最近になって、たいへんな注目を集めているCBD(カンナビジオール)。
すでにヨーロッパやアメリカは大人気になり、日本でもすごく注目されるようになりました。
今では、いろんなブランドのCBDアイテムをカンタンに手に入るようになっています。
しかし、
- 本当に効き目のあるCBDアイテムの選び方がわからない
- 安心できる製法で作られているものがよい
という疑問を持っている人も多いでしょう。
CBDアイテムを選ぶときは、抽出方法について注目するのもよい方法です。
要するに、「どうやって大麻草からCBDを取り出しているか」ということですね。
今回はCBDの抽出方法について詳しく解説するので、参考にしてください。
CBDの抽出方法
CBDの抽出方法は、3種類あります。
- アルコール抽出
- CO2抽出法(二酸化炭素を使う)
- 溶剤抽出法(別の液体を使う)
のちほど詳しく解説しますが、CBDアイテムを買うならCO2抽出法のものが絶対におすすめです。
それぞれについて詳しく解説するので、参考にしてください。
アルコール抽出
CBDの抽出方法でもっとも有名なのが、アルコール抽出法です。
アルコール抽出では、まず大麻を細かく刻んで、アルコールに漬け込みます。
そうするとCBDだけが、一緒に出てくるわけです。
最後に温めて、アルコールだけ飛ばして、CBDのみを取り出します。
ただし温める段階でCBD成分が飛んでしまったり、壊れたりするという側面も。
CO2抽出法
購入する側にとってもっともメリットがあるCBDの抽出方法は、「CO2抽出法」です。
正式な名前は「超臨界二酸化炭素抽出法」と言いますが、すごくむずかしいので、ここでは「CO2抽出法」という言葉を使います。
CO2抽出法では、細かくなった大麻草を、液体の二酸化炭素に漬け込みます。
そして特殊な機械を使って、圧力と温度を調整。
すると、二酸化炭素は空気に逃げていき、CBDだけが残ると言うわけです。
もちろんCBDだけではなく、CBEをはじめとしたテルペンについても、壊さずに抽出できます。
できればCO2抽出が使われたCBDアイテムを選ぶようにしましょう。
溶剤抽出法
あまり多くはありませんが、「溶剤抽出法」というCBDの抽出方法もあります。
カンタンに言うと、「ブタン」や「プロパン」といったものを使って、CBDを取り出す方法ですね。
しかし溶剤抽出法はまだまだ研究段階です。
だから、品質が安定していないという部分もあります。
今のところ、溶剤を使った抽出方法を使っているCBDは、優先して選ぶ必要はなさそうですね。
関連記事:CBDは怖いもの? 依存症や中毒になったりするの?
CBDの抽出方法によるメリットとデメリットとは
CBDの抽出方法によって、メリットとデメリットがあります。
それぞれの抽出方法について解説するので、参考にしてください。
アルコール抽出法のメリットとデメリット
アルコール抽出法のメリットとしては、とにかく「安い」の一言に尽きます。
アルコール抽出法に、特別な機械はいりません。
しかもアルコール自体、ものすごく安く仕入れられます。
だからコストがかからず、商品も安く買えるわけです。
さらにアルコール抽出法は、世界的に広まっているCBDの抽出方法。
だから、安全性も高いと言えるでしょう。
ただアルコール抽出法は、最後の最後にCBDごと思いっきり加熱します。
しかしCBDは、温められると変化したり、壊れたりするのです。
すると、当然ながらCBDアイテムとしての質は悪くなるし、効き目だって悪くなるでしょう。
さらにアルコールが残ったまんまで、要するにCBDアイテムとしての純度が悪くなることもあります。
CO2抽出法のメリットとデメリット
CO2抽出方法は、もっともクオリティの高いCBDアイテムを作り出す方法です。
最大のポイントは、とにかく「CBDを壊さない、変化させない」ということ。
アルコール抽出法では、「温める」という工程がありますが、CO2抽出法にはそれがありません。
むしろ低温にすること、圧力をかけることで、CBDを取り出す抽出方法です。
だからCO2抽出法では、CBDを壊すことなく、ムダなく取り出せます。
だからCO2を使った抽出方法では、よりピュアなCBDアイテムを製造することが可能です。
さらにCO2抽出法では、二酸化炭素しか使いません。
二酸化炭素は最終的に空気へ流れていくので、CBDアイテム自体はとてもピュアなものになります。
ただしCO2抽出法の場合、どうしても機械や設備が必要です。
だからコストがかかりやすく、実際に購入するときの売値も高くなってしまいがち。
ただし最近はブランド同士での価格競争などがあり、CO2抽出方法で作られたCBDアイテムも、かなり安く購入できるようになりました。
溶剤抽出法のメリットとデメリット
溶剤抽出法のメリットを考えたのですが、これといって見当たりません。
もしかしたらメーカー側には、「めちゃくちゃ安い」という長所があるかもしれませんが、買う側で考えると、特に何もないのです。
一方でデメリットとしては、「ブタン」や「プロパン」などを使っていて、「これがCBDと一緒に混ざっていないかが心配」というところ。
もしかしたら今後、新しい抽出方法になるかもしれませんが、やはり今のところはスルーしてもOKです。
関連記事:【2021年最新】日本においてCBDは規制されるのか?
CBDアイテムを選ぶなら、抽出方法は「CO2」がおすすめ!
というようにCBDには、いろんな抽出方法があります。
そしてCBDアイテムを購入するときは、「CO2抽出」を使っているものがおすすめ。
なぜなら、もっともクオリティが高いからですね。
たとえば以下のようなCBDアイテムは、最新鋭のCO2抽出法を使ったものです。
- 不純物が入っていない
- CBD純度が高い
- CBDのはたらきを助けるテルペンがたっぷり入っている
という特徴を持っています。
これなら、CBD感もガッツリと感じることが可能です。
ただ、「高っけぇな!」と思った人も多いでしょう。
だとしたら、別なCBDの抽出方法を使ったものでもOK。
高品質のCBDやCBDオイルを見つける正しい選び方
抽出方法として、CO2抽出を使っているCBDアイテムはおすすめです。
ただしCBDを選ぶときにポイントになるのは、抽出方法だけではありません。
以下のようなポイントも、チェックしておくことが大切です。
- 効き目を求めるならCBD濃度5%以上
- 第三者機関の検査をクリアしている
- オーガニック栽培されている
- THCには要注意!
- フルスペクトラムのものだとなおよし!
これらのポイントをチェックして、高品質なCBDアイテムをゲットしましょう!
効き目を求めるならCBD濃度5%以上
CBDにおいて、抽出方法はとても大切なポイントです。
しかし抽出方法よりも、何よりも大切なのはCBD濃度。
つまり何%CBDが入っているか、ということですね。
CBD濃度が高ければ高いほど、しっかりとしたCBD感を感じられます。
個人差はありますが、基本的に5%以上のCBD濃度は欲しいところです。
抽出方法よりもまずは、CBD濃度が5%以上かどうかをチェックしましょう。
第三者機関の検査をクリアしている
CBDの抽出方法とともに、「第三者機関の検査」をクリアしているかどうかもチェックしましょう。
CBDを販売するうえでは、いろんなルールがあります。
その中に、大学や分析機関などの第三者機関の検査というものがあるのです。
販売ページをよく読み、第三者機関の検査をクリアした証明書などがないか、きちんと確認しておきましょう。
ただしCO2抽出をはじめとした抽出方法ができるくらい、ちゃんとしているブランドなら、第三者機関の検査もきちんとクリアしているはずです。
オーガニック栽培されている
オーガニック栽培されているものなら、もっと安心できます。
できるだけオーガニック栽培されているものを選ぶようにしましょう。
オーガニックとは、つまり農薬などを使っていない状態のことですね。
CBDの抽出方法がいかにすぐれていても、農薬までは落とせないケースがあります。
CBDに限定した話ではありませんが、農薬というのはシャレにならないくらいヤバイものです。
体の中で蓄積され、将来的に大きな悪影響が出るかもしれません。
さらに自分の子世代、孫世代に悪い影響が引き継がれるケースもあります。
CBDを摂取するなら、リラックスや美容効果を求めている人も多いでしょうが、やはり健康への影響について考えるのも大切です。
とにかく安くて濃度が高いものを選べばよい、と言うわけでもありません。
CBDの抽出方法とともに、オーガニック栽培されているか確認しておきましょう。
THCには要注意!
CBDアイテムを選ぶとき、THCが入っているという問題には注意しましょう。
CBDアイテムは、いい加減な抽出方法で作られていると、日本では違法なTHCという成分が混ざっていたりします。
THCが入っているCBDを持っていると、ヘタすれば逮捕されるかもしれません。
かならず、THCフリーのものを選ぶようにしましょう。
ちなみに「THCが入っているかどうか」は、第三者機関の検査がクリアできていれば、問題ないと考えて問題ありません。
関連記事:大麻におけるTHCとCBDとはいったいなんなのか? 徹底解説します
フルスペクトラムのものだとなおよし!
CBDには、
- フルスペクトラム
- ブロードスペクトラム
- アイソレート
など、いくつかの種類があります。
そしてえ、できればフルスペクトラムのものを選びましょう。
フルスペクトラムとは、「CBDの効き目を得るために必要な成分を、そのまま守った状態」という意味です。
つまりフルスペクトラムのCBDなら、より高い効果を期待できるわけですね。
フルスペクトラムCBDは、かつて高価だったのですが、最近ではかなり安くなっています。
抽出方法も見つつ、フルスペクトラムかどうかも確認しておきましょう。
関連記事:フルスペクトラムって違法じゃないの?ガッツリキマれる?
補足:副作用に注意しよう
というようにCBDには、抽出方法以外にも注目すべきポイントがあります。
しっかりとポイントをチェックして、高品質なCBDアイテムを見つけましょう。
ただしCBDについては、副作用に少しだけ注意が必要です。
医薬品を飲んだときほど大きな副作用があるわけではありません。
ただ、
- 必要以上に眠くなってしまう
- 倦怠感(だるさ)を感じる
- 少し頭痛がする
といったことは、可能性として考えておく必要があります。
CBDにおける副作用は、抽出方法によってなくせるわけではありません。
何の抽出方法で作られたCBDを使うにしても、副作用は無関係ではないので、注意してください。
関連記事:CBDオイルって危険性のかたまり? やっぱり使うとまずい?
まとめ
CBDアイテムを作るうえでは、さまざまな抽出方法が使われています。
むずかしく聞こえるかもしれませんが、要するに大麻草からCBDを取り出すときに、
- アルコールを使っているのか
- CO2(二酸化炭素)を使っているのか
- それとも、別のものを使っているのか
という話です。
そしてCBDアイテムを買う側としては、「CO2抽出」を抽出方法として採用しているものがおすすめです。
CO2を使った抽出方法は、もっともピュアなCBDを取り出せる方法。
さらに二酸化炭素しか使わないので、カラダにとってもたいへん安全です。
もちろん効き目についても、かなり期待できるでしょう。
昔はCO2抽出したCBDアイテムは高かったのですが、最近ではかなり安くなっています。
ぜひCO2抽出のCBDアイテムを探してみましょう。
もちろん、アルコールなどを使ったCBD抽出方法が、悪いわけではありません。
価格と相談して、フィットするCBDアイテムを使い続けることが大切です。