晋平太の抱える病気「躁鬱」とは?アーティストが抱えがちなメンタル疾患について

  • 「晋平太、どうしてしまったんだろう?」
  • 「躁鬱って何なんだろう?」

このように思っている人は多いでしょう。

晋平太に関しては、現在、躁鬱病(双極性障害)をわずらい、闘病しながらMCバトルや音源制作に取り組んでいます。とても心配です。

そしてこの躁鬱病という病気は、かなり厄介なものです。

本記事では晋平太の状況や症状などに関して解説します。

晋平太のことが心配な人は、ぜひ読んでみてください。


目次

晋平太の状況

まず、晋平太の置かれている状況を整理しましょう

そもそも躁鬱病以前に、晋平太の周囲にはちょこちょことトラブルがあります。まずはその点をおさらいしましょう

漢 a.k.a GAMIとのトラブル

2016年ごろの話をすると、「漢 a.k.a GAMIとのトラブル」がありました。

漢 a.k.a GAMIは、UMBの主催者であるLibraという組織の一員でした。しかしLibra内での揉め事がきっかけで決別し、9sariグループを立ち上げます。

Libraには晋平太も関係しており、彼はUMBの司会を務めていました。その晋平太に対して、漢 a.k.a GAMIは「Libraを離れて、ウチに来てくれないか?」と誘います。そして晋平太もそれを了承しました。

しかし晋平太はLibraと関係を持ちながらUMBの司会も継続。それに対して漢 a.k.a GAMIが怒ってしまった、というわけです。

しかし2017年のフリースタイルダンジョン出演。5人勝ち抜き制のうち、2番目に漢 a.k.a GAMiが出てきて、バトルをきっかけに和解しました。現在ではそれなりに仲良くやっています。


T-Pablowとの揉め事

上述の2017年のフリースタイルダンジョン出演時の漢 a.k.a GAMIと対戦した直後、3人目モンスターとして登場したT-Pablowとも揉めてしまいました

バトル中晋平太がボディータッチをしたらしく、T-Pablowが激怒。二度胸ぐらを掴まれたり、マイクを通さない言い合いになったりと、揉めに揉めます。

現在もこれといった和解情報もなく、いまだに遺恨が残っているような感じがします。

がーどまんにブロックされる

近年(2023年)だと、がーどまんとも揉め事がありました。

https://twitter.com/mcgardman/status/1708224588990357809

簡単に経緯を話すと、

  1. 晋平太、がーどまん、ミメイ(ライマーズ)で大会に出場する
  2. チームとしての戦い方や、普段のお互いのイジりで気持ちがすれ違う
  3. 晋平太がTwitterでがーどまんに対して攻撃的なツイートをする
  4. その後晋平太が謝罪するが、がーどまんが仲直りを拒否する
  5. 今度は晋平太が怒ってしまい、LINE上での激しい口論になる

という経緯でした。

他にも、UMBの司会の進め方に関して、出場したMCから苦言を呈されたり、梵頭と揉めたり(プロレスっぽいけど)、とにかくトラブルが多いです。

なぜこういうことになるのかといえば、本人の気質もあるでしょうが、やはり公表している躁鬱病が関係しているでしょう。

これに関しては、呂布カルマいわく、「昔から躁鬱だろうなと言われていた」とのことです。

晋平太の抱える病気「躁鬱病」とは?

さて、晋平太の抱える「躁鬱病」とはどういう病気なのか知らない人も多いでしょう。簡単にいうと、以下の精神状態に入ることを交互に繰り返す精神疾患です。

  • 躁状態/とにかく活動的・攻撃的になる
  • 鬱状態/絶望的な気分になり何もできなくなる

こうなってしまう原因として、遺伝的要因や脳内物質バランスの悪さ、ストレス体験や生活リズムの崩壊などが挙げられます。

晋平太の場合、KOKや口喧嘩祭、UMBの司会など、プレッシャーがかかる案件をいくつも抱えていました。もしかしたら、頑張りすぎたのかもしれません

活動的、攻撃的、絶望的と言いましたが、こういうのは、誰にでもあるものです。日によって活発に動いたり、何かで落ち込んだりすることはあります。

しかしそれがあまりにも両極端であることが、この病気の厄介なところです。

躁状態と鬱状態がどういうものか、もう少し詳しく見てみましょう。

躁状態/とにかく活動的・攻撃的になる

躁状態では、とにかく活動的になります。活動的と一口に言っても、明らかに病的なものです。「なんでもできる」「絶対うまくいく」と決めつけて、自信過剰な行動を繰り返します。

さらに通常は必要な睡眠時間も確保せず、休むことなく連続して活動します。高揚感や万能感を強く感じ、リスクの高い行動や衝動的な決断をしてしまうことも。

また誰かに対して攻撃的になるのも、躁状態ならではの病だと言えるでしょう。

最近の晋平太の過激な行動は、だいたいこの躁状態のせいだと考えると納得できます。UMBの司会として出る一方目立ちすぎたり、がーどまんと喧嘩したりするのは、躁状態だったからではないでしょうか

ちなみに晋平太にも同じことが言えるかわかりませんが、以下のような症状も見られるそうです。

  • 夜中なのに人に電話をかけまくる
  • 異性に対して過激にアプローチする
  • 飲酒や喫煙、ドラッグなどをやめられなくなる
  • 金遣いが荒くなる

鬱状態/絶望的な気分になり何もできなくなる

躁鬱病のもう一つの面は、「鬱状態」があることです。

鬱状態にあるとき、強い絶望感や抑鬱感、無価値感、無力感などを感じるようになります。

普段の食事や洗濯、入浴すら億劫になり、仕事や人付き合いに対する興味を喪失します。

食欲が減退したり、眠りすぎるようになったり、集中力を欠いたりします。さらに自己嫌悪や希死念慮を感じることも。

このような状態は数週間から数ヶ月ほど続き、患者を大いに苦しめます。そして鬱の期間を抜けると、また躁状態に入って、異常なほど活発に行動し始めるわけですね。

治療について

残念ながら躁鬱病は完治しません。しかし、適切なケアを施すことにより、症状、つまり躁状態と鬱状態の期間を短く、同時に振れ幅を小さくすることは可能です。

その場合は気分安定剤、抗不安薬などが用いられます。また認知行動療法や家族療法など、カウンセリングの領域でおこなわれるアプローチが有効なことも。

しかし、それでもコントロールするのがむずかしいのが、この病気の怖いところです。結局のところ周囲のサポートを受けながら、根気よく向き合っていくしかありません。

晋平太の今後はどうなるか

現在の晋平太の様子を見ていると、とにかく心配です。あくまでも素人の意見ですが、年々、症状が悪化しているように見受けられます。

躁鬱病を告白する以前、つまり2019年前後は、まだ落ち着いているように見受けられました。

これは2016年、UMB群馬予選を制したNAIKA MCに対するインタビューです。躁でもないし鬱でもない、安定した精神状態に見えます。

もしかしたら軽い躁状態かもしれないし、鬱だけど無理やり頑張っているのかもしれません。

とはいえ、「テンションがぶち上がってむしろ大迷惑」というレベルではないです。

そしてそこから少しずつ、「晋平太の様子がおかしい」と感じられる機会が増えてきました。

以下は2021年、問題視されたUMB司会のようすです。

以下の動画では、ウイニングラップで「今日のアンタは一言多い」と指摘されています。

一方で、2023年のようすです。

<バトルの様子>

<呂布カルマの証言>

<Twitterでの様子>

これが躁状態の症状」と断言できるわけではないのですが、全体を通して過激な行動が増えているように見えます。

呂布カルマをはじめ多くのラッパーが心配していますし、ヘッズの間でも「どうしてしまったんだ」という声が上がっています。

特に心配なのが、躁状態で誰かを傷つけること。そして、鬱状態でさらに取り返しがつかなくなることです。躁状態が行きすぎた挙句、「迷惑」で済む話ではない何かをやらかしてしまうかもしれません。

そして鬱状態では、自分を傷つけたり、あるいは最悪の選択を選んだりする可能性があります。それが躁鬱病のもっとも恐ろしいところです。

まとめ:正しい治療とサポートが必要になる

https://twitter.com/shinpeita/status/1719326155323674999

本記事では、晋平太の置かれている状況に関して解説しました。

躁鬱病は厄介な病気です。躁状態のときには、周りが驚くほど活発に動き、鬱状態のときには深く落ち込みます。また、それを理解してくれる人はさほど多くありません。

ヘッズとしても心配になる部分があるでしょう。

 

ここから重要になるのが、正しい治療とサポートです。

晋平太自身がきちんと病院へ行き、お薬を飲み、カウンセリングを受け、ストレスのかからない場所に身を置くことです。そうするしかありません。

バトルで勝ったり、音源制作で成果を出したりとか、そんなのは何の意味もありません。むしろプレッシャーや批判が、さらに晋平太の精神状態を悪くします。

そしておそらく、俗世間と距離を置いたほうがよいでしょう。

躁鬱病に関して理解のない人たちが(理解ができないことにも理解ができますが)、晋平太のことを必要以上に批判してしまうからです。

躁鬱病という非常にむずかしい病気をみんなが理解するようにも、距離を置くほうがずっと簡単です。

 

また周囲からのサポートも必要になりそうです。

躁鬱病になると、自分で自分をコントロールできなくなったり、行動を客観視できなくなったりします。だから、「今、こういう状態だから、こうしたほうがよい」といったことを言ってくれる人が、どうしても必要なわけです。

いずれにせよ私たちができることといえば、「躁鬱病であることを踏まえ、晋平太に対して批判をしないこと」くらいしかありません。あとは病状がよくなって、MCバトルや音源でさらに活躍してくれることを祈りましょう。

関連記事▶︎MCバトルのラッパーは音源がダサいと言われるのはなぜ?


よかったらシェアしてね!
目次
閉じる