知ってのとおり、日本では大麻所持がものすごく厳しく規制されています。
持っているだけで懲役5年、栽培していたら懲役10年という罰の重さ。
さらに社会的な風当たりも強く、日本で大麻を吸うのはかなりムチャがあります。
そういう背景から、「海外旅行で大麻を吸いに行こう!」と思っている人も多いでしょう。
厳密に言うと「海外だから吸ってもよい」わけではないですが、やはり興味を押されらない人も多いはずです。
ただし海外旅行で大麻を吸うにしても、各国の大麻に対する合法性はさまざま。
今回は「大麻目的の旅行におけるおすすめの国」について、詳しく解説します。
<ざっくり言うと>
- とりあえずカナダかオランダ・ウルグアイに行こう
- アメリカの一部州でもよい
- ただし海外旅行でも、日本人が吸ったら違法は違法! 自己責任!
- 基本的にサッカーが強い国は大麻に寛容
- 日本でもCBDは吸えるのでおすすめ
大麻のおすすめ旅行先の「合法」はいろいろ
実は、旅行先としておすすめできる大麻の合法国はいくらでもあります。
ただし「合法」といっても、国によって事情が違うのです。
- 割とたくさん持っていても合法
- 少量なら合法
- 罰則がないので実質合法
- 非犯罪化しているので合法
というように、旅行先しだいでは、量によっては違法になったり、違法だけど罰則がなかったりと、すごくグレーな状況になっています。
本記事ではおすすめする旅行先が「大麻に対してどういう合法」なのか、きちんと解説するので、その上で旅行先を決めましょう。
大麻旅行なら!もっともおすすめの国と州4選
大麻を目的として旅行するなら、
- カナダ
- ウルグアイ
- 米国ワシントン・コロラド
- スペイン
のうち、いずれかがおすすめ。
それぞれについて詳しく解説するので、参考にしてください。
カナダは最もおすすめ! 大麻旅行ツアーも開催!
大麻目的での旅行先としてもっともおすすめできるのは、やはりカナダです。
カナダでは、2018年から、つまりとっくの昔に大麻が合法化されています。
マリファナや樹脂という形で、大人なら30gまで、所持することが可能です。
(いちいち30gかどうか測ることもないそうですが)
しかもカナダへの旅行者向けに大麻を体験するツアーまで開催されています。
(参考:産経新聞社)
また、カナダは大麻産業が発展していて、薬局にて良質なマリファナが割と簡単に手に入ります。
治安も良く親日国なので、大麻を目的として旅行においてもっともおすすめです。
ただし30g以上の大麻を所持すると違法になるので、注意してください。
それさえ理解しておけば、カナダではいくらでも大麻を楽しめると考えて問題ありません。
関連記事:【2021-2022年最新】ハワイでは大麻は合法?日本人は吸える
大麻旅行、と言えばウルグアイ
ウルグアイも、大麻目的の旅行でおすすめできる国です。
ウルグアイといえば、古くから大麻が合法として扱われている国で、世界で初めて「大麻フリー」になった経緯もあります。
南米は大麻に対してすごく寛容な傾向がありますが、その中でもウルグアイは特別です。
ウルグアイは政府が専門組織を立ち上げ、タバコや酒と同様に大麻を適切な量だけ流通させています。
使用者協会やドラッグストアを通じて、「月間で一人40gまで吸って良い」というルールです。
大麻を目的とした旅行なら月間40g吸わないので、一言で言えば余裕だと言えます。
さらにごく少数の大麻栽培も認められているので、現地の人から譲ってもらうことも可能。
ただしウルグアイは、やはり治安が気になるところです。
大麻を目的した旅行では、治安のよい国と比較すると、少しだけおすすめしづらい部類ではあります。
米国はワシントン州かコロラド州がおすすめ
最近では、米国でも大麻解禁の流れが強まっています。
現在はワシントン州やコロラド州が、大麻目的の旅行において大気なので、おすすめです。
ワシントン州は、21歳以上(20歳ではないので注意)の人は、27g程度まで大麻を所有できます。
さらに薬局で、普通に購入することが可能です。
コロラド州も、大麻目的の旅行でおすすめできます。
コロラド州では、旅行者もおよそ6gの大麻を購入することが可能です。
しかも、許可されたエリアであれば、薬局にて購入して喫煙できます。
ウォール・ストリートジャーナルによれば、「タバコより簡単に大麻を吸える旅行先」とのことです。
米国も、カナダと同じく大麻旅行ツアーがおこなわれるレベルになってきています。
日本に先立ってアメリカ・カナダでは、「大麻を吸うのが当たり前」という環境に変わりつつあるのです。
そういった背景から、大麻目当ての旅行なら、ワシントン州、コロラド州はおすすめ。
ただしアメリカでは、「州から一方でも出ると、別の州法が適用される」という特徴があります。
つまりうっかり合法州ではないミズーリ州で吸ったりしてはいけません。
スペイン
スペインは、ヨーロッパの中で大麻に対してかなり寛容な国です。
自宅やホテルなど、プライベートな場所に限って、大麻を所持・使用できます。
スペインの場合、いわゆる「大麻クラブ」で大麻を購入することが可能です。
一方で公共の場などで大麻を吸うのはおすすめできません。
ヘタすると600ユーロ以上(およそ74,000円)の罰金が課せられます。
要するに身内か一人で吸えば問題ないのであって、スペインは大麻目的の旅行においておすすめです。
【注意】旅行先でも、日本人が吸うのは違法!
というように、大麻を目的とした旅行でおすすめできる国はたくさんあります。
しかし注意して欲しいのは、日本人の場合、「海外で大麻を吸っても、日本の法律で罰せられる」ということです。
「海外で大麻を所持しても日本の法律は関係ないでしょ」と思っている人も多いでしょう。
しかし日本人の場合、海外で犯罪を犯しても、日本の法律で裁かれます(属地主義)。
つまりウルグアイだろうがオランダだろうが、日本人が大麻を所持するのは違法なのです。
大麻を目的とした旅行先はおすすめしましたが、吸うか吸わないか、自己責任で判断しましょう。
逆に日本では、CBDアイテムを使うことは可能です。
CBDアイテムは、大麻草に含まれている「カンナビジオール」だけを抽出したもの。
日本の法律で規制されているのTHC(テトラヒドロカンナビノール)なので、CBDを使うことはまったく問題ありません。
CBDでは、
- リラックスできる
- 不安をおさえる
- イライラを低減させる
- 眠りの質が向上する
- 集中力がアップする
- 食欲が増す
など、「チル系」の効果が期待できると言われています。
関連記事:CBDオイルとは何か?秘められた効果や入手方法まで、詳しく解説します
CBDアイテムでおすすめなのは、やはりCBDオイル。
これはただ舐めるだけで大麻成分を摂取できる、とても便利なアイテムなのでおすすめです。
さらに大麻に近いものなら、CBDペンもおすすめ。
これはマリファナのようにCBDを煙で吸えるアイテムです。
大麻目当てで旅行に行かなくても、CBDならたっぷりと日本で堪能できます。
ぜひとも試してみてください。
そもそも今は新型コロナウイルス騒動の関係もあります。
だとしたら海外へ行くよりも、日本でもCBDアイテムを使ったほうがよいいと言えるでしょう。
大麻旅行におすすめできる「見込み合法国」4選
先ほど、大麻目当てで旅行する場合のおすすめ旅行先について解説しました。
いろんなリスクを考えるなら、上記の国々へ行くのがもっともおすすめ。
しかし、大麻の旅行先として考えられる国は他にもあります。
オランダはずっと昔から合法国
オランダは、古くからずっと大麻が合法な国でした。
現在も大麻目的の旅行先としては、すごくおすすめできます。
特に首都アムステルダムには、コーヒーショップ…のテイで大麻を売っているディスペンサーがあります。
ここでは大麻を購入し、店内で喫煙することが可能です。
ただしオランダの大麻に対する法律は、かなりデリケート。
「所持も使用も認めないけれど、5g以下しか持っていないなら、起訴は猶予するよ」というスタンスです。
ただしスペイン全土で同じルール付けがされていない点には注意。
スペインは「自治体」という単位で、国土が分けられています。
マドリードやバルセロナもそうですね。
自治体によっては、もう少し大麻に対して厳しいルール付けがされているケースについて注意してください。
それさえ理解しておけば、スペインはおすすめできる旅行先だと言えます。
英国
英国は、ヨーロッパの中では、”ある程度”大麻に対して寛容な部類に入る国です。
英国では、はっきりと大麻の所持と使用が禁止されています。
しかし、「個人が少し大麻を持っている」くらいのことで、逮捕されるケースは少ないようです。
実際ロンドン市内では、「公共の場で普通に大麻を吸って楽しんでいる」とのこと。
要するに「違法は違法だけど、ちょっと大麻を吸っている人をいちいち逮捕しているほどイギリスの警察はヒマじゃない」というわけですね。
(参考:ニューズウィーク日本版)
筆者としては、すごい量の大麻を持ち運ぶとか、そういったことがない限りは、問題ないように感じます。
アルゼンチン
アルゼンチンも、大麻目的の旅行でおすすめできる国です。
アルゼンチンには、「個人で大麻を楽しむのが、事実上は合法」という環境。
アルゼンチンでは、最高裁判所が「成人しているのであれば、大麻を使っていても、人に迷惑がかからないのであれば罰はない」という判断を出したことがあります。
つまり「普通に大麻を吸うのはOK」という判決が出ていて、限りなく合法に近い状態です。
というか、「大麻所持を認めないのは憲法違反」とさえ言っている状況です。
おそらく、アルゼンチンで大麻を吸って、アルゼンチン警察に逮捕されることはないでしょう。
特に首都ブエノスアイレスでは、普通に大麻を吸っている若者がたくさんいます。
ただしアルゼンチンの場合は、少し治安に不安が残ります。
特に首都ブエノスアイレス周辺は凶悪な犯罪が多く、夜間・早朝での外出には注意が必要です。
チリ
南米のチリも、大麻目当てでの旅行においておすすめできる国です。
チリは、そもそも大麻の使用を合法だとしています。
そしてアルゼンチンと同様、「大麻によって処罰するのは違憲だ」ということで、大麻についてかなりフリーな状況です。
大麻目当てでチリに旅行して、大麻を吸って逮捕されるということは、まずないでしょう。
ただしアルゼンチン同様、治安という面で少し心配が残る部分があります。
チリも例外ではなく、日本人をターゲットにした犯罪被害も少なくありません(外務省渡航情報参照)。
大麻目当ての旅行ではおすすめできますが、治安の面からシンプルに「旅行先」としてはおすすめしづらい部分もあります。
まとめ
大麻目当てで、海外旅行へ行こうと考えている人も多いでしょう。
現在は新型コロナウイルス感染症騒動の関係で、すぐには実現できないかもしれません。
しかし本記事では紹介した国々は、大麻目当てでの旅行先として非常におすすめできます。
大麻に対する法律やルールづけは、国によって異なります。
カナダやスペインなどはれっきとした大麻合法国なので、特に大麻目当ての旅行先としておすすめです。
その他の国も、大麻についてはかなり寛容ではあります。
事実上合法という国も多く、そういった旅行先であれば、大麻で逮捕されることはまずないでしょう。
もちろん公共の場で大麻を吸って大騒ぎしていたなら、逮捕される可能性も出てきます。
しかし身内とホテルにこもって大麻を吸う、程度のことなら、おそらく問題ありません。
「何万人が大麻を吸っている状況で、どこの警察がいちいち一人ひとり逮捕するヒマがあるのか?」という話です。
ただし注意して欲しいのは、厳密に言えば「日本人は海外で大麻を所持したとしても、日本の法律で違法になる」ということです。
つまり、旅行先の法律でセーフでも、日本の法律ではアウトというわけですね。
色々と大麻目当ておすすめできる旅行先を紹介しましたが、こういった部分も踏まえ、自己責任で旅行を楽しんでください。
ただし、わざわざ海外へ行かなくても、日本では大麻成分CBDを楽しめるCBDアイテムが多数登場しています。
海外へ行く余裕がない人は、CBDアイテムを手軽に楽しむのがよいでしょう。