CBDの摂取に欠かせないベイプとは何か? 特徴や使い方を解説します

CBD(カンナビノイド)を摂取するということが、日本でも少しずつ広まりつつあります。

きわめて高い安全性と、他ではそうそう得られることのない効果が体感できるということで、注目を集めています。

今では、CBD関連製品を容易に入手できるような環境が出来上がりました。

 

CBDを摂取する方法として最もポピュラーなのが、「ベイプ」の使用です。

とはいえ、ベイプについて詳しく知らない人は、決して少なくありません。

 

本記事では、ベイプの概要や効果などについて、詳しく解説します。

目次

CBDを吸引するときに使う、「ベイプ」とは? 

ベイプは、CBDを摂取する上で、古くから広く用いられている「吸引器具」です。

基本的にCBDが含まれたリキッドオイル(CBDオイル)を気化させる仕組みになっています。

気化したCBDオイルを吸引する、というわけです。

基本的には、iQOSに代表される電子タバコのような見た目をしています。

デザインなどもさまざまで、それを楽しむ人も存在するくらいです。

 

また、タバコのように煙が発生します。

煙をくゆらせながら摂取することに満足感を覚える人も多いようです。

 

ベイプは、基本的に、4つのパーツで構成されています。

 

ひとつは、「アトマイザー」。

CBDオイルを気化させて、煙に変える、もっとも重要なパーツです。

電圧や温度をカスタマイズできるようになっており、調整次第でさまざまな喫味や効果が味わえます。

ただし、あまりにもアトマイザーを効かせすぎると、喫味が害されることもあります。

自分好みにアトマイザーを調整するには、多少は慣れが必要です。

 

ふたつ目は「バッテリー」。

言葉のとおり、電力を供給する部分です。

バッテリーの出力を上げると、煙が多く出るようになります。

つまり、効果や「ミスト感」を、より強く味わえるようになるわけです。

アトマイザーと同じくカスタマイズできるので、自分好みに調整可能です。

 

次に「カートリッジ」。

一言で言うならば、タバコのフィルターと同じ役割を果たすパーツです。

カートリッジにCBDオイルを送り込み、アトマイザーへと移動させます。

 

最後は「タンク」。

CBDオイルを蓄積しておく場所です。

大したパーツではないように聞こえますが、実はかなり重要です。

タンクは主に樹脂製とガラス製のものがあります。

樹脂製は丈夫ですが、CBDオイルの種類によっては腐敗してしまいます。

一方でガラス製のタンクは、腐敗することがほとんどありません。

ただ、非常に割れやすく、繊細な扱いが求められます。

ベイプのメリット

ベイプでCBDを摂取することには、以下のようなメリットが挙げられます。 

  • 摂取してすぐに効果を得られる
  • 煙が出るので、ある種の満足感を得られる
  • CBDオイル次第では、強い効果が得られる
  • 慣れてしまえば、手間がかからない
  • カスタマイズで、味や効果を変えられる

というようなメリットが、多くの愛好家を引き付けています。

特に効果が早く得られるという点は、他の摂取方法ではあり得ない点です。

ベイプのデメリット

一方で、「CBD効果の持続時間が短い」という点は、デメリットとして挙げられます。

おおむね1~2時間程度で、効果は切れてしまいます。

また、ベイプの使い方に慣れるまでは、少し使いづらいという声も少なくありません。

CBDでベイプを吸うときのコツ

よく、「ベイプでCBDを吸っても、効果が得られない」という悩みが語られます。

だとすると、以下のようなコツをおさえれば、より強く効果が得られます。

深く吸う

基本的な話ですが、煙を深く吸うというのが重要です。

ある程度しっかりと吸い込まないと、CBDの効果が得られません。

できれば5秒以上、吸い続けるようにしましょう。

煙たくて咳き込んでしまう場合は、バッテリーやアドマイザー出力を下げましょう。

煙の量が減り、深く吸い続けられるようになります。

CBDの量を調整する

よくあるのが、「CBDの量が少なすぎる」という原因。

CBDの効果が出るまでに必要な量は人それぞれなので、うまく調整しましょう。

また、濃度が高いCBDオイルを使うのもおすすめ。

いわゆる「フルスペクトラム」と呼ばれるものであれば、かなりの効果を得られるはずです。

ベイプでCBDを吸って、得られる効果とは?

ベイプでCBDを吸った際の効果は、おおむね以下に示すとおりです。

基本的にはCBDという成分そのものの効果が、直接表れます。 

  • リラックスする
  • 眠りが深くなる
  • 食欲が増す
  • 不安が薄れる
  • 眠くなる
  • 集中力が高くなる

特にリラックス効果は、はっきりと表れます。

気分転換や精神的なストレスがあるときは、たいへん役に立つでしょう。

集中力を高めるという部分は、仕事に取り組む上で効果的です。

 

ただし表れる効果には個人差があるので、注意してください。

ベイプでCBDを吸ったら、マリファナのような効果が生じるか?

CBDに対する疑問として、「マリファナのような効果が出るのか?」というものが、よく挙げられます。

結論から言えば、CBDをベイプで摂取しても、マリファナのような効果は出ません。

つまり「キマる」・「飛ぶ」・「ハイになる」ということは起こらない、というわけです。

 

理由は、THC(テトラヒドロカンナビノール)という成分が含まれていないところにあります。

マリファナそのものにはTHCが含まれており、これが「ハイになる」というような効果をもたらしています。

しかし、CBD製品には、当然のことながらTHCが含まれていません。

そしてCBDを摂取したからといって、「ハイになったり」、「キマったり」はしません。

THCが含まれていると、違法となってしまうから、徹底的に除去されます。

 

したがって、CBDを摂取しても、マリファナのような効果は発生しないというわけです。

危険な効果があるのかもしれないと危惧する人もいるでしょうが、全く心配ありません。

逆に「キメたい」と考えている場合、CBDを摂取しても意味がありません。

副作用について

冒頭でも述べたとおり、CBDはきわめて安全性の高い成分です。

とはいえ、何ひとつ危険がない、というわけではありません。

具体的には、以下のような副作用が起こる可能性を持っています。

  • 過敏症
  • 吐き気
  • 呼吸障害
  • 疲労感
  • 食欲の減退

その他、個人の体質によって、別な副作用が生じるかもしれません。

とはいえ、明らかに多すぎるCBDを摂取しない限り、重い副作用は起こりません。

おおむね、「ちょっと息苦しいな」「あまりご飯を食べたくないな」程度のもので済むでしょう。

 

そもそもCBDは、大量に摂取しないと副作用が出ない成分であるからです。

煙草で言う「ヘビースモーカー」のようなテンポで摂取しない限り、問題視されるようなレベルの副作用は出ないでしょう。

おすすめのベイプ

CBDオイルを試したいが、まだベイプは持っていないという人も多いでしょう。

下記では、おすすめできるベイプについて紹介します

Eleaf-elven

非常に優れたベイプです。

小型かつパワフルであり、CBDの効果も得られやすいです。

構造が簡単であり、初心者でも扱いやすい部類に入ります。

価格も税込2,800円と、かなり安価です。

Aspire-Rover 2 Kit

出力が高く、操作性に優れたベイプです。

丈夫に作られており、CBDオイル漏れや故障もそうそう起こりません。

より濃厚なCBDを摂取できるよう、うまく設計されています。

煙の量も比較的少なく、誰でも使いやすいベイプ。

デザイン性も優れており、楽しくCBDを摂取できます。

価格は税込9,200円とやや高めですが、それだけの価値を持っています。

その他吸引器具について

ちなみにベイプ以外にも、さまざまな吸引器具が存在します。

ベイプとよく比較されるのが「ヴェポライザー」。

リキッドオイルではなく、葉っぱ(シャグ)を気化させる吸引器具です。

 

また、マイナーではありますが、「ボング」と言う吸引器具が使われることもあります。

気化させたリキッドオイルを、水に通すタイプの吸引器具です。

水を通過することによって余計な物質がフィルタリングされます。

よって、喫味が向上したり、嫌な匂いをおさえられたりします。

 

ちなみに吸引器具を使わないという方法もあります。

リキッドオイルを直接舌の下に落とす、「舌下投与」というものです。

血管からCBDが吸収され、効果を得られるというわけです。

いちいち吸引器具をカスタマイズするのが面倒だ、という人に使われる方法です。

まとめ

ベイプは、CBDオイルを摂取する上で、ほぼ必須となるアイテムです。

CBDグミやクッキーなど、いわゆる「エディブル」が台頭する中、未だにベイプの人気は根強いです。

やや使いこなすのが難しく、手間もかかるのですが、それでもベイプは愛好者から重用されます。

 

今やCBDオイルを摂取することは、決しておかしな話ではなくなってきました。

効果や安全性の高さも、すでにエビデンスが取れています。

もしCBDオイルのもたらす効果に興味があるなら、ベイプを試してみるとよいでしょう。

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