CBDアイテムには、「フルスペクトラム(Hull Spectrum)」と呼ばれるものがあります。
これは、「CBD以外の大麻成分も、いっさい取り除かず抽出した状態」という意味です。
当然、日本で禁止されているはずのTHC(テトラヒドロカンナビノール)も、一緒に入っています。
その背景を知っている人は、
- 話を聞くかぎり、違法なんじゃないか?
- フルスペクトラムはガッツリキマると聞いたけれど、本当か?
- ブロードスペクトラムやアイソレートとの違いは何か?
といった疑問を持っている人も多いでしょう。
もし違法だとしたら、何かの間違いで逮捕されるのが怖いですね。
今回はフルスペクトラムについて詳しく解説するので、参考にしてください。
フルスペクトラムって違法じゃないの?
結論から言うと、日本で手に入るフルスペクトラムのCBDアイテムは違法ではありません。
なぜなら、「フルスペクトラム」という言葉の定義が、海外と比較して異なるからです。
海外から持ち込まれた「Hul lSpectrum」の元々の意味は、「THCをはじめとした成分を含んでいる」というものです。
しかし日本における「フルスペクトラム」とは、「THCだけはちゃんと取り除いている状態」を指しているのです。
禁止されているTHCが入っていないのだから、当然ながら違法ではありません。
日本で出回っているフルスペクトラムのCBDは、ちゃんと違法性をクリアしています。
よほど怪しいメーカーから買っているなら別ですが、基本的に違法性を心配する必要はありません。
では、ブロードスペクトラムとは?
フルスペクトラムと同様に、ブロードスペクトラムという言葉も、よく聞かれます。
ブロードスペクトラムの定義は、はっきりとはしていません。
ただ、基本的には以下いずれかの意味で使われます。
- THCだけを取り除いたCBDアイテム
- CBDと何かしらの合法的な大麻成分を含んだCBDアイテム
少なくとも、「CBD以外にも大麻成分が何かしら入っている」のが、ブロードスペクトラムです。
大麻には、CBD以外にも、「CBDのはたらきを援助する成分」がさまざま含まれています。
つまりブロードスペクトラムやフルスペクトラムなら、CBDの効果をよりよく感じられる期待があるわけですね。
もちろんブロードスペクトラムには、THCは含まれていないので、違法性はありません。
関連記事:CBDが効かない!そんな時はブロードスペクトラムに注目
アイソレートは?
フルスペクトラムと同様に、アイソレートという用語も使われます。
アイソレートとは、「THC以外の成分を全部取り除いた状態」です。
アイソレートと書かれているCBDアイテムには、CBDしか入っていません。
もちろん日本におけるフルスペクトラムと同様、違法ではないので安心してください。
アイソレートのCBDアイテムは油に溶け込むので、料理などでも使われます。
フルスペクトラムが違法じゃない! 効果はガッツリキマれる?
日本に出回っているフルスペクトラムのCBDアイテムが、違法ではないことを解説しました。
もう一つの疑問として、「フルスペクトラムのCBDアイテムは、効果があるのか?」という点が挙げられます。
つまり「ガッツリキマるのか」ということですね。
結論から言うと、フルスペクトラムのCBDアイテムには、相当な効果を期待できるでしょう。
筆者もフルスペクトラムのCBDアイテムを使っていますが、効果はしっかりと感じられています。
絶対に「キマる」とまでは言いませんが、CBDの力を感じられるはずです。
アントラージュ効果で効き目アップ
違法でないフルスペクトラムに効果が期待できる理由は、「アントラージュ効果」にあります。
アントラージュ効果とは、一言で言えば「CBDと、CBD以外の大麻成分が組み合わせること」です。
相乗効果のことですね。
これにより、CBDの効果はグッと強まると言われています。
だからフルスペクトラムのCBDアイテムは、効果を期待できるわけですね。
(引用:Project CBD)
フルスペクトラム初心者の人は、少しずつ使ったほうがよい
ただし、違法か合法か以前に、フルスペクトラム初心者の人は使い方に注意しましょう。
とにかくフルスペクトラムはもっとも強い影響が期待されるので、いきなりたくさん使うのはおすすめできません。
フルスペクトラムは違法じゃない、おすすめのCBDアイテムを解説
日本で手に入るフルスペクトラムは、違法ではありません。
ただし、いい加減なメーカーが作っているCBDアイテムは、法的に問題がある可能性も。
つまり、「まともで、有名なメーカー」から購入することが重要です。
たとえば下記のようなメーカーは高品質で安全なフルスペクトラムを販売しています。
AZTEC(アステカ)
AZTECは、ヨーロッパでもっとも人気の高いメーカーのひとつ。
英国で一番最初にフルスペクトラム製法を導入した、ある意味での「権威」とも呼ばれるブランドです。
農薬などをいっさい使わないオーガニックな大麻だけを使っており、安全性は抜群。
もちろん、税関へ成分表を提出しており、違法ではないフルスペクトラムであることが確認されています。
安全かつ効果を期待できるAZTECは、ぜひとも一度利用したいところ。
ちなみに全体的にパンチのあるフレーバーがそろっています。
+WEED(プラスウィード)
+WEEDは(プラスウィード)も、おすすめできるCBDメーカー。
ボブ・サップの広告で見かけたことがある人も、いるのではないでしょうか?
+WEEDは、たいへん貴重な日本発ブランド。
これだけでも、安心できるポイントだと言えるでしょう。
安全性については、日本食品分析センターで、分析試験成績書を取得しています。
CBD濃度50%にもおよぶ高濃度のフルスペクトラムも用意しており、効果という面ではもっとも期待できるブランドです。
PharmaHemp(ファーマヘンプ)
PharmaHemp(ファーマヘンプ)も、頼りになるCBDメーカーだと言えるでしょう。
1965年、スロベニアで設立されて現在まで業界の中心を担う、老舗ブランドです。
常に高品質かつ安全なCBDアイテムを送り出し、圧倒的な信頼を得ています。
古くから伝わる有機栽培農法で作られた、オーガニックなヘンプを使用。
安全性と合法性については、品質証明書などで確認されています。
補足:違法性のない安全なフルスペクトラムCBDアイテムの選び方とは?
違法性なフルスペクトラムかどうかを見分けることは、とても重要です。
先ほども触れましたが、いい加減なCBDメーカーのものは、いろんな意味で信頼できません。
見分けるには、以下のようなポイントをおさえておきましょう。
品質証明書や検査証明書があるか?
フルスペクトラムCBDが違法でないか、安全かを見分けるには、とにかくしかるべき書類が提出されているかが重要です。
つまり販売元が、
- 品質証明書
- 検査証明書
- 食品等輸入届出書
などを提出しているか、確認しましょう。
これらの書類を提示していないメーカーからは、購入してはいけません。
どうしても心配ならアイソレートCBD
いくら「フルスペクトラムは違法ではない」と言っても、やはりどこかで不安を感じる人もいるでしょう。
しかしCBDアイテムは、フルスペクトラムのものしかないわけではありません。
「アイソレート」であれば、CBD以外のものは、絶対に入っていないわけです。
これなら違法性について心配せず、安心して利用できます。
違法性なしのフルスペクトラムは、一度でいいから試してみたい
先ほども少し触れましたが、筆者は違法性なしのフルスペクトラムのCBDリキッドを使ったことがあります。
先ほど紹介した「Pharma Hempプレミアムブラック」を、一時期使っていましたが、
- すごくリラックスできる
- 集中力が上がる
- 不安が軽減される
といった効果が、控えめに言っても感じられました。
もちろん効果については、「絶対に出る」わけではありません。
まして、「確実にガッツリキマる」とも言えない部分はあります。
しかし筆者のようにフルスペクトラムCBDがフィットすれば、かなり満足できるでしょう。
まとめ:フルスペクトラムは違法ではないので安心して使おう
違法だと言われがちな、フルスペクトラム。
しかし日本で出回っている「フルスペクトラム」は、「違法なTHCだけは取り除かれている状態」という意味です。
つまり違法性はないので、安心してください。
フルスペクトラムは、CBDアイテムの中でもっとも効果を期待できるもの。
筆者もフルスペクトラムのCBDリキッドを吸ったことがありますが、ものすごくリラックスできました。
さらに集中力の高まりや、不安の低減も感じられました(あくまで個人の感想です)。
興味がある人は、ぜひ一度フルスペクトラムのCBDを使ってみましょう。