価されないわけではありません。

うまく相手の言葉に意味をつなげて踏めば、たとえ用意していたものでも高く評価されます。他のラッパーと差をつけたいなら、即興では生まれづらい2節4踏の韻を普段から容易しておくとよいでしょう。

4節4踏

名前のとおり、4小節で一回ずつ韻を踏むスタイルです

都合のよいこと語りすぎ

右から左に挟み撃ち

俺のラップは当たりくじ

Wackはステージで晒し首

シンプルに4回韻を踏むので、かなり強いインパクトがあります。これがしっかりとキマれば、観客にも喜ばれるでしょう。

特にこれが即興でできたなら、相当盛り上がるはずです。ひとつは相手が言ってくれていると仮定して、実質自分で考える必要があるのは3つ。

ただし即興で一気に3つもひねり出すのは少し難しいかもしれません。実際には自分が普段から記憶している韻を組み合わせて踏むのが現実的です。

韻の数さえ揃えば、文章の構造が簡単でやりやすいのもポイント。ただしラップが単調になる、つまり「フロー」が損なわれてしまう点には注意しましょう。

4節3踏

4節3踏は、1〜2小節目で二度踏んで、4小節目でもう一度、合計三度踏むスタイルです。

俺は言葉のシンクタンク

イカしてる言葉ピックアップ

このままの調子で頂点を極めて

この手に掴み取るビッグキャッシュ

このやり方のすぐれている点はふたつ挙げられます。

  • 変化がついて、単調ではなくなる
  • スキルをしっかりとアピールできる
  • 最後に勢いよく畳み掛けられる

ただし注意したいのは、2小節目と4小節目の韻が柔らかいと、「踏んでいることに気づいてもらえない」という点。

たとえばバーコードとワンショットは横並びだと踏んでいますが2と4で離れると気付きづらくなります。

そうすると書き起こしでもしないと「すごい!」と思ってもらえません。

4節3踏する際は、できるだけ韻を固く踏むようにしましょう。

頭韻

韻と聞くと、「文章の最後のほうで踏むもの」だと思っている人も多いでしょう。いわゆる「脚韻」です。

しかし、文章の最初で踏む「頭韻」というのもあります。

FORKやSAMあたりが得意とする踏み方です。

頭韻のよいところは、そのさりげなさ。

FORKが「ここで踏みましたみたいなライムは下品だ、ビートに乗せるだけでいいんだ」と語りますが、頭で踏むとだいたいそのとおりになります。

脚韻は韻の踏み方の基本ですが、頭韻を使うだけで一気に「ラップ上級者」という感じが出ます。

即興でやっている場合のコツはできるだけ短い言葉で踏むように心がけること。

頭韻で踏むのがむずかしいのは、どうしても「ひとつ目の韻を出すと同時に、次の韻も考えなければいけない」点に挙げられます。

ここで「頂上決戦、教頭先生、情報統制…」などと長い韻を考えてはいけません。

カッコいいのは俺のほう

パッと見でわかるだろう

ハンドリングも俺のほうが上

レパートリーと語彙力も揃えてる

と、長くても4文字前後でまとめるようにしましょう。

ちなみに、最悪2文字でもそれなり格好はつきます。

はないんだよお前には

にマスクでもつけておけ

好きなようにフリースタイル

ブチ上げれるのは俺の方だぜ

FORK式

FORK式とは、「普通に話しているように韻を踏む」というやり方です。これは筆者が勝手に名前をつけました。

例えば、以下のような踏み方のことです。

シーンの熱は相当冷める

それが正義なら俺は抜いた刀をそっと収める

俺は浮かべてるぜ薄ら笑い

誰一人として4人目の器じゃないんだよ

ようNAIKA お前に足りないのはマナーだ

お前は群馬で何を学んだ?

FORK式のカッコイイところは、とにかくさりげないクールさがあるところ。そして「普通に話しているように聞こえて韻を踏んでいる」というギャップも評価されやすいポイント。

そして「器じゃない」と踏みつつも後ろに「んだよ」とつきますが、これが観客から悪く捉えられることはありません。末尾を気にしなくてもよいので、より幅広いライミングができるようになっています。

バチスタ式

高度な韻の踏み方として、「バチスタ式」と言うのがあります。これはバチスタというラッパーのバトルを見て、筆者が勝手に名付けました。

バチスタ式とは以下のように、「文章全体のうち、踏んでいないほうが多いような踏み方」を指します。

出発点から終着点

スーパープレーのさらに数段上

胡散臭ぇやつは銃殺刑

バースのレベルは小中学生

これは即興では絶対にできないので、基本的には仕込んだり、あるいは楽曲で使ったりします。

バチスタ式のよいところは、たとえ仕込みだろうがネタだろうが、やれば喜ばれる点にあります。

  • 何か知らんけどとにかくすごい
  • とにかく聴き心地がいい
  • ものすごく韻にこだわっているのが伝わってくる

このように思ってもらえるでしょう。

バチスタ式で韻を考えるときのコツは4つ。

  • まずは攻撃的な単語をひとつ決める(本人の例であれば「銃殺刑」)
  • 少しくらい踏めていなくても気にしない
  • 多少重複しても気にしない(出発点、終着点)
  • 意味もある程度通っていればよい

バチスタ式でもっとも大切なのは、とにかく単語を軸に連想していくこと。そして数を揃えるのが大事なので、多少アラがあってもかまいません

というよりもある程度妥協しないと、そもそも頭数が揃わないでしょう。

韻の数が出揃ったら、それをひとつの文章にしていくのですが、ここをどう繋げるかも大切です。バチスタ本人の動画を参考にするなどして、マスターしましょう。

バチスタ式は、筆者が知る限り最もむずかしい韻の踏み方です。まず思いつくのがたいへんで、さらにそれを記憶するのも一苦労。

リリック自体が長いので、途中でミスる可能性もあります。バチスタ式にチャレンジするのはライミングに慣れてからにしましょう。

まとめ

本記事では、韻の踏み方のコツや練習方法を解説しました。

韻を踏むこと自体は、誰にでもできます。特別な才能がなくても正しく訓練すれば誰でもできるようになるでしょう。

そして少し工夫すれば、それなりに高度でオリジナリティのある韻を踏めるようになります。

ただし、いきなり上手くはなりません。やはり地道な練習や研究が必要となるでしょう。

最初は、2文字3文字踏む程度でかまいません。そこから少しずつ、高度なライミングをマスターしていきましょう。

ただし韻を踏むだけでは、ラッパーとしては物足りません。やはりラップそのものを学ぶのも大事です。

そんな時はフリースタイルティーチャーを見たり、大規模なMCバトルの本動画を見て勉強するのがよいでしょう。

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