CBDを使うと依存症になる!? 重要な問題について徹底解説

「CBDには依存性があるのではないか?」

「薬物中毒になってしまうのでは?」

 

といった疑問は、本当によく聞かれます。

やはり「大麻」由来の成分なので、上記のような心配事は、どうしても浮かんでくるでしょう。

 

本記事では、CBDの依存性や、その他危険性について詳しく解説します。

本記事を読めば、CBDのリスクについては、ほとんど理解できるはずです。

ぜひ、参考としてください。

目次

CBDに依存性などの危険性はある?

依存性

まずはCBDの依存性や危険性について、論文や研究報告を引用しつつ、解説します。

依存性・中毒性について

結論から言えば、「依存性や中毒性がまったくないわけではないが、ものすごく低い」です。

CBDを摂取するからといって依存や中毒になることは、まず考えられません。

アルコールとの比較

CBDよりも、むしろアルコールの方が、依存性について懸念されます。

薬学者である「ジャック・ヘニングフィールド」は、マリファナとアルコールの依存性における相関を、以下のように示しています。

 

アルコールが持つ依存性の強さは、6段階中”4番目”

マリファナが持つ依存性の強さは、6段階中”6番目”

(引用:Is Marijuana Safer Than Alcohol

 

つまりマリファナは、アルコールよりも依存リスクが低いということです。

さらにこの研究は、THCを含んだ「マリファナ」と、アルコールが比較されたもの。

つまりTHCが含まれていないCBD製品の依存度は、さらに低いと考えられます。

 

むしろ「CBDがアルコール依存症を改善する」という研究すら出ています。

ニコチンとの比較

ニコチンとマリファナについても、先述したジャック・フェニングフィールドが、研究を終えています。

氏によれば、「ニコチンが持つ依存性の強さは6段階中1番目」です。

つまりCBDオイルは、ニコチンと比較して、圧倒的に依存リスクが低いと考えられます。

副作用はある?

結論から言えば、多少の副作用が出ることは考えられます。

ただしいずれにしても、その症状は、きわめて小規模なものです。

具体的な副作用としては、以下のようなものが挙げられます。

 

  • 眠くなる
  • 血圧が下がる(ことにともなう、軽いめまいや悪心)
  • 喉がかわく
  • 口元がかわく
  • 神経過敏

一見すれば、あたかも危険性が高いように感じられるかもしれません。

しかしWHOの報告などによれば、ほとんど副作用は起こらないか、起こったとしても軽度のものであるとされています。

 

また、アメリカでもCBDの副作用は、さほど重大視されていません。

「何を流通させるか」を決定しているFDA(アメリカ食品医薬品)が、CBD製品の流通を認めています。

 

したがって、「副作用はあるが、さほど心配しなくてよい」という理解が、もっとも適切でしょう。

とはいえ、過剰摂取は禁物

ただし、過剰摂取だけは危険です。

どんな物質や成分でも、過剰摂取すれば、人体に影響を及ぼす可能性があります。

砂糖でさえ、過剰摂取すれば、「けいれん」や「ひきつけ」を起こします。


CBDも例外ではありません。

異常な量のCBDを摂取すれば、有害となりえます。

ただし過剰と言えるほどのCBDを摂取するには、「CBDオイルの瓶を、一気飲みする」など、明らかに異常な行動が必要です。

 

したがって、常識的な範囲で摂取している限り、問題はありません。

CBDが安全である根拠

データ

上記のように、CBDは、きわめて安全性が高いものです。

それを証明する根拠となる論文や調査結果も、多数発表されています。

WHOによる調査結果

WHOは、CBDについて安全であるという調査結果を発表しています。

リンク先の調査結果を要約すると、

 

  • 乱用をもたらさない
  • 依存可能性がない
  • 副作用のリスクは低い

 

ということを報告するものです。

つまりCBDの安全性については、WHOも認めているということです。

(引用:CANNABIDIOL (CBD)Critical Review Report

その学会・機関による見解

日本においては、「臨床CBDオイル研究会」が、

 

  • 中毒性がない
  • 身体依存性がない
  • 致死量は存在しない

 

という研究結果を述べています。

 

(参考:臨床CBDオイル研究会

薬効成分について慎重な姿勢を見せる「WADA(世界アンチドーピング機関)も、CBDについては安全だと解釈しています。

WADAとしては「CBDの服用をドーピングとするか否か」を確かめたかったようです。

 

しかしそれを突き詰めるうちに、「CBDが人体に安全である」という事実が明らかになりました。

結果としてWADAは、CBDをドーピング対象から外しています。

(参考:WADA

医療大麻として使われている

また、医療大麻が使われているということも、遠回しにCBDの安全性を担保していると言えます。

2012年あたりから、医療大麻は、世界各国で徐々に使われるようになりました。

現在も着実に医療大麻が合法化され、日本もそうなるのではないかと考えられています。

医療大麻を合法化した国の医療現場では、「低いリスクで治療ができる」と評価されています。

 

あくまでも補足的な部分ではありますが、医療大麻として使われているという事実は、CBDが安全であると言える根拠として成り立つでしょう。

CBDは、日本で違法なのでは?

手錠

結論から言えば、完全に合法です。

現行の大麻取締法に、CBDを違法とする条文は存在しません。

大麻取締法で違法とされているのは、THC(が含まれたものを所持すること)です。

CBDは安全! どうすれば手に入る? 

カート

上記までの説明で、CBDが安全であるということは、理解できるはずです。

実際にCBDを使ってみたいという人もいるでしょう。

CBD製品は、以下のような方法で、簡単に入手できます。

ネットショップで簡単に手に入る

Amazonや楽天で、ありとあらゆる形態のCBD製品が手に入ります。

また、CBD製品固有のECサイトからでも購入が可能です。

実店舗で買う

日本においても、実店舗で購入することは可能です。

大都市にあるショッピングモールなどには、CBDを取り扱う店舗が入っています。

例として、「ルミネエスト新宿」に「Biople tokyo」という店舗があります。

美容用品を扱っている店舗ですが、CBD製品も並行して取り扱っています。

 

その他、「大麻堂」のような専門店も。

CBDを摂取する方法

産業用CBD製品の研究が進んだ結果、CBDを摂取する方法は、さまざま存在します。

リキッドを吸引する

CBDを摂取するうえで、もっともポピュラーな方法です。

VAPEやヴェポライザーといった吸引器具で、CBDリキッドを蒸留させます。

その煙を吸引することで、CBDが摂取できるというわけです。

 

喫味もよく、多くの人がこの方法でCBDを摂取しています。

「舌下に落とす」

「CBDオイル」を摂取する際に用いられる方法です。

 

舌の下には、「舌下静脈」という器官があります。

この器官は、成分を吸収する役割を持っているものです。

舌下動脈から吸収されたCBDは、最終的には毛細血管や脳血管へと運ばれていきます。

 

つまり舌下動脈にCBDオイルを落とし、CBDを摂取するというわけです。

また、この方法は、もっともスピーディーにCBDの効果を得られる方法として人気です。

ペースト状のものを経口摂取する

ペースト状のものを食べるだけでも、CBDは摂取できます。

ただしペースト状のCBD製品は、大麻草が持つ、独特なクセがあります。

したがって、料理に混ぜたり、他の液体とミックスするというかたちで、摂取されることが多いです。

カプセルで飲む

カプセルのものであれば、不快な味を感じることなくCBDが摂取できます。

ただし、カプセルを溶かす時間がかかります。

したがって、CBDの効果が得られるまで、多少時間はかかる方法です。

個人差はありますが、およそ2,3時間ほど掛かります。

飲料・お菓子として摂取する

すでにCBDを含んだジュースやクッキー、グミやチョコレートが、一般的に流通しています。

これらは一般的には、「エディブル」と呼ばれるものです。

 

これを食べるだけで、CBDを摂取できます。

基本的に味がよく、大麻草の独特な不味さは感じられません。

 

ただし消化には時間が掛かるので、即効性はありません。

一方で、もっとも効果時間が長いという特徴も持っています。

まとめ

CBDオイル

日本では常に心配され続けていますが、CBDは依存性をほとんど持っていません。

まったくないわけではありませんが、少なくともニコチンよりは依存性が低いと判断されています。

WHOやWADAなどが、「依存性は低い」という見解を示しているのも、安心材料と言えるでしょう。

依存症になるかもしれないという心配は、ほとんどないと考えて問題ないはずです。

 

依存性が低いにもかかわらず、CBDから得られる効果は、非常に大きなものです。

さらに現在では、安価かつ簡単に、CBD製品を入手できるようになっています。

ぜひ一度、CBD製品を試してみてはいかがでしょうか?

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