CBDアイテムや大麻のことを調べていると、かならず「テルペン」が登場します。
テルペンは、特にCBDアイテムを使ううえでは、とても重要な要素です。
テルペンが入っているのと入っていないのでは、CBDアイテム(大麻も)の効果は大きく異なります。
とはいえ、テルペンについて多くのことを知っている人は多くありません。
むしろ、「今初めて聞かされた人」のほうが、多いのではないでしょうか?
本記事ではテルペンの概要や効果、種類について解説しているので、ぜひ参考にしてください。
CBDアイテムに含まれているテルペンとは?
まずはテルペンが何なのか、しっかりとおさえておきましょう。
テルペンのことが理解できれいれば、よりCBDや大麻を楽しめるようになるはずです。
炭化水素の一種
テルペンは、イソプレインによって構成される炭化水素です。
と同時に、植物や昆虫類から生み出される生体物質でもあります。
少し難しく聞こえるかもしれませんが、要するに「自然界の生き物と植物に含まれている特別な成分」といったところです。
テルペンの種類は、現在では何十種類も存在することが確認されています。
そしてテルペンのもたらす影響は、人間にとって決して無視できないほど重要であることも、知られるようになりました。
後ほど詳しく解説しますが、テルペンはCBDやTHCの効果をグッと強めてくれるものとして注目されています。
古くからテルペンの存在は認知されていて、アロマテラピーなどで使われていた歴史も。
テルペンという言葉自体を聞いたことがない人も多いでしょうが、人間社会にとっては、意外にもありふれた存在です。
テルペンは、CBDの効果を引き出してくれる
テルペンが重要視されるのは、とにかくCBDと大麻の効果を強めてくれるからです。
CBDは、人間の体に対してさまざまな効果をもたらしてくれると言われています。
たとえば、
- リラックスできる
- 不安やイライラが軽減される
- 睡眠の質が向上する
- 寝付きが良くなる
- 集中力が高まるetc…
といった効果をもたらします。
いずれにしても、暮らしの中ではたいへん役立つ効果ですね。
しかし、CBDを摂取したからといってかならず上記のような効果が得られるわけではありません。
あらゆる成分や物質と同様で、うまく効果が得られないケースもあるのです。
特に大麻の場合は、あくまでも自然物なので、効果にばらつきがあって当然でしょう。
そしてCBDアイテムにせよ大麻にせよ、体調にも左右される部分あります。
しかし、テルペンはCBDの効果が発揮されるように、サポートしてくれます。
詳しくは後ほど解説しますが、CBDを脳へ届きやすくするなど、さまざまな形で助けてくれる成分です。
テルペンとCBDが合わさって何かの影響を生み出すことは、「アントラージュ効果」と呼ばれます。
そしてアントラージュ効果は、多種多様なテルペンとじゅうぶんな濃度のCBDがあってこそ生まれるものです。
つまりテルペンが入っている、いわゆるスペクトラムなアイテムでも、できるだけ多様なテルペンを含んでいるものがよいというわけですね。
理屈が理解しづらければ、とにかく「テルペンが入っていればCBDの効果が高くなる!」と考えておけばOKです。
関連記事:注目の大麻成分、「CBD」がもたらす驚くべき効果とは? 徹底的に解説します
大麻の味や香りにも関わっている
さまざまな効果をもたらしてくれるほか、大麻の味や香りにも、テルペンが関係しています。
テルペンの種類によって
- ハーブ系の香り
- フルーツ系の香り
- 土臭さ
などを醸し出します。
大麻草の匂いが独特なのは、こういったテルペンが持っている匂いにも関わっているわけですね。
もしかしたら、「これはテルペンの匂いがするから、アントラージュ効果が狙えるかも?」などと、判断できるようになるかもしれません。
テルペン入りおすすめCBDアイテム
上記までを読めば、「テルペン入りのCBDアイテムを選んだ方がよい」のは明らかでしょう。
やはり効果が正しく得られないCBDアイテムはつかまされたくないところです。
とはいえ、「何がテルペン入りで、どれを選べばいいのかわからない」人も多いでしょう。
何も予備知識がない状態だと、商品選びもたいへんです。
下記では、おすすめできるテルペン入りCBDアイテムについて解説するので、参考にしてください。
CBDfxテルペンオイルシリーズCBDリキッド
まず、CBDfxのCBDリキッドをおすすめします。
CBDリキッド専用のヴェポライザーを使用して、喫煙するものです。
おそらくテルペンを前面に押し出しているアイテムの中では、もっともポピュラーな存在。
ミルセンやβカリオフィレンなどが含まれており、テルペンも豊富。
かなり良好なアントラージュ効果が期待できるでしょう。
他の廉価なCBDアイテムと違い、明らかに次元が異なる体験を得られる期待があります。
ちなみにCBDfxは、世界でもっとも影響力が高いCBDアイテムメーカーです。
CBDfxグミなら、見かけたことがある人も多いのではないでしょうか?
有名なメーカーが作っていることを考えれば、効果と安全性といった面では信頼できるはずです。
CBD NATUuRテルペン
CBD NATuRテルペンも、おすすめできるCBDアイテムです。
クセのない香りと吸いごたえで、誰にでも楽しめます。
パンチ力もあり、「CBDを吸っている感覚」がガッツリと感じられるでしょう。
テルペン由来の独特な香りもあり、嗅覚的にも心地いい仕上がり。
そしてアントラージュ効果によって、リラックス気分や不安の軽減といった体験も期待できます。
そこに芳香な香りが乗ってくるので、かなり素晴らしいリラックスタイムが楽しめるでしょう。
大麻やCBDに役立つ、テルペンの種類
先ほども簡単に触れましたが、大麻やCBDにはさまざまなテルペンが関係しています。
下記では、主なテルペンについて解説するので、参考にしてください。
関連記事:医療大麻とは一体なんなのか? 秘められた効果を解説します
ミルセン
ミルセンは、大麻にもっとも多く含まれているテルペンとして知られています。
鎮痛やリラックス、精神安定の効果があり、合法国では医療薬としても使われている様子です。
ミルセンがあれば、一言で言えば大麻を脳へ届けやすいように、血液脳関門を通過しやすくしてくれます。
まるで人間に大麻を楽しませるために生まれてきたような効果があるテルペンです。
味については、バジルやタイムのようなハーブっぽい匂いを醸し出す形で影響しています。
ピネン
ピネンは、抗菌性や抗炎症性があり、あるいはぜんそくの原因となりうる気管支閉塞を改善したりします。
やはりピネンも、医療分野で活用されるようになるかもしれません。
もちろんCBDや大麻の使用時にも、アントラージュ効果を導く形で貢献してくれます。
ちなみにピネンは大麻のみに含まれているわけではなく、松油にも存在します。
また、昆虫界ではピネンを発してコミュニケーションが取られたりするので、ものすごく珍しいものではありません。
香りはローズマリーやバジルに近く、大麻の青臭い匂いを作る要素でもあります。
フムレン
大麻を含め、さまざまな植物に見られるテルペンです。
リラックス効果や落ち着きをもたらすことで知られており、Chill的な意味合いでは欠かせないテルペンだと言えるでしょう。
また、やや植物的な匂いと、スパイシーな香り上乗せします。
リナロール
大麻を含め、オレンジやグレープフルーツなどに含まれているテルペンです。
注目すべきはその効果で、不安やストレスを低減してくれます。
さらには抗うつ作用があると予測されている側面も。
そのうえ、皮膚に塗り込めば、肌質改善やニキビの除去などの効果があるとも言われています。
数あるテルペンの中でも、もっとも人間にとって効果的な存在だと言えるでしょう。
βカリオフィレン
βカリオフィレンは、大麻を初め、オレガノなどハーブライクな植物に含まれているテルペンです。
よって、香りもハーブ的なもので、やや刺激的な印象が受けられます。
βカリオフィレンは、胃腸のはたらきを助ける、あるいはダメージを軽減するものです。
植物を毒消しとして食べる風習がありますが、βカリオフィレンはそれを真実として裏付ける存在でもあります。
また、炎症や免疫不全を解決する可能性があると言われており、医療現場でも注目されるようになりました。
ユーカリプトール
ヨモギやバジリコ、ローズマリーなどに含まれているテルペンです。
マイナーな存在に感じられるかもしれませんが、食品添加物や化粧品で当たり前に使われています。
あくまでも研究段階ですが、精神的な圧迫感を改善し、集中力の上昇にも寄与しているのではないかと言われている、重要なテルペンです。
また抗炎症作用があり、気管支トラブルなどを改善する可能性が期待されています。
まとめ
CBDアイテムにとって、テルペンはきわめて重要な存在です。
テルペンが豊富なものであれば、CBDの効果もしっかり感じられるようになるでしょう。
特にフルスペクトラムと銘打たれているCBDアイテムは、素晴らしい効果が期待できます。
もしCBDアイテムを手に入れるなら、テルペンがあるか、あるいはフルスペクトラムか否かに注目してみるのがよいでしょう。
今使っているCBDアイテムで効果を得られないと感じているなら、少し他のものも試したものがよいかもしれません。