初めてのMCバトル観戦、怖くない?楽しみ方や持ち物解説

  • MCバトルに初めて行くんだけど、なんだか怖い
  • どういうところ楽しめばよいのだろう?
  • 持ち物は何を持っていけばよいのだろう?

MCバトルを初めて見に行く人は、このような不安や疑問を感じるでしょう。

結論から言えば、MCバトルの観戦は決して怖いものではありません。

そして少しの工夫でより深く楽しむことが可能です。そこで本記事では以下2点について解説します。

  • 観戦の流れと楽しみ方
  • MCバトル観戦前にチェックしておきたい動画

初めてMCバトルを見に行く前に、ぜひお読みください。


目次

初めてのMCバトル観戦は何も怖くない!むしろ魅力満点

マイク

冒頭でも述べたとおり、初めてのMCバトル観戦だったとしても、何も怖がる必要はありません。

別に不良ばかりが集まるわけではなく、単にMCバトルが好きなヘッズだけが集まるだけだからです。

多少いかつい見た目の人がいることもあるでしょうが、だからといって何されるわけでもないので安心してください。

 

それより注目してほしいのは、MCバトルを生で観戦することにまつわるさまざまな魅力です。

  • 現場ならではの熱い空気感を体感できる
  • 大好きなMCと話したり、記念撮影したりできる
  • 「現場に行った」と自慢できる
  • サイファーに参加できることもある

YouTubeやAbema TVでは味わえない体験をたっぷり楽しめます。

それぞれについて詳しく解説するので、参考にしてください。

現場ならではの熱い空気感を体感できる

MCバトルに参加すれば生観戦ならではの熱い空気感を体感できます。

現場の熱気は動画で見るよりもはるかに激アツです。

パンチラインが飛び出せば、みんなが大きな歓声で盛り上がります。

YouTubeの場合はマイクが遠いので、音声が小さく聞こえるますが、実際はもっと大騒ぎしているものです。

現場でMCバトルを観戦すれば、YouTubeで見るより何倍も楽しく感じられるでしょう。

大好きなMCと話したり、記念撮影したりできる

大好きなMCと話したり、記念撮影したりできるのも、MCバトルの魅力。

だいたいのMCはバトルが終わったあとで、会場の出入り口で「物販」に立って、自分のCDやグッズを販売しています。

もちろんその際にファンであることを伝えられるし、MCによっては写真撮影にも応じてくれます。

ただしどこまで対応してくれるかは本人の性格次第。

写真撮影をイヤがる人もいたりするので、無理強いしてマナーの悪い人にならないように注意しましょう。

「現場に行った」と自慢できる

MCバトルを生で観戦すれば「現場に行ったんだ」と自慢できます。

もちろんそれで自分がすごい、えらいと思ってはいけません。

しかしベストバウトを目の当たりにしたり、あるいは人気のMCと話したりしたなら、周りから一目置かれるでしょう。

自慢するだけではなく、今度は一緒に行こうと仲間を誘ってあげればより楽しいはず。

サイファーに参加できることもある

かならずではありませんが、サイファーに参加できることもあります。

大会終了後、だいたい近所の公園や会場の駐車場などでサイファーが発生するものです。

そこでMCバトルの感想を語り合いながら、ラップを披露し合うチャンスも。

もしかしたら大会に出場していたMCが参加するかもしれません。

近くにいれば大好きなMCがラップを披露してくれるかも。

【補足】初めてのMCバトル観戦、持っていくものは何?

初めてのMCバトル観戦では、以下の持ち物を持っていきましょう。

  • チケット
  • 小さなバッグ
  • 飲み物(会場で買うと割高かもしれない)

正直、MCバトル観戦にたいした持ち物はありません。

最低限チケットさえ持っていくのを忘れていなければどうとでもなります。

ただ、人が多いことを踏まえると、大きなリュックなどよりは小さなバッグのほうがよいでしょう。

また飲み物はペットボトルのものを事前に買って持ち込むのがおすすめ。

会場によっては自販機で割高価格で販売されていることもあるからです。

初めてのMCバトル観戦の流れは?楽しみ方

現場

MCバトルに初めて参加する人へ向けてMCバトル観戦の楽しみ方を解説します。

といっても、さほどむずかしいことではありません。

あくまでもエンターテイメントなので、楽しみたい気持ちを大切にしましょう。

前日までに:有名なビートを聴きあさっておこう

初めてMCバトル観戦に出かける前に、有名なビートを聴きあさっておきましょう。

ビートとはMCバトルにおいて、DJが流すBGMのこと。

 

これは既存のHIPHOP楽曲からラップする声を抜き取った(インスト)音源です。

そして元々の楽曲が有名だったりすると、ビートが選ばれた瞬間に観客が大歓声を上げて喜んだりします。

 

YouTubeで「MCバトル ビート 有名」と検索すれば、大量に見つかるので一度探してみましょう。

そして自分が「これはかっこいい!」と思ったビートを、心にとどめておいてください。

そうすればいざそのビートが選ばれたとき、最高にアガれるはずです。

OPENからSTARTの時間の間に行こう

MCバトルを初めて見るとき、とりあえずOPENとSTARTの時間の間に行きましょう。

どの大会であっても、チケットには以下のように書かれているはずです。

 

  • OPEN 18:00(18時に会場が開いて、入れるようになる)
  • START 18:30(18時半からMCバトルそのものが始まる)

 

つまりOPENからSTARTの30分の間に入るのがベストです。

OPEN前に行っても待ちぼうけになってしまうので注意してください。

 

一応STARTから少し遅れても、さほど問題ありません。

最初は司会者によって諸注意があるので、すぐにMCバトルが始まるわけでもないからです。

とはいえせっかくのチケットなので、できれば遅刻せずに早めに行きましょう。

DJタイムやゲストアーティストのライブを楽しもう

MCバトルは、おそらく最初はDJタイムか、ゲストアーティストによるライブがおこなわれます。

いわゆる前座のようなもので、会場やオーディエンスのテンションを高めるための時間です。

DJタイムでは、DJ(ゆのだとか、PMXだとか)が盛り上がれるHIPHOPチューンを流してくれます。

MCバトルを観戦しよう

前座が終わったら、いよいよMCバトルが始まります。

ここからはYouTubeの動画などで見かける内容とさほど違いがありません。

MC同士の言っていることや歌い回しをじっくりと楽しみましょう。

そして自分が素直に「かっこいいな」と思ったほうに声を上げてください。

YouTubeなどでしか見たことない有名なラッパーたちが続々と出てくるはずです。この時間をたっぷりと楽しみましょう。

ライブを楽しもう

ベスト8かベスト4が出揃うと、勝ち残っているMCやゲストアーティストによるライブも開催されます。

ここから先は準々決勝・準決勝であり、今日一番カッコイイMCが決まる場面へと移ります。

その間に少しクールダウンするための時間です。

しかしMCたちにとってライブは、MCバトルよりも重要な時間。

彼らの本気が伝わるライブを楽しみましょう。

好きなMCの物販に行こう

MCバトルが終わったら、好きなMCの物販に行きましょう。

だいたいのケースで、自分のCDやグッズを売りに、ブースへ降りてくるはずです。

物販購入のほか、MCに対してファンであることを伝えたり、あるいは写真を撮影したりすることも可能。

MCバトルは観客との距離が近く、たとえば呂布カルマやAuthorityといったトップ層も平気で物販ブースにいます。

せっかくの機会なので、思いの丈をぶつけましょう。どんなMCでも、自分のグッズやCDを買ってくれた人にはやさしくしてくれるはずです。

Twitterを見て楽しもう

バトルが終わったら、Twitterで検索して余韻を楽しみましょう。

TwitterではMCバトルの結果や内容について、観戦した人たちが意見や感想述べているはず。

  • 「あのMCのこのフレーズが刺さった」
  • 「あの試合の判定結果には納得がいかないなあ」
  • 「⚪︎⚪︎、初めて見たけど格好良かった」

こういったコメントを見て、他の人たちが何を思っているのかチェックするのも楽しいものです。

初めてのMCバトル、どのイベントを見にいくのがよい?

ラッパー

初めてのMCバトルに参加するとき「どのイベントを見に行くのがよいのだろう」と思う人も多いはず。

結論から言うと、以下のうちどれかに行くのがよいでしょう。

  • 戦極MCBattle
  • UMB(ULTIMATE MC BATTLE)
  • KOK(KING OF KINGS)
  • 凱旋MCBattle
  • 小さなイベント

それぞれについて詳しく解説するので、参考にしてください。

戦極MCBattle

初めてのMCバトル観戦なら断然戦極MCBatltleがおすすめ。

人気のMCばかりが参戦するオールスター戦のようなもので、あなたが好きなMCもたくさん出場しているはず。

 

さまざまな下部大会を年中開催しているのもポイント。

U22だけの大会や、初心者でも出場できる小規模なトーナメント、誰でも飛び入り参加できる小さなイベントまで手広くやっています。

 

とにかくいつでも誰でも参加しやすいのがポイント。

とりあえず迷ったら戦極MC Battleを見て追えば間違いありません。


UMB(ULTIMATE MC BATTLE)

UMBは日本におけるMCバトルでもっとも大規模で権威のある大会として有名。

高校野球でいうところの甲子園大会に当たる存在です。

 

R-指定や晋平太、Authorityなどが優勝して全国に名前を売ったきっかけとして知っている人も多いでしょう。

各地方で予選をおこなって、都道府県代表となったMCたちが全国制覇をかけて激突します。

UMBには他の大会とは違う特別な雰囲気があります。スキルレベルの高さやレペゼンを背負う気持ち、初出場の無名MCが有名MCに下剋上をカマす瞬間…とにかく魅力的です。

 

開催は基本的に年末12月30日前後。MCバトルを見るならぜひ参加してほしいところです。

ちなみにUMB Choice is Yours、通称夏UMBもあります。こちらはネームバリューのあるMCたちが出場するのがポイント。ただし特別な雰囲気を味わえるのは年末に開催される冬UMBだという意見が大半です。

ちなみに7月ごろからは地方予選があるので、近所にあれば見に行くとよいでしょう。

KOK(KING OF KINGS)

KOKはUMBに並んで権威のある全国大会です。

地方予選と国内で行われる戦極MCBattleや凱旋MCBattleなどの優勝者を集めたオールスター戦。

 

GADOROや呂布カルマ、RAWAXXXなどのMCが優勝した大会といえばわかりやすいでしょうか?

本線出場枠はたったの16人、本当に選りすぐりのMCしか出場できない格調高いイベントです。

また他のMCバトル大会と異なり既存のビートを使わない(AREA AREAや禁断の惑星が流れることはない)のが面白いところ。聞いたことのないビートにMCたちがどう対応するのか、実物です。

 

東日本と西日本で予選を長期で開催しており、見に行く機会が多いのがポイント。地方大会なら割とすぐに見に行けます。

凱旋MCBattle

凱旋MCBattleは怨念JAPという人物によって開催される全国規模のトーナメント。

権威性としてはUMB、KOK、戦極、そして凱旋という順番です。

 

性質としては戦極MC Battleに近く、基本的にはお祭りのようなもの。基本的に有名なMCばかりが出場するので楽しみやすいでしょう。

凱旋MCBattleも下部大会を多数開催しているので、しょっちゅう参加するチャンスがあります。


予習しておこう!初めてMCバトルを見る前のおすすめ動画

MCバトルを見に行くなら、まずはMCバトル自体がどんなものかチェックしておきましょう。

  • UMB2019 GRAND CHAMPION SHIP決勝Authority VS 早雲、
  • UMB2014 GRAND CHAMPION SHIP 準決勝R-指定 VS GIL
  • 戦極MC Battle TK da 黒ぶちVS scooby J
  • 凱旋MC Battle東西選抜夏ノ陣2019.1回戦Authority VS CIMA
  • 戦極vs凱旋 MCBattle2021年ベスト8 がーどまん VS 呂布000カルマ

こういった昔のバトルを見ておけば、当日もより楽しくなるはずです。

最高にかっこいいバトルを見てテンションと期待値を高めていきましょう。

UMB2019 GRAND CHAMPION SHIP決勝Authority VS 早雲

バカ、ナマのほうがいいだろ

最初に見てほしいのが2019年UMB決勝のAuthority VS 早雲。

先ほど解説したMCバトルの頂点を決める試合です。

 

ツイストパーマがかかっているのがAuthorityで、彼はいわゆる「韻」と「リリカル」がかっこいいMC。

ニット帽をかぶっているのが早雲で、彼は渋いパンチラインが魅力です。

この二人の戦いは3年経ってもずっと名試合として語り継がれています。

関連記事:ラッパー・早雲のプロフィール・身長を解説!ベルと揉めた!?黄猿とは大丈夫?

UMB2014 GRAND CHAMPION SHIP 準決勝R-指定 VS GIL

ここで三連覇、KREVAを越したい!

CreepyNutsのR-指定(ポニーテールのほう)がまだ全国的に有名になる前のバトル。

彼はUMB2012,2013と連覇を果たし、2014も優勝すれば前人未到の3連覇を達成するという状況です。

 

そんな彼の前に立ち塞がったのが、戦極MCBattleなどでもおなじみのGILという男。

当時から「強すぎる」と言われていたR-指定とバチバチの試合を展開します。

相手の言葉尻を拾って殴り合うMCバトルの原始的な魅力をたっぷりと楽しめるはずです。

戦極MC Battle20章 TK da 黒ぶちVS Scooby J

思想と哲学の二丁拳銃

もう少し最近のバトルにも触れてみましょう。

初心者でも参加しやすい戦極MCBattle、TK da 黒ぶち(めがね)対Scooby J(ロン毛)の試合。

この試合をおすすめするのは、Scooby Jが「リリカル」という要素を完璧に説明してくれているからです。

 

MCバトルというのは、ただ相手をDISればよいわけではありません。

詩的でイカしてる「リリカル」なラップをするというのも、すごく大切です。

彼はMCBattleにおけるスタンスを、「思想と哲学の二丁拳銃」というパンチラインで表現。

このキーワードではGoogleで「思想」と打つとサジェストされるくらい有名になりました。

関連記事:ラッパー・Scooby Jのプロフィールとバトルについて!年齢や大学は?

凱旋MC Battle東西選抜夏ノ陣2019.1回戦Authority VS CIMA

シュパッ! 切れ味抜群

この試合では、Authority(パーマ)がライムを、CIMA(帽子)がバイブスを教えてくれます。

Authorityは1バース目と3バース目に注目。ここにMCバトルとラップのすべて詰まっています。

CIMAはずっと腹から声を出していて、とにかく熱い気持ちを感じさせてくれます。

どちらのMCからも、何か特別なものを感じられるはずです。

関連記事:R-指定越え?ラッパーAuthorityのプロフィールや音源を解説

戦極vs凱旋 MCBattle2021年ベスト8 がーどまん VS 呂布000カルマ

最下位やったら一回戦で負けてるわボケ!

MCバトルでは、ライムやフローが大切だと言われます。

しかしもっと大切なのは、ちゃんと会話が成立して、口喧嘩になっていること。

両方ともスキルが高いときは話が成立して、どっちの意見が正しいのかじっくり判断できます。

特にがーどまん(きのこ)と呂布000カルマ(サングラス)は、「YouTuberとラッパーの二足のわらじはアリかナシか」というテーマでもう3年くらいずっとケンカしています。

呂布000カルマは「お前はラッパーじゃない、YouTuberだ」と言えば、がーどまんは「お前だってYouTubeチャンネルやってるやんけ!」と言い返します。

すると呂布000カルマのほうは「俺 のYouTuberはただの遊び、お前とは違う」と言い返し、またがーどまんが「いや、それやったらお前もYouTuberやろ」と返して…という不毛な議論をもう3年くらい続けています。

こういったMC同士の因縁を追いかけるのも、MCバトルを見る楽しみのひとつです。

まとめ

DJプレイ

本記事ではMCバトルについて詳しく解説しました。

HIPHOPが大元にあるイベントなので怖いと思うかもしれません。

しかし最近は各種イベント主催者のおかげで、初心者でも気軽に参加できるようになっています。

正直、特にむずかしいことはありません。

少しでもラップが楽しみたいという思いがあるなら、ぜひMCバトルをチェックしてみましょう。

関連記事:Licaxxx(リカックス)はどんなDJ?年齢や学歴について解説(彼氏も)


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