最近になって、CBDオイルが当たり前に使われるようになりました。
特に若い女性にはたいへん人気で、健康・美容目的で幅広く愛用されています。
しかしCBDオイルについては、
- 危険性があるのでは?
- 中毒性や依存性があるのでは?
と思っている人も多いはずです。
そもそもCBDは大麻から作られるものなので、不安に思う部分もありますよね。
今回は、
- CBDオイルの危険性やデメリット
- CBDオイルのメリット
- おすすめできるCBDオイル
について、詳しく解説します。
CBDオイルの危険性は低いけれど、デメリットを知っておこう?
結論から言うと、CBDオイルの危険性は低いレベルと考えられるでしょう。
少なくとも、違法薬物のような中毒性や依存性はないし、大麻のようにハイになる効果もいっさいありません。
CBDの危険性については、WHOが以下のように発表しています。
- CBDオイルに中毒性はなく、依存症になることはない
- 国際的に規制する必要はない
- 良好で安全な物質で、安心して使える
(参考文献:WHOカンナビジオール事前審査報告書)
と言うようにWHO、つまり「国連」が、安心して利用できると報告しているわけです。
実際、英国や米国はWHOの報告を受けて、CBDオイルに対する規制を大幅に緩和しています。
また米国の食品医薬品局(FDA)は、CBDが含まれた医薬品を認可。
CBD研究の日本における第一人者、佐藤均昭和大学薬学部教授も、「適切に摂取すれば安全な成分」だと語ります。
むしろ、「不安低減」や「自律神経の調整」をはじめとした、健康的な効果ばかりが、各種論文で指摘されています。
危険性があるどころか、健康・美容などの効果を期待されています。
とにかくCBDオイルは、権威ある組織や人物が、安全性について認めているわけです。
CBDオイルを摂取して、大きな害をこうむることは、まずないと言えるでしょう。
ただし、CBDにも何ひとつ危険性がないわけではありません。
以下のようなデメリットと副作用については、理解しておく必要があるでしょう。
副作用として、頭痛があるかもしれない
CBDオイルを摂取した場合、副作用として頭痛があるかもしれません。
危険性というほどではありませんが、頭痛の副作用は、WHOが「薬との飲み合わせしだいでありうる」と報告しています。
ただ、CBDオイル単独で頭痛があるとは、あまり考えられていないようです。
一方、CBDによって「偏頭痛が緩和される」という報告もあります。
発がん性があるかもしれない
CBDオイルではなくCBDリキッドの場合、発がん性があるかもしれないと指摘されています。
発がん性は、大きな危険性のひとつとして捉える人が多いでしょう。
CBDリキッドの場合、特に「プロピレングリコール」という成分が危険性のある成分です。
プロピレングリコールは、加熱によって発がん性の高い「ホルムアルデヒトド」に変化します。
CBDオイルではなくCBDリキッドを使う場合、この危険性について知っておかなければいけません。
飲み合わせにも注意
CBDオイルについて絵は、薬との飲み合わせについて注意しなければいけません。
なぜならCBDオイルと薬において、「薬物間相互作用」を起こす可能性があるからです。
要するに、「飲み合わせが悪い」という危険性ですね。
先ほど触れたWHOによる報告では、「CBDと薬の飲み合わせると、副作用が起こるかもしれない」と語られています。
CBDの安全性を積極的に認めている報告でも、このことは指摘されているのです。
CBDオイルを使うなら、他の薬との飲み合わせる危険性について、知っておかなければいけません。
そもそもCBDオイルに含まれている成分とは? 危険性が高い?
そもそも、CBDオイルには何が含まれているのか、確認しておきましょう。
具体的には、以下のような成分が含まれています。
- CBD
- CBDを除く「カンナビノイド」
- テルペン
- キャリアオイル
いずれも、これといって危険性の高い成分ではないと考えられています。
特にCBDを除くカンナビノイドやテルペンは、CBDの効果をより強く引き出す(アントラージュ効果)。
キャリアオイルについてはオリーブオイルなどが使われているので、大麻や薬物のような症状を引き起こすものではありません。
むしろオリーブオイルなどは健康に貢献する成分を含まれているので、CBDオイルにおいて危険性というよりも好ましいものだと言えます。
もちろんCBDオイルのメリットにはメリットもある
ここまで、CBDオイルの危険性が、さほどでもないことを解説しました。
ネガティブな話ばかりしましたが、CBDオイルにはもちろんメリットもあります。
特に先述のWHOや佐藤均教授はじめ、あらゆる論文や報告では、以下のようなメリットがあると語られています。
- 不安を低減させる
- イライラをおさえる
- 偏頭痛をおさえる
- 疼痛をおさえる
- 免疫機能の調整
- 炎症をおさえる
- てんかんをおさえる
- 眠りの質を高めるetc…
というようにCBDオイルには危険性は元より、さまざまなメリットがあります。
関連記事:CBDオイルとは何か?秘められた効果や入手方法まで、詳しく解説します
参考文献:臨床CBDオイル研究会
危険性を理解したうえで、おすすめできるCBDオイル3選
ここまでの危険性を理解したうえで、おすすめできるCBDオイルがいくつかあります。
以下のようなCBDオイルは、きちんとしたメーカーから発売されており、安全性の高いものです。
そして効果のほども優れていると評価されているので、かなり期待できるでしょう。
関連記事:CBDオイルとは何か?秘められた効果や入手方法まで、詳しく解説します
Pharma Hemp CBDプレミアムブラックオイル(CBD濃度12%)
roun CBDオイル(CBD濃度5%)
CBDオイルでないならCBDグミがおすすめ
CBDを使ううえで、理解しておくべきこと
CBDオイルを使ううえでは、危険性というレベルではないものの、いくつか注意しておきたいことがあります。
特に以下のような点については、理解しておきましょう。
CBDオイルの効果は、個人差がある
CBDオイルにさまざまな効果やメリットがあるのは、各方面から指摘されていることです。
しかし、あらゆるものがそうであるようにCBDオイルの効果には個人差があります。
危険性は別にしても、「うまく効果が得られない」ということもあるのです。
もしCBDオイルの効果を得たいなら、CBD濃度が高いものを優先して選ぶのが大切。
特に15%以上のCBD濃度があれば、効果のほどにも期待できます。
ちゃんと安全なものを選ぶのが大切
CBDオイルは、基本的に安全なものですが、これは「正しく選んだ場合」です。
特に聞いたこともないようなメーカーの作っているCBDオイルは、危険性があると言えます。
先ほど触れたPharmaHempなどのように、すでに信頼を得ているメーカーから、選ぶようにしましょう。
薬にはならない
CBDオイルに、さまざまな効果が期待できるのは事実です。
そして、危険性も大麻ほどではありません。
ただしCBDオイルは、薬にはならないことに注意しましょう。
CBDには、たしかに「てんかん」や「アトピー」を治す力があると言われています。
米国ではCBDが、それらの治療薬として使われていますが、あくまでも「治療薬」として開発されているからこその話です。
市販のCBDオイルを飲んで危険性がないにしても、治療効果はあるとは言えません。
日本ではCBDが治療薬として認可されていないので、治療を目的とするなら、れっきとした診断と処方箋が必要です。
まとめ
CBDオイルの危険性は、WHOやFDA、あるいは専門家の意見によれば、決して高いものではありません。
少なくとも、CBDオイルを摂取したからといって、
- 中毒・依存症になる
- 体がボロボロになる
- ハイになってぶっ飛ぶ
なんてことはあり得ません。
危険性については心配せず、CBDを使いましょう。
唯一注意するとすれば、「CBDと薬を飲み合わせてしまう」というケース。
この場合、薬物間相互作用によって、まだ発見されていない副作用が起こるかもしれません。
CBDオイルを摂取するときは、薬に対して変なシナジーを生み出す危険性に注意しましょう。