大麻を吸った後、「だるい」・「疲れている感じがする」・「なんとなくぼーっとする」。
こういった症状に悩まされたことはないでしょうか?
まだ大麻成分が体内に残存しているのが原因で、いわゆる「大麻でのハングオーバー(二日酔い)」といったところです。
ハイになったり、楽しい気分になったりという現象はすっかり抜けており、あるのは不快感だけ。
ときには強烈な不快感をともなうケースもあります。
できることなら、ハングオーバーからはさっさと抜け出してしまいたいところ。
本記事では、大麻の二日酔いからすぐに脱出する方法を解説します。
今まさにハングオーバーしている人は、ぜひ参考にしてください。
海外旅行へ行って大麻を摂取する予定がある、というような人にも参考となるはずです。
大麻の二日酔いから抜けるには、汗をかくこと
大麻の二日酔いを解消するには、「汗をかく」のが最善です。
汗をかき続ければ、二日酔いは相当なスピード解消されます。
汗をかいて、大麻の二日酔いから抜ける方法
とはいえ、「とにかく汗をかけばよい」というわけではありません。
ハングオーバーから抜け出せるものと、そうではないものが存在します。
どうやら、①汗の量が多い ②体温が跳ね上がるという条件がそろっていないといけない様子。
以下のような方法で汗をかけば、早急にハングオーバーから脱出できるはずです。
サウナ
もっとも効果的なのは、サウナに入ることです。
だいたいのハングオーバーは、サウナに入るだけでなんとかなります。
サウナに入れば、いくらでも汗をかけます。
ハングオーバー対策に限った話ではありませんが、サウナから出たり入ったりするのと、よりよい効果が得られます。
<効果的なサウナの入り方>
- 水分補給をする
- 10分ほどサウナに入る
- サウナから出てクールダウンする
- もう一度サウナに入る
- 1から4を1セットとして、3,4回繰り返す
というような形であれば、より強い発汗作用が得られます。
冷やすのと温めることを繰り返すことには、代謝を大きく上げる効果があります。
デトックス排出やリンパの流れを改善する効果もあるので、非常に健康的です。
熱いお風呂に入る高温反復入浴
とはいえ、サウナに入れるケースは限られているでしょう。
だとすれば、「高温反復入浴」をおすすめします。
高温反復入浴は、半身浴の上位互換的な入浴方法です。
とても簡単な方法で、とんでもない勢いで汗を出せるようになります。
<高温反復入浴の正しいやり方>
- 水分補給する
- 40度から42度のお湯を張る
- 5分間、肩までお湯につかる(顔だけが出るくらい)
- 湯船から出て、5分間で体を冷やす
- もう一度5分間、肩までお湯につからう
- 1から5を3~4回繰り返す
これをやっていると、信じられないような汗が出てきます。
うまくやれば、サウナと同じくらいの汗を出すことも可能です。
ついでに、湯船から上がっている間に体や髪を洗っておくとよいでしょう。
運動する
お風呂もサウナも入れないのであれば、運動をするのがおすすめです。
ただし体温を上げるため、あるいは大量に発汗させるために、ある程度の強度は必要です。
- ある程度の速度でランニングする
- ウェイトトレーニング
- 高負荷のエクササイズをする
などが考えられます。
しかし運動ができてお風呂やサウナには入れない、という状況は、少々考えづらい部分もあります。
が、大麻を吸っていると、運動強度が高められるという部分もあります。
なぜなら大麻には、運動で生じる痛みを軽減してくれるからです。
そもそも大麻には鎮痛作用があり、医療現場でもそのように活用されています。
よって運動で苦痛を感じづらく、普段よりも強度の高いワークができるということ。
ハングオーバーから脱するついで、ガッツリと運動するのもよいでしょう。
水分補給をしよう
汗をかくためには、当たり前ですが水分補給が重要です。
じゅうぶんな水分を摂取していなければ、汗は出てきません。
そしてカンナビノイドを排出するなら、相当な量が必要です。
「汗をかいては、また水分補給する」というサイクルを繰り返すことで、続々とカンナビノイドが代謝されていきます。
補給するのは水でもかまいませんが、できればアクエリアスなどのスポーツドリンクが望ましいのは言うまでもありません。
また経口補水液があれば、ぜひとも積極的に飲みたいところです。
なんで汗をかくのがいいのか?
「なんで汗をかいたら大麻が抜けるのか?」という疑問を持っている人もいるでしょう。
理由は、代謝が起こるというところにあります。
知ってのとおり、「ハイになる」「楽しくなる」という効能は、大麻に含まれているカンナビノイドが原因です。
そしてカンナビノイドは、発汗する際、血中から汗腺へ移動して、汗として体の外へ排出されます。
つまり汗をかけばかくほど、カンナビノイドが外へ逃げていきます。
したがって汗をかくと、大麻の二日酔いが改善されるというわけです。
人間の体は、放っておいても汗をかくようになっているが、それでは足りません。
だから意図的に汗をかこうとするのが重要なわけです。
あまりよいことではないが、ドーピングをやっているアスリートは、この方法を悪用しています。
彼らは薬物検査をクリアするために、水を飲んで禁止されている成分を排出しています。
それくらい汗をかくというのは、成分の新陳代謝において有効であるというわけですう。
汗をかいて、大麻を抜くときの注意点
ただし、汗をかいてカンナノイドを抜く場合には、注意点もあります。
「まだ大麻の効能が抜けきっていない」ことに注意しましょう。
特にサウナや高温反復入浴しているとき、精神作用によってなんらかの事故が起こる可能性があります。
運動も同様で、平衡感覚などが正常に機能していない可能性も。
あくまでも大麻で精神作用を得ている状態であることには、注意してください。
また、水は「どれだけ飲むんだ」というぐらい飲むことをおすすめします。
上記で解説した方法は、いずれも簡単に脱水症状を起こす可能性があるものです。
しかも水分不足を、大麻の影響で正常に判断できていないケースもあり、「思っているよりも水が不足している」という状態になりがちです。
「もういらない」と思っていても、たっぷりと水分補給しましょう。
わざわざ上記で水分補給のことを書いているのは、こういった背景があるから。
自分はシラフだと決め付けて、危なっかしいことはしないようにしたいところです。
大麻を吸っていることは、見る人が見ればわかる
大麻を吸っている場合、外見や行動に大きな変化が現れます。
それで「あ、こいつ大麻吸ってるな」と思われることは少ないでしょう。
ただし大麻を吸っていることで、不審なように映る可能性はあります。
もちろんハングオーバー状態でも、下記のような変化は起こり得ます。
<大麻を吸っている人に現れる変化>
- 頻繁に鼻をすする
- ろれつが回らない
- やたらと水を飲む
- 目線が合わない
- 目が赤くなる(レッドアイ)
- 花のような、甘ったるい匂いがする
- 気持ち悪そうにしている
- 同じような話を繰り返す
- なぜかニヤニヤしている
- 被害妄想になっている
というように大麻を吸っていると、さまざまな変化があります。
これだけの変化があると、大麻を吸っていない人からすれば、明らかに普通ではないように見えるでしょう。
医療関係者や大麻使用者が見れば、一発で大麻を吸っていると見抜けるレベル。
こういった変化が残らないよう、しっかりとハングオーバーを抜け出したいところです。
参考記事:大麻を吸ってる人の特徴とは? 見分けるポイントを解説
汗をかいてなんとかするって、大麻って危なくない?
というように大麻には、厄介なハングオーバーが存在します。
そして「体がだるい」「平衡感覚を失う」「ぼーっとする」というような話を聞くと、危ないもののように聞こえるかしれません。
しかしそれ以上に重大は副作用が起こることはほとんどありません。
せいぜいが「酒を飲んで二日酔いした」ときのレベルと同じです。
その他「後遺症」や「依存性」についても心配される声が聞かれるので、以下で解説します。
後遺症について
結論から言えば、大麻には後遺症があります。
恒常的に多くの大麻を摂取した場合、「離脱症状」のようなものが出るケースも。
離脱症状が出ている間は、禁煙を始めたときのような、渇望・眠気・だるさなどが生じます。
ただし大麻の離脱症状は、2,3日程度でおさまるものです。
アルコール依存症やニコチン依存症などと比較すれば、その期間は相当短い部類に入ります。
大麻を吸ううえで、離脱症状について心配する必要はほとんどないというわけです。
また、大麻で後遺症が出るのは、よほど大量に摂取している場合に限ります。
毎日吸っているとか、異常な本数のジョイントを吸うとか、そういったケースでしか起こりません。
つまり試しに吸ってみたとか、海外旅行で体験してみたというレベルであれば、問題はないわけです。
依存性がないのは嘘?
結論から言うと、大麻に依存性がないのは「嘘」です。
ただし大麻の依存性は、きわめて低い部類です。
依存症などのリスクは、相当低い考えて問題ありません。
大麻の依存性は、アルコールや医薬品にも劣る部類です。
詳しくは、大麻は有害なものなのか? ここで完璧に理解しておこう を参照にしてください。
まとめ
大麻を吸った翌朝は、ハングオーバーによってなんとも言えない不快感が残る場合もあります。
横になっていれば勝手に抜けていくのですが、「今日は予定がある」というケースもあるでしょう。
もしハングオーバーから早く脱出する必要があれば、本記事で紹介した方法を試してみてください。
おそらく「高温反復入浴」が、もっともお手軽でしょう。
ただし、脱水症状や事故だけには、気をつけてください。