大麻を吸っている人には、さまざまな特徴が現れます。
使用直後などであれば、一目見るだけですぐにわかるはずです。
しかし本記事を読んでいる人の中には、
「周りの人間が、大麻を吸ってるかも?」
「吸ってる人の特徴って、どんなもの?」
という思いを抱えているでしょう。
本記事では、実際に大麻を吸った経験がある筆者が、「大麻を吸ってる人の特徴」について解説します。
本記事を読めば、「大麻を吸ってる人」は、すぐに見抜けるようになるはずです。
大麻を吸ってる人の特徴
「大麻を吸ってる人の特徴」について、詳しく知っている人はいないでしょう。
特徴は、
- 身体的なもの
- 精神的なもの
のふたつに分けられます。
身体的に現れる特徴
大麻を吸っていると、明らかに身体的な変化が訪れます。
具体的には、
- 目が赤い(大麻を吸うと、目が充血する。いわゆる「レッドアイ」)
- 目が合いづらい
- 気分が悪そうにしている(たまに大麻がうまく”キマらず、気分を悪くすることがある)
- よく眠る
- やたらと水を飲む
- 鼻が痒そうで、しょっちゅう掻く
- ものすごくご飯を食べる(「マンチー」という作用によるもの)
- 甘ったるい匂いがする
というような特徴が出てきます。
わかりやすいのは、「目が赤い」・「甘ったるい匂いがする」あたり。
生理的な反応であり、ごまかしが効きません。
精神的に現れる特徴
精神的な特徴の変化としては、以下のようなものが挙げられます。
- ハイテンションになる
- 被害妄想なことを言う
- 微妙に会話が噛み合わない
- 幸せそうにしている
- よく笑う
- 何かを心配している
どれだけ大麻が効いているかにもよりますが、大抵は上記のような特徴が出てきます。
わかりづらいのはやはり「ハイテンションになる」というところ。
明らかに普段とテンションが違うはずです。
常習者の特徴
常習者になると、上記のような特徴が、より顕著に出てきます。
しかし大麻自体、甚大な有害性を持っているわけではないので、一見するとさほ常習者としての異常性は感じられません。
ただ、日本においては「お金に困っている」という点が、常習者の特徴として挙げられるでしょう。
日本において大麻は高級品です。
常習者には、大麻を購入するための、多額の出費がともなっています。
もしお金に困っているようならば、相当な常習者であることが疑われるでしょう。
大麻に手を出す人の特徴とは?
上記が、大麻を吸ってる人の特徴です。
もうひとつ、大麻に「手を出す人」の特徴もおさえておきましょう。
ヒップホップカルチャーに明るい
もしヒップホップカルチャーに明るいなら、大麻を吸い出すかもしれません。
最近はヒップホップカルチャーが注目を浴びています。
中でも大流行しているのは、ラップで悪口を言い合う「MCバトル」。
MCバトルに出ている著名なラッパーたちは、ラップの中でそれとなく「大麻を吸っている」ことをほのめかします。
そして、ほとんどの場合、実際に吸っているはずです。
それが「格好いい!」と受け止められるのが、ヒップホップカルチャーの世界観です。
彼らの影響を受けて、安易に大麻へと手を出す可能性があります。
ちなみに筆者もラッパーとして活動しています。
そして筆者の周りには、大麻を吸っているラッパーはいくらでもいます。
精神的に弱い
また、精神的に弱いという人も、大麻を吸う可能性が高いと考えられます。
精神の弱さと大麻の使用率は、ある程度相関があるのです。
たとえば、
- 不安を抱えている→不安を解消したい
- 孤立するのが怖い→勧めを断れない
- ネガティブ→前向きな気分になりたい
- 落ち込みがある→気分や体調を上げたい
というような動機で、大麻を吸うようになるわけです。
上記のうち動機としてもっとも多いのは、やはり「周囲の人間関係を維持する」というところに関連したもの。
- 嫌われたくない
- 仲間外れにされたくない
- みんなと同じがよい
という心理は、大麻を始める精神的バリアを超えるようです。
異常に多忙である
異常に多忙な人も、大麻に手を出す傾向があります。
大麻を吸っていると、間違いなく多忙から来る疲れは緩和されます。
また、ストレスなどに対しても、かなり強力な解消手段であるはずです。
通常の休息や栄養剤などでは補えないレストを求めて、大麻に頼るというわけです。
芸能人が手を出すのも、多忙だからという見方もあります。
彼らは、過密スケジュールをこなさなければいけません。
そして彼らには、ある程度大麻を手に入れやすい環境、資金が揃っています。
だから大麻所持が原因で逮捕される例は後を絶たないのではないか、と予測されているわけです。
そもそも大麻は合法? それとも違法?
結論から言えば、日本において大麻は違法です。
大麻取締法という法律によって、禁止されています。
ただし大麻取締法によって違法だとされているのは、「大麻の所持※1」です。
つまり「大麻を吸う」ということは、違法ではありません。
また、大麻は違法でも、「CBD」は合法だったりします。
大麻には、「THC」と「CBD」という成分が存在します。
THCが入っている物体は違法です。
しかしCBDしか含まれていないのであれば、合法として扱われます。
つまり本来的には大麻取締法は、「THC入りのアサ」を規制しているというわけです。
このあたりの歪な法律構造も、大麻を吸ってる人が増える要因と考えられています。
※1:「栽培」も所持と見做され、この場合はより重罪となる。
大麻を吸ってる人には、どんなことが起こる?
大麻を吸うと、以下のような現象が起こります。
- ハイになる
- 何もかもが可笑しくなる
- 食欲が増す
- 時間や空間に対する認識が現実と相違する
- 熟睡する
- 世の中のものすべてが愛おしくなる
- 思慮深くなる
- 食べ物が美味しく感じる
- 飲み物をたくさん飲みたくなる
要するに先ほど挙げた「吸ってる人の特徴」が、効能として得られるというわけです。
ただし薬物中毒であったり、心身の不調が起こることは(バッドトリップ)を除いてほとんどありません。
大麻を吸ってる時期があった人の感想
大麻を吸っている人の感想としては、以下のようなものが挙げられます。
- 食べるものすべてが異常に美味しくなった
- 今は外国の街にいるのに、渋谷にいる感覚がする
- どんなにつまらないギャグでも大爆笑してしまう(小梅大夫で笑い転げるレベル)
- 格闘技を見ていて、自分が戦っているように錯覚する
- 大麻を吸ったその夜、死んだように眠って熟睡した
- コンビニに行くだけなのに、命を賭けた大冒険だと感じる
- セックスでの快感が尋常ではない
大麻の有害性、中毒性は微々たるものです。
しかしその説明が説得力をまるで失ってしまうほど、強烈で特別な体験が報告されています。
ただしあくまでも「大麻が作用しているタイミング」でのみ起こるものです。
効果が切れれば、また元の状態(シラフ)に戻ります。
しかしながら、先ほど解説した身体的な変化までは、すぐにはなくなりません。
大麻が合法な国はどこ?
大麻が合法とされている国は、意外にも多くあります。
<全土で合法とされている国>
- カナダ
- ウルグアイ
カナダは、解禁された2018年以降、インターネットで大麻を購入できるほど、寛容な状態になっています。
ウルグアイは世界で初めて大麻を合法と定めた国です。
ウルグアイはともかく、カナダはれっきとした先進国。
G20の一角であるカナダが大麻を解禁したということは、大麻の普及においてたいへん大きなイベントでした。
<一部の行政区域でのみ、合法とされている国(医療大麻のみ合法のケース含む)>
- 米国
- ドイツ
- 韓国
- フィンランド
- オランダ
- イスラエル
- ベルギー
- オーストリア
- イギリス
- スペイン
- チェコ
- チリ
- コロンビアetc…
各国での大麻の取り扱い方はさまざまです。
「大麻を吸えるのは、この場所だけだよ」としている場合もあれば、「個人で少しくらいなら持っていてもいいよ」としているケースも。
もし渡航して大麻を吸うのであれば、このあたりのバックグラウンドは理解しておきましょう。
まとめ
大麻を吸ってる人には、さまざまな変化が訪れます。
特に「目が赤くなる」、「甘ったるい匂いがする」あたりは、吸ってるか否かを判断するうえで大きなポイント。
他の特徴とも照らし合わせれば、たいていは判断がつけられるでしょう。
大麻の有害性、中毒性が低いとはいえ、日本では大麻は違法です。
その人が逮捕されることも問題ですが、自分が大麻に手を出してしまう可能性もあります。
果たして常に大麻を断り続けられるか、疑問の余地が残るでしょう。
もし大麻を吸ってる人の特徴を顕著に持つ人がいるならば、関わらないのがおすすめです。