最近になってものすごく注目されているCBD。
男女問わず、いろんな年齢層の人たちの間では大人気となっています。
しかしCBDについては、
- CBD濃度ってなに? 濃度が違うと何が起こるの?
- CBD濃度と含有量の違いって何?
- しかも「フルスペクトラム」とか「アイソレート」とか、よくわからない!
と、思っている人も多いでしょう。
専門用語が多すぎて、いったい何がなんなのかわからないですよね。
本記事では、
- CBD濃度や含有量の違い
- CBD濃度が違うと何が起こるのか
- 「フルスペクトラム」や「アイソレート」の言葉の意味
などについて解説します。
本記事を読めば、CBD関連の専門用語の意味がわかり、自分に合ったCBDアイテムを見つけられるようになるはずです。
そもそもCBD濃度とは? 含有量との違いは?
まずは、CBD濃度の定義と、含有量の違いについて解説します。
CBD濃度とは?計算方法は?
CBD濃度とは、「そのCBDアイテム含まれているCBDの割合」です。
CBDアイテムを見ると、「5%」とか「25%」とか、パーセンテージが書かれていますね。
それこそがCBD濃度です。
5%と書いてあるなら、その商品全体のうち5%がCBD、と言うことになります。
たとえば内容量10mlのCBDがあったとしましょう。
そこに1mlのCBDが入っているなら、「1ml÷10ml」なので、CBD濃度は10%ですね。
CBD濃度は、アイテムによって違います。
CBDの量が増えていけば、どんどんCBD濃度も高くなっています。
もし内容量10mlで5,000mgのCBDが入っているなら、CBD濃度は50%です。
とにかく「全体の何%がCBDなのか?」というのを示すのが、CBD濃度だと考えて間違いありません。
CBD濃度の違いで効果は変わる?
CBD濃度に違いがあるなら、もちろん効果にも違いが出てきます。
CBD濃度が低ければ、CBDの効果は少し弱まるでしょう。
しかしCBD濃度が高ければ高いほど、はっきりとした効果を得られます。
ちなみにCBDに期待できる効果は、おおむね以下のとおりです。
- リラックスできる
- 不安やイライラがやわらぐ
- 集中力が高まる
- 寝付きや目覚めがよくなる
- 睡眠の質が高まる
- エンドカンナビノイドシステムのはたらきが調整できる
- 美容効果がサポートされるetc…
CBD濃度の違いによって、上記の効果が大きく変わるわけですね。
極端な例で言うと、CBDワックス(結晶体)は、CBD濃度がほぼ99%となっています。
99%のCBD濃度なら、他のCBDアイテムとして効果の強さにははっきりとした違いがあるはずです。
含有量とは
よく「CBD濃度」と「含有量」の違いがわからない、という話が聞かれます。
含有量とは、わかりやすく言えば「そのCBDアイテムに入っているCBDの量」です。
単位はたいてい、「mg」で示されます。
たとえば内容量が10mlのCBDオイルがあったとしましょう。
そしてCBDが1ml含まれていたとします。
あとの9割は別の成分、ということですね。
うち、このCBDに含まれている1mlというのが、CBDの「含有量」です。
とにかく「そのCBDアイテムに含まれているCBDの量」が含有量となります。
どこからが高濃度?おすすめCBD濃度は何%?
「高濃度のCBDは欲しい! でもCBD濃度何%からが高濃度なんだろう?」と思っている人は多いでしょう。
結論から言うと、高濃度の定義は人それぞれで違います。
ただひとつの目安として、CBD濃度が10%以上なら高濃度だと言えるでしょう。
CBD濃度が10%以上なら、CBDに期待されるほとんどの効果を、じゅうぶん体感できるはずです。
低濃度のCBDアイテムと比較して、効果にはかなり大きな違いが出るでしょう。
高濃度を求めるなら、CBD濃度10%以上であることをチェックするべきです。
ただし「CBD濃度は高ければ高いほどよい」いうのは間違いです。
たとえば初心者の人がいきなり高濃度のCBDアイテムに手をつけたら、効果が強すぎて困るかもしれません。
初心者の人は、10%以上の高濃度なCBDアイテムは避けたほうがよいでしょう。
3%や5%くらいのCBDアイテムがおすすめです。
関連記事:大麻におけるTHCとCBDとはいったいなんなのか? 徹底解説します
CBD濃度が高いとキマれるの?
結論から言うとCBD濃度が高いものであれば、「キマる」ということもあるでしょう。
キマるといっても大麻のように、ものすごくハイになるとか、変なものが見えるとか、そういったことではありません。
ただCBDの効果が顕著に出ている状態を「キマる」と認識している人が多いはず。
そういう意味でならCBD濃度の違いしだいで「キマる」ということはじゅうぶんありえるでしょう。
筆者はCBDグミを熱心に食べていますが、日によっては以下のような効果を感じています。
- めちゃくちゃ集中力が上がる
- すごくリラックスできる
- 寝つきが良くなる
- 睡眠の質が高まる
- なぜか睡眠時間が短くなった
- 不安やイライラがおさえられる
これは人によっては「キマる」というように呼べるでしょう。
特に「集中力が上がる」というのは、じつにマリファナらしい影響です。
CBD濃度の違いによっては、同じような体験を得られるかもしれません。
「すべての効果がCBDによるものではないのでは?」という仮説を立てたこともありました。
たとえばCBDグミを食べる習慣と同時にフィットネスを始めたとしましょう。
すると、上記した効果はCBDではなくフィットネスによる効果である可能性が出てきます。
しかし筆者はCBDグミを食べ始める前と後で、特に習慣に違いを持ったわけではないのです。
だから今のところは、CBDグミで集中力が上がって、リラックスもできるようになったのだと感じています。
絶対にキマる! 効果が出るとまでは言いません。
ただ自分の経験から考えれば、その可能性が高いのでは、というようには強く感じています。
いずれにせよ個人差があるので、一度はCBDを試してみたほうがよいでしょう。
製法も大切!フルスペクトラム・ブロードスペクトラム・アイソレート
ここまででCBD濃度と含有量の違いについて理解してもらえたと思います。
しかしCBDのことを調べている中で、「フルスペクトラム」や「アイソレート」の横文字が出てきますよね。
そして、「それはいったい何のこと?」と思っている人も多いでしょう。
これらは「製法の違い」を表します。
- 「フルスペクトラム」と「ブロードスペクトラム」→大麻草から、CBDとともにすべての関連成分を抽出する製法
- アイソレート→大麻草からCBDだけを抽出する製法
大切なのは、「フルスペクトラム」と「ブロードスペクトラム」のほうが、同じCBD濃度でも効き目が高いということ。
両者には、CBD以外にも「テルペン」という成分群が含まれています。
テルペンはCBDの効果をより強めるものです。
テルペンとCBDが組み合わさって効果が強くなることは、「アントラージュ効果」と呼ばれます。
つまりフルスペクトラムやブロードスペクトラムなら、CBD濃度が同じでも高い効果が期待できるわけです。
製法の違いも重要なので、しっかりチェックしましょう。
関連記事:フルスペクトラムって違法じゃないの?ガッツリキマれる?
粗悪品に注意!
CBDアイテムを購入するとき、注目するポイントはCBD濃度の違いだけではありません。
粗悪品のCBDには、じゅうぶん注意しましょう。
残念ながらCBDアイテムの中には、いい加減な製法で作られたものが多数あります。
たとえば、
- CBD量がパッケージよりも少ない
- 製造方法がいい加減で、ゴミや虫の死骸が混ざっている
- THCなどの違法成分が混ざっている
といったCBDアイテムが、一定数存在するのです。
特に名前がまだ知られいないようなブランドにありがち。
こういったブランドのCBDアイテムは、避けなければいけません。
CBDアイテムを探すなら、CBD濃度の違いは当然重要です。
しかしできる限り、名前の通った有名なブランドから購入するようにしましょう。
CBD濃度と含有量との違いはOK!次はおすすめCBDアイテムを見つけよう
CBD濃度や含有量との違いについては、理解してもらえたでしょう。
しかしながら、
- 「どのブランドをチョイスすればよいかわからない」
- 「高濃度のCBDアイテムで、品質のよいものがわからない」
- 「初心者でも使えるCBD濃度のものをチョイスしたい」
- 「できるだけ高濃度のCBDアイテムが欲しい!」
と、思っている人も多いはずです。
本記事では、超高濃度・高濃度・初心者向けそれぞれにおすすめできるCBDリキッドを紹介します。
超高濃度|AZTEC(アステカ)CBDペン:CBD濃度55%
- アイスクリームケーキ
- クロニック
- RUNTZ(ぶどうとキャンディー風)
- スカイウォーカー・オージークッシュ(大麻風)
の、4種類が用意されています。
高濃度のCBDペン|AZTEC(アステカ)CBDペン:CBD濃度10%
高濃度のCBDリキッドなら、やはりAZTECのCBDペンがおすすめ。
AZTECは本当に誰もがお世話になるブランドなので、覚えておいて損はありません。
CBD濃度は10%なので、比較的高濃度だと言えるでしょう。
CBDに期待される効果は、一通り体感できるはずです。
いわゆる「フルスペクトラム製法」を採用しており、CBD以外にもテルペンと呼ばれる成分が含まれています。
テルペンによってCBDのはたらきがサポートされるので、さらに高い効果が期待できます。
値段は2,800円程度と、かなり手頃。
ぜひとも気軽に試してもらいたいCBDペンです。
初心者にはrounのCBDオイルがおすすめ!
CBD濃度の違いよりも使い方が大切! 効果を感じられる方法
CBD濃度の違いは、実際の効果を大きく変化させます。
しかし効果を決めるのは、CBD濃度の違いだけではありません。
CBDの効果は、使い方によっても違いが出てくるものです。
間違った吸い方をしていると、CBD濃度が高くても効果は感じづらくなります。
より高い効果を求めるなら、以下のような方法を試してみましょう。
リキッドやヴェポライザーなら爆煙は控える
CBD濃度の違いにかかわらず、リキッドやヴェポライザーなら、爆煙は控えましょう。
爆煙とはつまり、ヴェポライザーの煙出力を調整して、異常な量の煙を出すことですね。
しかし爆煙の場合、CBD濃度が高くても、効果に違いが出るかもしれません。
なぜならCBDは、高熱によって変質する性質を持っています。
その場合CBDはCBDではなくなってしまうので、効果も落ちてしまうわけです。
そして爆煙にするというのは、「CBDを高熱にする」という操作。
だから爆煙にすると、CBDの効果が落ちてしまうかもしれません。
リキッドとヴェポライザーを使うときは、あくまでもほどほどの出力におさえることを意識しましょう。
舌の下に垂らす
CBD濃度の違いよりも、「どこから摂取するか」というのも大切です。
そして「舌の下」というのは、CBDの効果を感じやすいポイント。
舌の下には、あらゆる成分を効率よく吸収する器官があります。
ここにCBDオイルなどを垂らすことで、高いCBDの効き目が期待されるわけです。
ちなみにCBDをどれくらいの吸収率で摂取できるか、使い方で変化します。
たくさん吸収できれば、もちろん効果は高くなるわけです。
各方法での吸収率は、以下のとおりです。
- 飲む→6〜15%
- 舌の下に垂らす→6〜20%
(参考:武内製薬)
つまりCBDオイルは、飲むよりも舌の下に垂らしたほうがよい、というわけですね。
CBDを飲むことに、おいしさを期待している人は少ないでしょう。
それなら、舌の下に垂らして、より強い効果を追求しましょう。
冷たい飲み物に混ぜる
CBDオイルなどを飲み物に混ぜるケースもあるでしょう。
飲み物の混ぜること自体は、問題ありません。
しかし温かい飲み物に混ぜるのはNGです。
なぜなら温かい飲み物に混ぜると、CBDが熱によって変質してしまうから。
そうするとCBD濃度の違いとは関係ないところで、CBDの効果が落ちてしまいます。
CBDを飲み物に混ぜるなら、コールドドリンクだけにしましょう。
鼻から吸い込む
完全に荒技ですが、「CBDパウダーなどを鼻から吸い込む」という方法もあります。
そして単純に効果の強さだけで考えれば、鼻から吸い込むのが最強です。
CBDを鼻から吸った場合の吸収効率は、なんと30〜50%!
たとえば飲む場合と比較して、5倍から10倍ほど吸収効率が高いわけです。
これなら多少のCBD濃度が低いものでも、段違いの効果を期待できるでしょう。
ただしパウダーを鼻から吸うというのは、けっこう苦しい作業です。
呼吸は乱れるし、くしゃみも出そうになるし、なかなかたいへんです。
「そんなことはどうでもいいから効果を体感したい!」という人にのみおすすめします。
【補足】CBDが体に行き渡るまで、どれくらいかかる?
CBD濃度の違いは、効果の違いに繋がることは理解してもらえたでしょう。
しかしCBDが体に行き渡るまで、つまり効果が出てくるまで、どれくらいかかるかはご存知でしょうか?
CBDは、たとえば舌の下に垂らした場合、早ければ15分から1時間くらいで、身体中に行き届きます。
つまり効果が出てくるのも15分から1時間後となるでしょう。
そのほかの摂取方法においては、以下のとおりです。
- CBDを喫煙する → 2分〜15分後
- 飲む → 30分〜90分後
- 舌の下に垂らす → 15分〜20分後
- 経皮摂取(塗る) → 15分〜30分後
「どのタイミングからCBDの効き目が欲しいか」というのは重要です。
しかし効果が現れるまでの時間を知っていれば、逆算して効き目が得られるタイミングを調整できます。
たとえばベッドに入る15分前に、CBDを「舌の下に垂らす」としましょう。
そうするとベッドに入ったあたりからCBDが効いてくるわけです。
そうすればCBDの安眠効果などを、より効率的に得られます。
まとめ
CBDアイテムの説明を見ると、
- CBD濃度:10%
- CBD含有量:1000mg
- フルスペクトラム仕様
などと、よくわからない専門用語が出てきます。
CBD濃度は、そのCBDアイテムの内容量に対し、CBD程度がどの割合で含まれているかを示すもの。
CBD含有量は、そのCBDアイテムに何mg CBDが含まれているかを示します(CBD濃度とはまた違います)。
そしてフルスペクトラムやアイソレートというのは、CBDの製法のことですね。
基本的にフルスペクトラムのほうが、効き目があると考えて問題ありません。
専門用語をわかった状態なら、より自分にフィトするCBDを見つけられるでしょう。
なお本記事では紹介した高濃度CBDアイテム以外にも、CBDワックスはおすすめです。
CBDワックスはCBD濃度がほぼ99%であり、効き目という部分ではもっとも信頼できます。
合わせてCBDワックスもチェックしておくとよいでしょう。
<参考文献>
Cannabidiol bioavailability after nasal and transdermal application