- 「フィリピンのセブ島で大麻は吸えるんだろうか?」
- 「合法なんだろうか?」
- 「最悪、射殺されると聞いたけれど本当なんだろうか?」
フィリピンのセブ島に行こうとしているなら、上記のような疑問を持っている人は多いでしょう。
たしかにセブ島では、違法ではありつつも当たり前のように大麻が出回っている様子です。
しかし、こと日本人がセブ島で大麻を吸うのは本当におすすめできません。
本記事では以下の点を解説します。
- フィリピン・セブ島で大麻を吸うことに対する罰則
- 最悪、殺される可能性について
- フィリピン・セブ島で大麻を吸うのがおすすめできない理由
渡航前にきちんと確認しておきましょう。
フィリピン・セブ島で大麻を吸うのは違法!罰則は?
前提として理解しておきたいのは、フィリピン・セブ島で大麻を吸うのは違法であること。
そして「所持」と「吸引」それぞれに、重い罰則が課せられています。
それぞれについて詳しく解説するので、参考にしてください。
フィリピン・セブ島における大麻所持の罰則一覧
フィリピン・セブ島で大麻を所持した場合の罰則は、以下のとおりです。
- 5グラム未満→禁固刑12〜20年・40万ペソ以下の罰金
- 5グラム以上10グラム未満→禁固刑20年・50万ペソ以下の罰金
- 10グラム以上:終身刑
なんとたったの10グラム所持しただけで、最悪終身刑になる可能性があります。
もちろんフィリピン人だけでなく、日本人でも同様の可能性がある点に注意してください。
フィリピンはセブ島に限らず、大麻や麻薬がいまだに広く使われている地域です。
しかし大麻の時点で違法であり、その罰則は諸外国と比較しても非常に重く設定されています。
ただし現実問題として、ホテルで大麻を楽しんでいて取締官が殴り込んでくる可能性は著しく低いでしょう。
とはいえ万が一所持が露見した場合のリスクについては、よく考えておかなければいけません。
参考文献:センシシード
フィリピン・セブ島における大麻吸引の罰則一覧
フィリピン・セブ島で大麻を吸引した場合の罰則は、以下のとおりです。
- 初犯:政府センターにおける更生期間6ヶ月以上(リハビリテーションの提供)
- 再犯:懲役6年〜12年および20万ペソ以下の罰金
わかりやすく言えば、初犯であれば罰ではなくリハビリで済むというわけです。
ただし更生期間が6ヶ月もあると、しばらくは日本に帰国できなくなります。
理由が理由なので、会社なら解雇、大学なら退学となるでしょう。
参考文献:センシシード
フィリピン・セブ島で大麻をすすめられても吸ってはいけない
トータルでいうと、フィリピン国内、特にセブ島で大麻を吸うのはおすすめできません。
やはり違法であり、逮捕された場合のリスクがかなり大きいからです。
よほどセブ島に慣れているならまだしも、初めて来た人がやっていいことではありません。
特に10g以上の所持で終身刑になる、なんてパターンだけは、絶対に避ける必要があります。
フィリピンで大麻を吸うと最悪殺される
フィリピンと大麻の関係性においてもっとも注意して欲しいのは、文字どおり最悪殺されるということです。
2016年、フィリピンにはドゥテルテ大統領による新しい政府が誕生しました。
ドゥテルテ大統領は大麻と麻薬の撲滅運動を実施、売人や常用者には、「殺す!」という姿勢で望んでいます。
その結果、なんと5,000人もの人々が射殺されました。
ドゥテルテ大統領は本気で殺しにきているのです。
恐れをなした関係者57万人が当局に出頭するなど、とんでもないパニックがありました。
もう5年前の話ではありますが、現在でも「射殺されない」と言える根拠はありません。
セブ島で大麻を吸っていたら、後ろから頭を撃ち抜かれない保証など何一つないのです。
シンプルに死にたくないなら、フィリピンやセブ島で大麻を吸わないでください。
参考文献:産経新聞ニュース
セブ島に行くくらいならCBDアイテムを楽しもう
というようにセブ島やフィリピン国内で大麻を吸うのは、かなりむずかしい部分があります。
あまりおすすめできるスポットではありません。
セブ島自体は、大麻がなくてもたいへん魅力的な観光地です。
その点を踏まえれば、わざわざマリファナを回す必要もないでしょう。
もし大麻成分を楽しみたいなら、CBDアイテムを入手すればよいだけです。
フィリピン同様、嗜好用大麻にはうるさい日本ですが、CBDアイテムだけは自由に吸えます。
つまり日本でも大麻成分を合法的に楽しむことが可能です。
CBDとは、ヘンプ(麻)に含まれている「カンナビノイド」の一種です。
正確には、カンナビジオールと言います。
最近ではCBDが、特別な体験を感じたり、健康や美容を追求するうえでものすごく役立つということで、注目されるようになりました。
CBDには、以下のような効果が期待されています。
- 痛みをおさえる
- ストレスを解消する
- 睡眠の質を高める
- 集中力を高める
- 炎症をおさえる
- 抗酸化作用
- 肌の健康をサポートする
- エンドカンナビノイドシステムの調子を整える
- リラックス
このようにCBDには、さまざまな効果が期待されています。
CBDアイテムはさまざまなものがありますが、「大麻を吸いたい」と思っていた人には、以下のアイテムをおすすめします。
CBDペン
CBDペンは、簡単に言えばCBDを吸引できる電子タバコのようなものです。
ただフタを開けて吸い込むだけでCBDを摂取できます。
しかも使い捨てで価格も安いので、誰でも気楽にチャレンジ可能です。
CBDを摂取するとなると、やはりヴェポライザーやらリキッドやら色々と準備するのは面倒です。
そんなことをしなくても、CBDペンならすぐに楽しめるわけです。
ヴェポライザーなどの準備が面倒なら、CBDペンからスタートしてみましょう。
CBDペンの魅力は、大麻と同じように煙で大麻成分を楽しめるところにあります。
これなら大麻がなくても、日本国内でチルタイムを堪能することが可能です。
おすすめのプロダクトは、AZTEC(アズテック)のCBDペン。
しっかりとした吸い心地と、マリファナの香りは大麻に限りなく近いという感想を抱かせます。
CBDクリスタル
本物の大麻よりもチル効果を味わいたいなら、CBDを結晶化させたCBDクリスタルがおすすめです。
CBD濃度がほぼ100%なので、大麻草よりもピュアなCBDを楽しめます。
CBDクリスタルは高価ですが、唯一AZTEC(アステカ)のものだけは、3,000円〜4,000円ほどで購入可能です。
ガッツリとキマりたい人は、CBDクリスタルをひとつ持っておきましょう。
使い方はマリファナと同じように、炙って吸い込むだけです。
CBDオイル
CBDオイルも、かなりおすすめできるアイテムです。
オーガニックな精油にCBDを混ぜ込んだだけのシンプルな製法であり、アイテムとしてはもっとも基本的な形。
ただ舐めるだけでCBDを摂取できるので、たいへん便利です。
おすすめは、roun(ラウン)のCBDオイル。
CBD濃度が30%と非常に高く、強烈なチル体験が期待できます。
オーガニックヘンプを使用しており、安全性も抜群。
特に女性からは高い人気を誇っており、大麻に憧れるなら1本は持っておきたいところです。
フィリピン・セブ島における大麻・マリファナがおすすめできない理由
フィリピンのセブ島では、大麻・マリファナが違法だと解説しました。
とはいえ、法律の目をかいくぐって喫煙することは、現地の状況を鑑みれば十分可能です。
だとしてもフィリピンのセブ島で大麻やマリファナを吸うのは、以下の理由からおすすめしません。
- 大麻の質が安定していない
- 偽物の大麻である可能性が高い
- 使い方がわからないと楽しみようがない
- やはり所持での逮捕が懸念される
いずれも気兼ねなく大麻を楽しむうえでは重要な問題ばかりです。
それぞれについて詳しく解説するので、参考にしてください。
大麻の質が安定していない
フィリピンのセブ島で大麻をおすすめしない最大の理由は、質が安定していないこと。
つまり単純にクオリティが低く、吸っても気持ちよくなれない可能性があります。
フィリピンは大麻が違法であるため、出回っているものはきちんと管理・栽培されたものではありません。
また混合種なども多く、THCやCBDの成分バランスも乱れていて、キマりづらい部分があります。
合法国なら、国や大麻栽培会社が適切に管理したものを入手することが可能です。
カナダなら政府が認めたディスペンサーで高品質の大麻を購入できますが、フィリピンの大麻はそれには到底およびません。
偽物の大麻である可能性が高い
フィリピンのセブ島で手に入る大麻は、偽物かもしれません。
やはり怪しい売人しかいないので、常に本物が売られているとは言えないのです。
「キマらない」ならまだしも、危険な成分が含まれている何かだった場合が問題。
セブ島で変な人から大麻を買わないようにしましょう。
使い方がわからないと楽しみようがない
フィリピンのセブ島で大麻を手に入れても、吸い方がわからないということが多々あります。
もし大麻があったとして、ジョイントやヴェポライザーがなければなんの意味もありません。
空き缶で吸うという方法もありますが、これはけっこう作るのがたいへんです。
色々と環境が整わないフィリピンのセブ島ではおすすめできません。
関連記事:ジョイントがないなら大麻吸引用の空き缶を作ろう!作り方と吸い方
やはり所持での逮捕が懸念される
やはり所持での逮捕が心配です。
フィリピン・セブ島で大麻を10グラム以上所持していたら、終身刑が課されるかもしれません。
そうでなくとも、10年単位の懲役が課せられる可能性はじゅうぶんあります。
この大きなリスクがある以上、やはりフィリピン・セブ島での大麻はおすすめできません。
フィリピンでは医療大麻の研究が進んでいる
嗜好目的の大麻には、かなり厳しいフィリピンですが、一方で医療大麻の研究が進んでいます。
現在では実用化がかなり現実的なところまで見えてきました。
2019年にはフィリピン国内で一部患者に対して医療用大麻の使用を許可する法案が通されています。
下院で通って上院で否決されましたが、もう一度審議され、まもなく可決される見込みです。
フィリピンの世論は医療用大麻の導入へと傾いており、そう遠くないうちに実用化されるでしょう。
嗜好目的の大麻に厳しい同国で医療用大麻が解禁されれば、日本の決定にも影響が及びそうです。
関連記事:医療大麻とは一体なんなのか? 秘められた効果を解説します
【補足】ミスユニバースのフィリピン代表女性は医療大麻を使っている
ちなみにミスユニバースのフィリピン代表女性は、医療大麻を使っています。
カトレオナ・グレイはインタビューで、医療大麻を使っている、そして支持していることを表明しています。
メディアに出ている人物がこのように言及しているのは、フィリピンでも大麻が少しずつ受け入れられていることの表れだと言えるでしょう。
フィリピンとセブ島と大麻に関するQandA
本記事ではフィリピンとセブ島で大麻を吸うことについて解説しました。
よほどセブ島に慣れていない限り、吸うべきではないことが理解できていれば問題ありません。
最後によくある質問に対してQandAの形式で解説します。
- フィリピンでないなら、どこで吸えばよい?
- フィリピンやセブ島って、大麻を吸ったら死刑では?
- フィリピンでは大麻所持で日本人が射殺されている?
それぞれについて詳しく解説するので、参考にしてください。
フィリピンやセブ島でないなら、どこで吸えばよい?
フィリピンやセブ島で大麻が吸うなら以下の国々がおすすめ。
- カナダ
- 米国(ワシントン・コロラド州など)
- オランダ(アムステルダム周辺)
- スペインetc…
もっともおすすめできるのはカナダです。
同国はウルグアイに次ぐ世界で2番目の合法国であり、全土で大麻を楽しめます。
所持量や年齢などのルールさえ守っていれば、何の引け目を感じることなく喫煙することが可能です。
そのほかも合法、ないしみなし合法なので、比較的自由に大麻を楽しめます。
ウルグアイは世界で最初の合法国ではありますが、単純に治安が悪いので、あまりおすすめできません。
関連記事:【マリファナ】海外旅行で大麻は吸える?合法国や入手方法を解説!
フィリピンやセブ島って、大麻を吸ったら死刑では?
フィリピンやセブ島で大麻を吸っても死刑にはなりません。
そもそも同国は2022年現在で死刑制度が廃止の状態となっています。
もっとも重い罪は終身刑です。
フィリピンでは大麻所持で日本人が射殺されている?
今のところフィリピンにおいて、大麻所持で日本人が射殺された情報は確認できません。
ドゥテルテ政権が撲滅運動に乗り出したころ、わざわざ目をつけられるような場所で大麻を裁いていた日本人は、おそらくいないでしょう。
現在は撲滅運動は落ち着いており、日本人が射殺される可能性はかなり低いはずです。
しかしながらフィリピンもドゥテルテ政権も、大麻にはかなり厳しい姿勢を取るので、いまだ命を狙われるケースは否定できません。
まとめ:フィリピンとセブ島では大麻は違法
フィリピンは大麻合法国ではありません。
セブ島も例外ではなく、そこで所持・使用することは違法となります。
実際、法の目をくぐって大麻を吸うケースもありますが、法律上は逮捕されてもおかしくはありません。
なんとなく「フィリピンって合法っぽい」と思っている人も多いでしょう。
実際は、むしろ諸外国より厳しく大麻を取り締まっている側面があります。
特に「10グラム以上の所持で終身刑」というのは、世界的にも類を見ない厳しさです。
基本的にフィリピンのセブ島で大麻を吸うのは、おすすめできません。
カナダやスペインなど、世界にはもっとフリーに大麻を楽しめる国があります。
わざわざフィリピンのセブ島におけるマリファナ体験にこだわる必要はないでしょう。