最近流行りなHip-Hopの歴史を紐解く! なぜ大麻と関わりが?

本ブログでも何度か触れていますが、2015年あたりから、Hip-Hopは日本において相当な盛り上がりを見せています。

今では大人から子供まで、多くの人がなんらかの形でHip-Hopに触れ合っています。

中には小学生のころからTOKONA-Xに首っ丈、というケースも。

 

とはいえ、

「Hip-Hopの成り立ちを知らないから、理解しておきたい」

「そもそもどこから始まって、どういう歴史がある文化なの?」

「なんでHip-Hopと大麻はつながっているのか」

 

というように考えている人も多いでしょう。

本記事ではHip-Hopの歴史と、大麻とのかかわりについて解説します。

目次

そもそもHip-Hopという言葉の意味は?

hip hop

まずはHip-Hopという言葉の意味を、おさらいしておきましょう。

Hip-Hopには、ふたつの意味があります。

 

ひとつは後述するSouth Bronks発祥の文化を総称するもの。

そしてもうひとつは、ラップを用いた楽曲ジャンルを示すもの。

 

Hip-Hopと言えばラップと思う人も多いかもしれませんが、かならずしもそうではありません。

本来の意味を辿るなら、Hip-Hopは総合的な文化です。

Hip-hopの歴史①:文化の興り

hip hop ブレイクダンス

Hip-hopの起こりは、1970年代前半だとされています。

実はまだ歴史としては50年ほどしか経っておらず、極めて若い文化です。

 

発祥地は、ニューヨークにあるSouth bronksという行政区画。

Southはいわゆるスラム街で、貧困や犯罪、ギャング同士の抗争に明け暮れる危険な街でした。

いわゆる「ゲットー」というものです。

今でもMCバトルなどで「ゲットーな環境」というような形容詞として使われたりします。

 

スラム街での暮らしを少しでも明るく受け止めるために、彼らは公園でパーティーをするようになりました。

何処かから調達してきたDJ機材でディスコ・サウンドを流し、人々は思い思いに楽しみます。

サウンドに合わせて踊る人、フリースタイルラップを奏でる人、グラフィティを描く人、そしてレコードひとつで空気を操る人。

 

これらはそれぞれ、

  • Dance
  • Rap
  • Graphty
  • DJ

と呼ばれ、Hip-Hopを形作る基礎、「4 elements」の原型となり、今でも重要視されています。

 

1974年ごろ、アフリカ・バンバータというビッグネームが、上記の文化を「Hip-Hop」として提唱し始めました(諸説あり)。

バンバータいわく、ダンサーがウサギのように腰を振る動作から、「Hip-Hop」というネーミングが思いついたそうです。

 

この時代を牽引していたのは、上記した「アフリカ・バンバータ」と、グランドマスター・フラッシュ」、「DJクール・ハーク」という3人のDJ。

今現在あるHip-Hopの主たる要因は、彼らを追従した結果に生まれたものと言っても過言ではありません。

 

1970年代後半からは、さらにHip-Hop文化が洗練されていきます。

DJのスクラッチやラッパーズフロウなど、今では当たり前に存在するものが出来上がったのも、このタイミング。

またグラフィティが、単なる落書きではなく「アート」として認められるようになりました。

ブレイクダンスの発端も、1970年代半ばにあります。

 

1970年代末、とうとうHip-Hopは、大衆にも知られるようになりました。

注目されたのは「シュガーヒルギャング」や「ファットバック・バンド」、あるいは「カーティス・ブロウ」といった面々。

ビルボードにもチャートインして、いよいよHip-Hipは本格的な文化として成長し始めます。

Hip-hopの歴史②:1980年代

(引用:LL Cool J

1980年初頭には、Hip-Hopは世界的にも知られるようになりました。

LL CooL JRUN DMCが台頭して来た時代です。

このあたりからHip-Hopのうち「Rap」と「DJ」だけが、飛び抜けて注目されるようになります。

 

1982年には、アフリカ・バンバータが世界ツアーを敢行。

バンバータは「Hip-Hopは世界で通用する」ということを、自力で証明して見せました。

 

1984年、ハービーハンコックの「Rockit」がグラミー賞を受賞。

スクラッチ音が入っていたため、DJスクラッチというものが電波に乗って世界中へ拡散されました。

 

1985年あたりから、Hip-Hopは黄金時代へと突入。

黒人復権運動の機運が重なったこともあり、Hip-Hopは全盛期を迎えました。

ラキム・チャックD、ICE-T、MCハマーなど、名だたる人物が名を馳せます。

 

西海岸と東海岸で、価値観のぶつかり合いによる抗争が始まったのもこの時期。  

東西で考え方が衝突しあって、文化の枠を超えて殺し合いに発展するケースもありました。

たかがゲットーの片隅でやっていたことがここまで発展するとは、誰も思っていなかったでしょう。

 

ちなみに「殺し合いは無意味だ」と考えたラッパーたちは、「殺し合いに変わる決着の付け方」を考案します。

それは、お互いに「ラップのスキルを披露し合って、格好よかったほうが勝者とする」というもの。

現在流行している「MCバトル」のルーツはここにある、という説もあります。

 

1980年中盤には、いよいよ日本でもHip-Hopの要素が見受けられるようになります。

本当にわずかなものですが、ブレイクダンスやDJプレイが見られるようになりました。

また一部の楽曲にも「ラップ」と定義できうる歌唱法が持ち込まれるようになります。

 

その後はいとうせいこう、スチャダラパー、BOY-KENなど、れっきとしたHip-Hopperが誕生。

海の向こうでは、Run-D.M.Cやパブリックエネミーもスマッシュヒットを連発。

Hip-Hopを主題として映画も出るようになりました。

Hip-Hopの歴史③:1990年代

N.W.A

N.W.A

1990年前半までは、黄金時代が続きます。

当時の中心と言えば、やはりN.W.A。

ギャングスタ・ラップの完成形とも言える彼らの音楽は、世界中で「ヤバい」と評価されるようになりました。

 

N.W.Aはプラチナレコードも獲得。

その他パブリックエネミーやクールGラップ、ビズ・マーキー・やメインソース…..名だたるアーティストがレコード業界を席巻。

何人ものラッパーが「スーパースターだ!」と評価され、Hip-Hop史上最高の時代が訪れました。

 

日本では、かせきさいだぁやZOO、RHYMESTER、KIKC THE CAN CREWが台頭。

キングギドラやBUDDHA BRANDなども相次いで登場し、日本語ラップという文化が完全に形作られました。

1996年には、伝説のHIP-HOPイベント、「さんぴんキャンプ」が開催。

日本でもHIP-HOP文化が、本格的に浸透します。

Hip-Hopの歴史④:2000年以降

DJプレイ

2000年代に入ると、Hip-Hopシーンはやや落ち着きます。

というよりもすっかり商業音楽として成立してしまったので、もはやそこにあるのが当たり前となりました。

 

しかし落ち着いたというのは、あくまでも「文化全体を俯瞰した場合の話」です。

すでに創世期からは想像もつかないほど、HIP-HOPは定着していました。

 

2000年、いよいよEminemの快進撃が始まります。

デビューアルバムは全世界で600万枚売れて、グラミー賞も受賞。

後に「世界でもっとも成功したラッパー」となる彼の活躍がスタートします。

 

日本では、ミュージックステーションにキングギドラが出演。

さらにKREVAやRIP SLYME、NobodyKnows+など、一般的なシーンにも通用するアーティストが続々と登場しました。

現代におけるHip-hop

DJの手遊び

現代においてHip-Hopは、きわめてポピュラーなものとして定着しました。

日本でも、そのような様子はいくらでも見て取れます。

 

現代においては、ラップの技量を競い合う「MCバトル」が、すさまじい人気を持つようになりました。

MCバトルの大会は軒並み満員御礼、地上波でもバトルの様子が放映されています。

MCバトルは大流行し、今では小学生がサイファーをするようになりました。

Hip-hopチューンは軒並みオリコン上位を席巻し、各地で小規模なイベントは数え切れないほど開催されています。

 

ただしこうしたHip-hopの広まりは、「Hipではない、本質からずれている」と批判されることもしばしば。

元々一種のカウンターカルチャーだったHip-hopが日の目を見るのは、たしかに矛盾しているように感じられます。

 まとめ:Hip-hopと大麻

hip hop かっこいい

Hip-hopと大麻のかかわりは、Hip-hop初期から存在します。

さきほどブロックパーティが開催されたていたと解説しましたが、この段階で大麻は持ち込まれていました。

 

当時のパーティー参加者は、大麻によって、ブロックパーティーをより有意義なものにしようとしていました。

大麻によって、聴衆はラップやダンスをより楽しめるようになります。

MCは大麻を吸うことで、自分自身のスキルを引き出していました。

グラフィティアーティストは、美的感覚を鋭くとがらせ、さらに美しいアートを描こうとしました。

 

ただし「4 Elements」には、Cannabisの文字はありません。

 

またHip-hopにかかわる人すべてが、大麻に対して肯定的なわけではありません。

日本のHip-hop関係者の中にも、「大麻など持ってのほかだ」と考えている人はいます。

むしろ率先して「大麻撲滅運動」の旗印を張っているケースさえあります。

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