CBDオイルが持つ作用には、かなり大きな期待が寄せられています。
CBDには、さまざまな疾患や病気を改善できる可能性があるとされているからです。
特に「CBDオイルで、喘息は改善できるか?」という疑問は、よく聞かれます。
もし本当に改善する効果があるのなら、たいへん心強いでしょう。
本記事では、「CBDオイルが喘息を治せる可能性」について解説しています。
合わせてCBDオイルについても詳しく紹介しているので、ぜひ参考としください。
CBDオイルで、喘息を改善できるのか?
結論から言えば、改善できる可能性はあります。
実際にそのような報告も、数多く存在します。
アメリカの医学論文によれば、「CBDは気管支を拡大させ、喘息を改善へと導く」とのことです。
喘息とはつまり、「気管支が(主にアレルギー反応で)異常に収縮する」ということ。
だからこそ気管支を拡大させるCBDには、喘息に効果があると言えるわけです。
(参考:ASPECT)
また、「抗炎症作用」もあるのではないかとされています。
喘息患者は、(発作が起こっていなくても)喉に炎症を抱えています。
その炎症を、CBDオイルなら治療できる可能性が示唆されているのです。
これらの点については、「日本臨床カンナビノイド学会」の理事長・医師である「新垣実」氏も、共通した主張を述べています。
また新垣実氏によれば、「大麻取締法が施行される前の日本では、大麻草自体が、喘息の治療で使われていた」とのことです。
というように、喘息がCBDオイルで改善することを示唆する研究結果は、多数存在します。
とはいえいきなり「根本的に治療法」として運用するのは、少々難しいかもしれません。
しかし、少なくとも対処療法としては成立しうる、とは言えるでしょう。
喘息の対処療法としては、「メプチン」や「シムビコート」と行った薬が使われています。
しかしこれらは、副作用が懸念される「ステロイド系」の薬です。
CBDは人体に害を与える可能性がほとんどない(後述)ため、ステロイド系薬品よりも有用であるとも考えられます。
ステロイド系がもつ副作用の重大性を考えれば、喘息治療で使われる成分がCBDに取って代わるようになるかもしれません。
CBDオイルは安全?
いくら効果があるとはいえ、「CBDの安全なのか」という疑問の声は途絶えません。
なにせ大麻由来の成分なので、懸念が生まれるのは、ある意味で当然のことでしょう。
特に「依存性」については、かなり危険視されています。
しかし、CBDはきわめて安全な成分であるということがわかっています。
低い依存性
あらゆる成分の中で、CBDは依存性が低い部類に入ります。
CBDの依存性は、アルコールやニコチンのそれを、大きく下回っています。
また、睡眠薬は抗不安剤よりも低い依存性です。
はては、カフェインよりも依存リスクは低いということがわかっています。
また、WHOによれば、「大麻依存になる可能性は、まず考えられない」ということがわかっています。
「大麻由来である」というところから、依存性について心配するのは、無理もないことです。
しかし、CBDに依存性がないということは、あらゆる論文で語られています。
というかそもそも、「大麻草」自体に、重大な依存性は認められていません。
(参考:カンナビジオール事前調査報告書)
「安全だ」という声が上がっている
「CBDオイルが安全」という論文や調査結果は、すでに多数存在します。
つまり医学的な見地から安全であると、多方面から言われているわけです。
主だったところで言えば、上記したWHOをはじめ、
といった有力な団体が、なんら危険性はないという見解を示しています。
世界中からも安全であると言われていることは、大きな安心材料であると言えるでしょう。
過剰摂取には注意
ただし、念のため付け加えておくと、過剰摂取には注意が必要です。
CBDに限らず、どんな成分でも、過剰摂取すれば人体には有害です。
健康的なイメージのある「ビタミンC」にさえ、致死量は存在します。
しかしCBDの過剰摂取で人体に異変が起きるというのは、あまり現実的ではありません。
推奨されている何十倍という量を摂取しなければ、人体に異変は起こらないはずです。
つまり一般的な薬と一緒で、「用法、用量」を守っていれば、何の問題もありません。
CBDオイルで改善できる可能性がるのは、喘息だけではない
ちなみに喘息以外にも、CBDオイルで改善できる可能性のある疾患は、数多く存在します。
アトピー
喘息と同じ「アレルギー現象」である、アトピーにも有効であるとわかっています。
海外では、CBDオイルを塗って、アトピーが寛解したということが報告されています。
CBD研究について明るい「Grassroots」によれば、「アメリカでアトピーを治療する効果があると証明されている」とのことです。
また、「CBDオイルを塗る(一部は摂取)したら、アトピーが改善した」という評判も、多数存在します。
現在のアトピー治療で使われている薬品の多くは、やはり「ステロイド系」と呼ばれるものです。
アトピー治療の分野でも、ステロイドではなくCBDが用いられるようになるかもしれません。
癌
CBDオイルは、「癌にすら効果がある」とも言われています。
米国の医師、 Alex Jimenez氏によれば、CBDはさまざまな癌を治療できるとのことです。
米国テキサス州からは、(あくまでも個人の主張ではありますが)「悪性前立腺癌が治った」という事例も発生しています。
ただし、まだ実用段階には至っておらず、研究が進められているところです。
とはいえ、現在は「医療大麻」が急速に普及し始めている磁性です。
CBDオイルで癌治療をおこなう日は、そう遠くはないのかもしれません。
その他疾患
その他、200種類以上の重篤な疾患に対して、CBDは効果を示すと言われています。
「てんかん」や「皮膚炎」など、普遍的な疾患をはじめ、「ムコ多糖症」や「双極性障害」など重篤な疾患にも効果があるとされます。
喘息を治すには、CBDオイルを正しく使うことが重要
喘息がCBDを治しえる、ということは、上記で理解してもらえたと思います。
そこで重要なのは、「CBDオイル」を正しく使うことです。
正しい摂取方法
CBDオイルを摂取する方法は、3つあります。
ひとつ目は、とてもシンプルです。
CBDオイルを「飲む」ということ。
CBDオイルを口に垂らして、ただ飲み込むだけです。
一番面倒くさくない方法なので、多くの人がこのようなかたちで摂取しています。
ふたつ目は、「舌下に落とす」という方法。
舌の下には「成分を吸収する器官」があるので、そこにCBDオイルを垂らしましょう。
器官から吸収されたCBDオイルは、毛細血管へと移り、身体中へと広がっていきます。
花粉症の治療法で「舌の下に薬を垂らす」というものがあります。
その治療法と、まったく同じことやるというわけです。
最後は、「食べ物に混ぜる」ということ。
一見、まわりくどい方法に聞こえるかもしれません。
しかし食べ物に混ぜると、「CBDオイル独特の匂い・味を感じなくて済む」というメリットが生まれます。
大麻草の匂い・味というのは、人によってはなかなか不愉快なものです。
しかし料理に混ぜてしまえば、匂いも味もごまかせます。
摂取するタイミング
摂取するタイミングとしては、空腹時がおすすめです。
なぜなら空腹時は、もっともCBDを効率よく吸収できるから。
「空腹時に油物を食べると太る」
「胃が空っぽの状態でアルコールを摂取すると、悪酔いする」
というような説を聞いた(もしくは体験した)ことはないでしょうか。
これらは「人間は、空腹時に摂取したものを、より効率よく吸収する」というメカニズムから生まれるものです。
つまり空腹時にCBDオイルを摂取すれば、効率よくCBDの効果が得られるというわけです。
したがって摂取するタイミングとしては、空腹時が適切であると言えます。
ただしCBDオイルには、副作用ではなく「作用」として、「眠くなる」という効果があります。
したがって、運転前などの摂取は避けるべきでしょう。
正しい摂取量
CBDオイルについては、1日25mgが、一般的な摂取量とされています。
CBDオイルなら1滴、2滴というところです。
ただしCBDオイルの品質や、CBD含有量によっては、それよりも多い量で調整する必要があります。
幸いなことに、極端に多く摂取したとしても、人体には影響はありません。
よりよい効果が得られる分量を、探るとよいでしょう。
CBDオイルではなく、ヘンプオイルなら?
結論から言うと、ヘンプオイルには、CBDオイルほどの喘息治療は期待できないケースがあります。
理由は大きく分けて3つあります。
- ヘンプオイルには、CBDが含まれていないものもある
- 含まれていたとしても、少なすぎる懸念がある
- 「CBDオイルで喘息が改善した」という報告はあるが、ヘンプオイルにはそれがほとんどない
ヘンプオイルとは、大麻草の「種子」から作られたオイルです。
個体によっては、種子にはほとんどCBDが含まれていないこともあります。
だからヘンプオイルも、CBDが含まれていない可能性があるというわけですね。
わざわざヘンプオイルを使わずとも、CBDオイルのほうが、喘息治療には向いているでしょう。
まとめ
研究結果を参照にすれば、CBDオイルで喘息を治せる可能性は、じゅうぶんあると言えるでしょう。
また安全性についても、多くの機関が肯定的な見解を示しています。
ちなみにCBDオイルは、ECサイトなどで、簡単に入手可能です。
費用も2,000円から5,000円程度で、さほど高額でもありません。
もし喘息に悩むようであれば、CBDオイルの摂取を試してみてください。