- サイファーって結局何?
- サイファーをしたいけど、どこでやっているのだろう?
- 行きたいけど怖い
- 初心者でも大丈夫?
このように思っている人は多いでしょう。
サイファーをしたいと思っていても、場所はわからないし、怖い人が多そうだし、なかなか踏み出しづらいですよね。
そこで本記事ではサイファーの開催場所や、「怖がらず安心して参加できる方法」を解説します。
この記事を読めば確実にサイファーデビューできます。ぜひ参考にしてください。
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サイファーとは? 怖い場所?
そもそもサイファーの定義を理解しておきましょう。サイファーとは、一言で言えば駅前や公園などでラッパーが集まって、ビートを流してラップを楽しむ文化・風習・コミュニティです。
参加するのに資格はいっさい必要ありません。まったくの未経験者でもほとんどの場合歓迎されます。また、年齢に関する縛りもありません。
これは幕張サイファーのようすです。このように輪っかになって、自由にラップを披露します。基本的に目的はそれだけです。
どこの場所でやっている? 見つけ方は?
サイファーは日本全国にあります。といっても、田舎にはあんまりありません。
一定以上の人口があって、ラッパーの母数が多い都市の主要駅や施設に存在します。たとえば大阪であれば、以下のサイファーの存在が確認できました。
- アメ村サイファー(HIDDADYとかがいるところ)
- 日本橋サイファー(大阪の秋葉原)
- 裏Qサイファー(あべのハルカスの近く)
- 大阪城サイファー
- 京橋サイファーetc.
これが「岸辺」とか「摂津富田」とか、誰も聞いたことがないような地名になると、存在しないかもしれません。
とりあえず自分が住んでいる都道府県の主要駅や施設名を冠したサイファーがないか、検索してみましょう。だいたいTwitterアカウントがあるので、存在するか、あるいは継続的に活動しているかも確認できるはずです。
ちなみに一番有名であろう梅田サイファーも、かつては大阪・梅田駅前開催されていました。しかし現在は開催されておらず「梅田サイファー」と言う名前のユニットとして活動している状態です。
バトルと何が違う?
サイファーはみんなで輪っかになって、フリースタイルを回すのが目的です。また交流したり、一緒に遊んだりする意味合いも含まれています。
バトルは、ステージに上がって、1対1でDISりあって勝敗をつける「勝負」です。
サイファーに行ってもバトルができるわけでないので注意してください。
サイファーのどう言うところが面白い?
サイファーのどういうところが面白いか、というと、たとえば以下の点が挙げられるでしょう。
- いろんなラッパーに出会える
- スキルアップできる
- バトルも楽しめる
- ラッパーとしてのキャリアをスタートさせられる
ここで特に大切なのは、ラッパーとしてのキャリアをスタートさせられる点が挙げられます。
多くの人が、MCバトルの大会に出場したり、音源制作してライブしたりしたいと思っているでしょう。しかし、いきなり大会に出たり、音源を作ったりするのは、ほぼほぼ不可能です。
しかしサイファーに参加してマイメンができると、MCバトルの大会に誘われたり、音源制作に関するアドバイスをもらえたりします。
そうすることでラッパーとしてのキャリアを本格的にスタートさせることが可能です。ぜひチャレンジしてみましょう。
サイファーしたい人が参加するには(怖い人向け)
ここからは、具体的にサイファーに参加するまでの流れを解説します。
- 0.とりあえず適当で良いと理解する
- 1.Twitterからサイファーの主催者に連絡する
- 2.サイファーに行って主催者にあいさつする
- 3.見学するorラップをする
- 4.やさしそうな人と仲良くする
ステップとしてはこのような感じです。
0.とりあえず適当で良いと理解する
まず知っておいて欲しいのが、「サイファーとか、適当でいい」と言うことです。誰が来てもいいし、いつ帰ってもいいし、ラップしてもしなくてもいいです。見学なら見学でかまいません。
それくらい気楽な場所です。ラップが上手いとか下手とかも、あまり気にはされません。
服装も自由、別にBファッションでないとダメ、なんてこともないです。
とにかくサイファーは適当な場所なので、気軽に行きましょう。
ただしポイ捨てやゴミを残すなどのマナー違反だけは注意してください。
1.Twitterからサイファーの主催者に連絡する
「サイファーしたいけれど、突撃するのが怖い」と思っている人は多いはずです。
その不安を和らげて、安心してサイファーにチャレンジする方法を解説します。まず、Twitterからサイファーの主催者に連絡しましょう。
どのサイファーにも主催者になる人物おり、サイファーのアカウントを運営しています。そこにDMなりリプライで、「初心者なので見学していいですか」などと一言言っておきましょう。
そうすれば向こうも、「この日に初心者のこの人が来るんだな」と心づもりをしてくれます。
やさしい人なら、サイファーの参加者に対して、「今日は初心者の人が来てくれるから仲良くしてあげてね」くらいのことを言っておいてくれるかもしれません。
いきなり突撃するのと、事前に連絡しておくのとではプレッシャーが違います。ぜひTwitterから一言連絡しておきましょう。
また、友達と一緒に行くのでもよいでしょう。
2.サイファーに行って主催者にあいさつする
サイファーに行ったら、主催者の人を見つけてあいさつしましょう。だいたいTwitterアカウントで顔が割れているので、判別つけられるはずです。
主催者の人にあいさつしなくても怒られるわけではありません。しかしそうしておけば、「この輪っかが初心者多いから、ここでどうぞ!」とか「みんな、新しい人が来たよー」といった感じで気を遣ってくれるかもしれません。
そうしたら歓迎されやすくなるでしょう。少なくともアウェイ感は相当に和らぐはずです。
3.見学するorラップをする
続いてサイファーを見学するから、実際にラップするかしましょう。
ただ大体の人は、ラップしたくてたまらなくて、サイファーに参加してしまいます(笑)。
それでかまいません。向こうも初めてラップに挑戦する人に、とやかくいうわけではありません。ここはシンプルに楽しみましょう。
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4.やさしそうな人と仲良くする
今後のことを考えるなら、やさしそうな人と仲良くしておくとよいでしょう(笑)。
サイファーにくる人の生い立ちや性格はさまざま。しっかりとしたB-BOYもいれば、割とおとなしい人もいます。不登校の人もいれば、学校の先生をやっている人も。とにかくいろんな人がいます。
そして、やさしそうな人を見つけて仲良くしておくとよいでしょう。いきなりガチガチのB-BOYと絡むのもたいへんですからね。
やさしそうな人を利用するわけではないですが、とにかく今後のことを考えれば、気兼ねなく話せる相手を見つけておくのは大切です。
サイファーに関する心配事・疑問にお答えします
最後にサイファーに関する心配事と疑問に対してお答えします。
- サイファーがダサいのは本当?
- 渋谷サイファーはお金を取るの?
- オンラインでもサイファーができる?
サイファーがダサいのは本当?
結論から言うと、そう考える人もいます。
しかしサイファーがダサいとなると、サイファー上がりであるR-指定も、ACEも、烈固もじょうも、みんなダサいということになってしまいます。
特にサイファーから上がって伝説になったR-指定を否定するのは無理があるでしょう。
しかし「サイファーだけに参加して、バトルには出ない、音源を作る気もない」となると、「それはラッパーとしてどうなんだ」という見方をされてもしょうがない気はします。
要するにただのサイファーキッズで終わるか、それともラッパーとして胸を張って生きるか、しっかりとした答えを出す必要があるでしょう。
ただ、今の段階でそこまで込み入ったことを考える必要はありません。
渋谷サイファーはお金を取るの?
結論から言うとそう言う話は聞かれません。
Yahoo!知恵袋でも、渋谷サイファー参加者の拳幻が「お金はとっていない」と断言していました。
オンラインでもサイファーができる?
結論から言えばオンラインでもサイファーをすることが可能です。
Discordには、音声ベースでサイファーを楽しめるサーバーがあります。
興味がある人はぜひチャレンジしてみましょう。
まとめ
本記事ではサイファーしたい人に向けて、参加方法などを解説しました。正直、サイファーなんて大したものではありません(笑)。
誰でも参加できるし、いつ来てもよいし、いつ帰っても大丈夫です。何もむずかしくはないので、ぜひ気軽に参加しましょう。
隣に友達がいると、心強いかもしれませんね。一人で突入するにしても、事前に主催者にTwitterなどで話を通しておくと参加しやすいです。
ぜひ勇気を出してサイファーに飛び込んでみましょう。
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