- CBDという成分がADHDに効くらしいが、本当か?
- 子供に摂取させても大丈夫なのか?
- 摂取するなら、現実的にどうすればよいか?
CBDについては、上記のような悩みを持っている人は多いでしょう。
結論から言えば、CBDがADHDにもたらす効果は研究段階で、まだ何とも言えません。
ただし、今後研究が進めば、CBDがADHDの治療薬として、効果的に使われる可能性はあります。
今回は、
- CBDとADHD
- CBDがADHDにもたらす効果
- 子供にあたえてもよいのか?
- どのようにすればCBDを摂取できるか?
といった点について解説します。
そもそもCBD、ADHDとは?
CBD(カンナビジオール)とは、大麻草に含まれている合法的かつ安全な成分のことです。
ADHDとは、いわゆる「注意欠陥・多動性障害」と呼ばれる障害のことですね。
それぞれについてもう少し掘り下げておくので、参考としてください。
CBDとは
CBDとは、大麻草に含まれている、天然化合物の一種です。
正式には「カンナビジオール」と呼ばれています。
ADHDはさておき、CBDには以下のような効果が期待されるのです。
- 集中力を高める
- 睡眠の質を高める
- 入眠しやすくする
- 食欲を増進する
- エンドカンナビノイドシステムの調子を整える
- 不安をやわらげる
- リラックスさせる
- 美容をサポートする
米国でCBDの研究が進んだ結果上記のような効果可能性が見つかって、今では日本ですら幅広く使われるようになりました。
この効果については実際に摂取したレポートがあるので、参考としてください。
関連記事:CBDグミとは一体なんなのか? 効果やメリット、入手方法を詳しく解説します
大麻草由来とはいえ、違法性はありません。
日本では大麻草やその樹脂を取り締まってはいますが、CBDを取り締まる法律は存在しないのです。
また、中毒性や危険性といったことも、非常に低いと知られています。
「CBDに中毒性や危険性が、ほとんどない」という点については、あらゆる研究で何度も繰り返し確認されました。
さらにはWHOも、「CBDは安全なものである」と報告しています。
上記Forbes、およびJCACの言っていることを簡単にまとめると、
1.WHOは、以下のような点について確認している
2.CBDを摂取したからといって依存・中毒になることはない
3.大麻とはまったく別物で、ハイになったりはしない
4.副作用がないとは言えないが、確率は低いし、あったとしても軽度
ということです。
とにかくCBDは、大麻草由来でありながらたいへん安全なものです。
またADHDの治療を別としても、人間にとって好ましい効果が多々あり、新世代の栄養成分というふうに評価されています。
ADHDとは
ADHDとは、「注意欠陥多動性障害」と呼ばれる、脳障害のひとつです。
先天的にもって生まれるものであり、外的要因から発症するものではありません。
日本人では児童全体のうち、3~7%がADHDの当事者だと言われています。
ADHDの症状としては、以下のようなものが挙げられます。
<不注意分野>
- 不注意が多く、忘れ物や無くし物をしやすい
- 勉強や運動に集中できない
- 気が散りやすい
- 順序立てて活動するのが難しい
<多動分野>
- じっとしているのがとにかく苦手
- 順番を待つのが苦手
- 静かに過ごすのがむずかしい
- リラックスするのがむずかしい
というように、仕事や学校生活ではちょっと困った症状があります。
これらに深く悩んだ結果、CBDを試してみようと思っている人も多いのでしょう。
ちなみに自分、あるいは子供がADHDかどうかは、診断サイトである程度確認できます。
診断結果でADHDであることを示唆された場合、より厳密な検査を要するかもしれません。
CBDはADHDの治療に効果がある?
結論から言うと、「効果があるかもしれない」というところです。
なぜ断言できないかというと、「ADHDの治療に、CBDは効果がある」という研究成果、今のところ出ていないから。
2017年ごろからちらほら研究内容が上がってきますが、「効き目がありました」と報告しているものはありません。
よってCBDでADHDに治療効果が発揮されるかどうかは、まだわからないのです。
ただ個人的な感想を述べると、「CBDの効果は、ADHDにおける問題行動をおさえる方向へ作用している」とは感じます。
CBDの効果と、一般的に言われているADHDの症状を比較してみましょう。
ADHDの症状 | それに対応しそうなCBDの効果 |
集中力が続かない | 集中力を高める |
気が散りやすい | 集中力を高める |
順序立てて活動するのがむずかしい | 集中力を高める? |
じっとしているのが苦手 | リラックス、不安をやわらげる |
順番を待つのが苦手 | リラックス、不安をやわらげる |
静かにすごすのがむずかしい | リラックス |
リラックスするのがむずかしい | リラックス |
というように、ADHDに対してCBDの効果がフィットしそうなようには見えます(あくまで筆者の摂取経験から来る感想です)。
ただし、CBDの効果が弱すぎて、大して改善しない場合もあるでしょう。
また、CBDを摂取して、根本的にADHDが治るといったことが期待できるようなデータでもありません。
あくまでも研究段階なので、「CBDでADHDが絶対に治る」とは断言できないわけです。
今はまだ、現行薬であるコンサータなどのほうが、ADHDの治療薬としては適切だと言えます。
CBDが、ADHDの治療に期待されている理由
なぜCBDが、ADHDを含む障害や疾患に対して効果を期待されているか。
それには、「てんかん」の治療薬としての可能性が、CBDに見出されたからです。
米国に、重いてんかんをわずらっている少女がいました。
一般的なてんかん薬では改善しなかったものの、「CBDによって症状が劇的なまでに緩和された」という趣旨のドキュメンタリがー、米国で放送されたのです。
そして全米が「CBDには、すさまじい効果があるのでは?」と考えられるようになり、CBDは医薬品として次々と普及しました。
現在、米国では、2歳以上の小児にはCBDが含まれている医薬品を処方することが可能です。
さらには日本でも、CBDを医薬品として使う流れが、少しずつ強まっています。
ただし、米国の医療現場で利用されているのは、まだまだ医療大麻が主流。
CBD単体を現場で見かけるケースは、あまり多くありません。
なぜならCBDは、大麻そのものと比較して、化学的な実験があまり進められていないから。
逆を言えば、今後CBDに対する研究が進められれば、米国のみならず日本でも医薬品として活用されるかも知れません。
もちろん、ADHDの治療薬として、CBDが使われるようになる可能性もあります。
CBDオイルをはじめよう
というように、「CBDが、確実にADHDを治すという根拠は、まだ見つかっていない」ところです。
各種研究で「もしかしたらCBDには、ADHDを治療する効果があるかも?」という部分まではきていますが、まだまだ裏付けが足りません。
とはいえ、
- CBDの効果は、ADHDにとってよさそうだ
- ADHD治療のみならず、シンプルに他の効果が魅力的だ
- 安いものなら、一度試してみたい
と考える人もいるでしょう。
下記ではADHDはさておき、さまざまな効果が期待できるCBD”オイル”について解説します。
関連記事:CBDオイルとは何か?秘められた効果や入手方法まで、詳しく解説します
アメリカでは当たり前。PharmahempのCBDオイル
初心者向けにデザインされたサプリプラスCBDオイル
初心者がもっとも安心して使えるCBDオイルと言えば、やはり「サプリプラス」のものです。
サプリプラスのCBDオイルは、抽出方法としてもっともすぐれている「CO2抽出法」を採用。
余計な成分をカットし、CBDなど必要な成分だけが抽出された、ピュアなアイテムです。
CBDオイル特有の青臭い匂いがおさえられており、毎日ストレスなく飲めるのが特徴。
これなら、CBDオイルの摂取を習慣化することもカンタンです。
しっかりとしたリラックス効果が期待され、たいへんゆったりとした時間を作り出してくれます。
CBD濃度は4%とひかえめで、「濃度が高いものはコワイ」と感じている人にもおすすめです。
リーズナブルにCBDを試したいなら、ブリスカンナ
ADHDの子供に、CBDをあたえてもよいのか?
結論から言うと、ADHDを持つ子供には、まだCBDは与えられる段階ではありません。
なぜなら、(ADHDの)子供がCBDを摂取した場合、どのような効果や副作用があるのか、ほとんど研究されていないから。
もしかしたら、何かしらの健康を害するような効果があるかも知れません。
一部では3歳くらいからCBDをあたえているケースも見受けられますが、ちょっと危険なことです。
よって「CBDは、ADHDに対して効果がある」「CBDは、子供が摂取しても問題ない」という研究結果が出るまでは、子供にはあたえるべきではありません。
たしかにWHOの報告を見る限り、あるいは実際に子供にあたえる親の意見を知る限り、大きな問題はなさそうです。
ただ、これは素人が判断してよいものではありません。
まとめ:CBDをはじめよう
CBDが、ADHDを治療する効果があるかどうかは、まだ研究途上です。
ただしいくつかの研究では「ADHDを治療するきざしが見られる」というように報告されています。
今後はADHDの治療薬として、CBDが活用されるかもしれません。
ただ、ADHDを持つ子供にあたえるのは、少なくとも今の段階では避けるべきです。
なぜなら「ADHDを持つ子供にCBDを与えられた場合、安全か?」というのが、ほとんど研究されていないから。
よってえ、今はまだ、ADHDを持つ子供にCBDをあたえるわけではありません。
とはいえ筆者としても、「自分が体感したCBD効果は、ADHD治療で求められる部分と噛み合っている」とは感じます。
WHOがいうようにCBDは中毒性や依存性がほとんどなく、日本では違法でもなんでもありません。
そういった意味では、「効果があるかどうか確かめる」という意味合いいで、CBDオイルあたりから試してみるのがよいでしょう。