- タイで大麻が合法化した?
- 合法化したけど、娯楽目的では吸えない?
- いくらで買えるの?
タイの大麻事情に関しては、現在情報が錯綜しています。結論から言うと、タイでは日本人だろうがなんだろうが、大麻を娯楽目的で吸えるようになりました。
これから大麻を吸いたくなったなら、タイに行けば楽しむことが可能です。ただし完全に吸えるようになったとはいえ、完全に合法化されたわけではありません。
新しいタイの大麻取締体制を理解したうえで吸わないと普通に逮捕されるかも。
そこで本記事では以下を解説します。
- 2022年〜2023年最新!タイにおける大麻の値段と購入方法
- 大麻で逮捕されないために知っておきたい、タイにおける合法化の事情
大麻に興味がある人はぜひ参考にしてください。
2022〜2023年最新!タイにおける大麻の値段
まずはタイにおける大麻の値段や購入できるスポットなどを解説。ポイントは以下3つです。
- 相場は1グラム100バーツ
- 大麻を購入するならチェンマイ・カオサン・バンコク
- 品質も悪くなさそう
わかりやすく言うと、タイならちょっとした都会であれば、安く大麻を手に入れられます。
それぞれについて詳しく解説するので、参考にしてください。
タイで大麻を買う相場は1グラム100バーツ
タイで大麻を買う場合の相場は1グラム100バーツ〜1,000バーツ(380円〜3,800円)。決して日本人からすれば高すぎるものではありません。
ちなみに大麻は1回吸うにあたり0.5〜0.7g。つまり190円/回で大麻を楽しむことが可能です。
品質が高いものは、当然ながら価格も高め。また移動販売車で購入すると高額になりがち。
幸いいくつもの店舗が存在するので、じっくり価格を比較しながら選ぶのがよいでしょう。そして移動販売はウーバーイーツのようなもので、その場に来ること自体に費用が乗っかってしまいます。
なるべく店舗で購入しましょう。
マリファナの種類については、以下の記事を参考にしてください。
ガンガンキマりたいならオージクッシュという品種がもっともおすすめです。
関連記事:マリファナの種類とは?品種ごとの効き目や特徴について解説
大麻はチェンマイ・カオサン・バンコクで買える
タイで大麻を購入するなら以下がおすすめです。
チェンマイ中心部
カオサン・カオサンロード
バンコク・サイアム地区
これらの都市で大麻を購入できる様子がYouTubeで多数アップロードされています。その全てが年齢制限をかけられており、本記事内では閲覧できません。
YouTubeに移動して試聴してみましょう。
チェンマイ・カオサン・バンコク、いずれも台湾における大都市かつ、ナイトライフをたのしめる場所。
マリファナを決めてエンジョイするに最高のスポットです。
タイの観光地には大麻店がずらり
タイの観光地には大麻店がずらりと並んでいます。
バンコク週報によれば大麻加工業者のサイアム・カンナバースが、タイ観光地に20店のタイマショップを開くとのこと。
もちろん他の大麻加工業者やメーカー、あるいは個人の栽培者が出店。あちこちで大麻を買えるようになっています。
品質も悪くなさそう
タイに在住するYouTuberたちの動画を見る限り、品質も悪くなさそうです。
タイ在住のYouTuberたちが実際に大麻を吸っている様子をアップロードしています。
それらの様子を見れば、決して品質自体は悪くなさそうです。また衛生的にも問題はないでしょう。キレイなガラスポッドに入れて保存しています。
ただし大麻は当たり外れがあるもの。売っているお店や業者しだいでは品質が悪いケースもあるので注意して下さい。
タイで大麻を吸えるのは本当だが注意点も
冒頭で述べたとおり、タイで大麻を吸えるのは事実です。
ただしいくつかの注意点とポイントがあります。
- 大麻を吸って楽しむことは可能だが…めちゃくちゃ厳密にいえば違法
- 逮捕されたくなければ公共の場では禁煙!
- タイで大麻をより深く楽しむ方法
- 大麻料理・飲料は完全合法で楽しめる
それぞれについて詳しく解説するので、参考にしてください。
大麻を吸って(吸引して)楽しむことは可能!
結論から言えば、日本人がタイで大麻を吸うには、ほとんど何の問題もありません。警察に逮捕される可能性はほぼないでしょう。
本記事では年齢制限がかかって閲覧できませんが、今のタイは平気で大麻を吸うことが可能です。
年齢制限がかかっているので、YouTubeに移動して閲覧しましょう。
ちなみに上記動画をはじめ現在のタイの状況はおおむね以下のとおり
- 歓楽街には大麻ショップがたくさんあり、誰でも気軽に購入できる
- 日本で言うクレープ屋のように大麻の移動販売がある
- 世界的な大麻栽培企業も多数出店しており、安心感がある
- 販売方法や管理状況も整っていて、清潔かつ安心できる
- 日本人でもガンガン吸っている
- 吸っているのが当たり前、誰もとがめる様子がない
大麻を吸って逮捕されるような可能性はほとんどないでしょう。
ものすごく厳密にいえば娯楽は違法だが気にする必要なし
タイでは大麻が合法化されていますが、正しくは実質合法化であって、ものすごく厳密にいえば娯楽大麻は違法です。
ただし、罰則がありません。
2022年6月、タイのチャーンビラクル保険相は、「大麻製品の娯楽使用は依然法律で規制されている」と述べています。
にもかかわらず大麻が出回っているのは、合法である「医療用大麻として販売している」という建前があるから。
そこから医療目的で使おうが単にハイになりたいだけで使おうが、それは購入した側の勝手。また、本人が家の中やクラブで吸おうものなら、誰も大麻を娯楽目的吸っていると察知できません。
そしてタイの警察も、その点についてはほったらかしです。
想像によるところも大きいですが、国際社会から怒られないように「娯楽用大麻はNGだよ」とは言いつつも、実際は政府から警察に「娯楽用大麻は吸わせておいてよい」というスタンスを取っているように思います。
もし本気で娯楽用大麻を取り締まる気があるなら、ショップが医療大麻以外を売れないように法規制するはず。
やはり警察の動きもさほど心配する必要はなさそうです。
日本人もガンガン吸えるが公共の場では禁煙!
上記のとおりタイは娯楽大麻をほぼ合法化したも同然です。しかし細かい話をすると公共の場で吸うことには明確な規制があります。これは日本人も同様です。
CNNの報道によれば、公共の場で大麻を吸引すると3ヶ月以下の抑留、およそ11万円以下の罰金が課せられるとのこと。
罰金はともかく3ヶ月抑留されるのはまずいでしょう。
ただし、この法制度もほとんど機能していません。チェンマイやカオサンでは明らかにタバコではないものを吸っている人が大勢います。
YouTuberも「これはマリファナでーす」と言いながら、路上で吸い回しています。
法律としては「お飾り」程度のものです。
とはいえ、リスクが全くないわけではありません。もしかしたら、警察が厳しく取り締まっている地域があるかも。
わざわざリスクを背負う必要もないので、タイで公共の場に置いて大麻を吸うのはやめておきましょう。
タイで大麻をより深く楽しむ方法
タイで大麻をより深く楽しむには、基本的に「屋内で何をするか」がポイントとなります。
具体的には以下のアクティビティが考えられるでしょう。
- クラブではしゃぐ
- 料理を食べてマンチを楽しむ
- 友達と騒ぐ
- セックスをする
- 音楽を聴く
- ただぼーっとする
- 瞑想するetc.
法的にはおすすめしないものの、大麻を吸いながら夜の街をぶらぶらするのも大いにアリです。
<関連記事>
大麻で曲の聞こえ方が段違いに変わる!ブリブリの時に聞きたい曲15選
もっと楽しい!不思議!大麻を吸って楽しみたいアクティビティ18選
こちらの記事のアクティビティに取り組めばより楽しい時間を過ごせるかもしれません。
大麻料理・飲料は完全合法で楽しめる
ちなみにタイでは、大麻料理や飲料は完全合法で楽しむことが可能です。実際に日本のテレビ局が、それについて取材しています。
いわゆるエディブルです。
もしタイに行くことがあれば、こういった料理を楽しむのもよいでしょう。
ただしレストランによって効き目が異なる点に注意。「ハイにならないように摂取量を制限している」というケースもあれば、ガンガントリップさせるのを目的にしたケースもあります。
このあたりはレストランで直接質問して確かめるのがよいでしょう。ちなみに動画内で登場するレストランは摂取量を制限しているタイプ。
関連記事:衝撃のキーワード、「大麻料理」とはいったい何なのか?
タイではいつからか「大麻革命」が起こっている
日本をはじめ、世界各国は大麻の合法化にはかなり慎重な姿勢を取っています。特にアジア圏はその傾向が顕著です。
しかしタイではいつからか、「大麻革命」が起こり、現在のような状況になりました。ここまでタイで出来事を振り返っていきましょう。
- 2022年6月、禁止リストから外れる
- 大麻犯罪者を3000人釈放
- 100万株を国民にプレゼント
それぞれについて詳しく解説するので、参考にしてください。
2022年6月、禁止リストから外れる
タイの大麻革命が始まったのは2022年のこと。タイ国内での禁止薬物リストから大麻が外されました。その後上記で解説したように、娯楽大麻が実質的に合法化されています。
もともとタイは医療大麻をいち早く合法にしました。日本あたりからすれば圧倒的にスピーディーな動きで、医療に大麻を持ち込んでいます。その後も一部政党が「娯楽大麻の合法化」をはたらきかけ、世界から注目を集めていました。
2021年から首脳級の「大麻の全面的な合法化を考えている」といった発言が目立つように。そしてとうとう6月、禁止リストから外れて、大麻革命が始まりました。
大麻犯罪者を3000人釈放
そこからのタイの大麻に対する振る舞いはすさまじいものでした。
なんと合法化する際、大麻犯罪者3000人を釈放しています。
どこの国でも、一度刑が確定した人間を釈放するのは相当なレアケース。しかもそれが3000人規模となると異常な事態と言わざるを得ません。
ちなみにこの狙いは、「観光客向けに大麻ビジネスを展開させたいから」だと考えられます。
釈放された彼らは、古い法制度の下では犯罪者ではあるものの、大麻ビジネスに必要な栽培・加工技術を持っている人間に間違いありません。
今度は彼らは、犯罪者ではなく観光資源となるわけです。
100万株の大麻を国民にプレゼント、「緑のバラ」政策
もっと派手な政策として、合計100万株の大麻を国民に配布しています。この政策は「緑のバラ」とも呼ばれました。
タイのチャーンビラクル保健相は、「大麻草を家で育ててほしい」と表明。すでにタイの世帯では、実際にマリファナを作っています。
なおチャーンビラクル保健相は、この施策によりタイ政府は年間100億バーツ以上の収入が得られる、とも述べました。
政府が大麻の苗を配布するなど、前代未聞です。このニュースはおどろきを持って、世界中に受け止められました。
合法化の理由は不景気からの脱出
タイが大麻を合法化した最大の理由は、不景気から脱出したいからです。
2020年から始まったコロナ禍により、世界中で海外旅行するのがむずかしくなりました。もちろんタイでも入出国が著しく制限されています。
しかし同国は、ほとんど観光ビジネスで成り立っている国です。タイの観光客数は世界で第9位の年間38万人(2018年)。
それが封じられたことでタイは絶望的な財政悪化に苦しみ始めます。そこで政府が打ち出したのが、「大麻の合法化」。
これにより観光客を呼び寄せ、ふたたび観光立国としての姿を取り戻したい、というねらいがあります。
先ほど解説した「緑のバラ」政策もこのためでしょう。要は国民に大麻栽培ビジネスをやらせて、観光客相手に商売するように仕向けているわけです。
ただ、それをおおやけにするのもためらわれるので、「医療用大麻ですよ、ただし娯楽で使っても罰則ありませんよ」とうたっています。
タイ単体で見ればマイナスの政策かも
ただし個人的な見解を言えば、これは長期的にはタイにとってマイナスの政策かもしれません。
合法化が成立した背景には、「未成年の乱用を招き、将来的な労働力の確保に支障をきたす」といった反対意見も多々ありました。
これは筋が通った指摘です。国立精神・神経医療研究センターの富山健一氏らの研究でも、同様の主張がなされています。
もし反対意見が正しいとしたら、今いっときは財政が回復するものの、将来的には人材不足などでまた苦しくなる、という話にもなるわけです。
わたしたちからすればハッピーでありがたいニュースですが、タイ単体で見れば、長期的にはマイナスの政策なのかもしれません。
タイの大麻に関する値段や状況に関するQandA
本記事ではタイの大麻に関して解説しました。最後に重要なポイントをおさらいしておきましょう。
- タイには医療大麻ツアーがある?
- なぜタイは大麻を合法化したの?
- なぜタイのYouTuberは大麻を吸って逮捕されていないのか?
それぞれについて詳しく解説するので、参考にしてください。
タイには医療大麻ツアーがある?
結論から言えば、タイにはたしかに医療大麻ツアーが存在します。そしてある程度の人気を博している様子。
医療大麻は、医師のもとで正しく使われれば、今まで治療が難しかった病気にも一定の効果を示します。しかし日本をはじめ各国では医療大麻が合法化されていません。
つまりタイで大麻を使った医療を受けるため、そのツアーが人気なわけです。この点は下記でも詳しく解説しているので参考にしてください。
関連記事:医療大麻が日本で合法化される日は来るのか? 海外ではどうなっている?
ちなみにタイの医療大麻ツアーは、そのクオリティに期待できそう。一般的に悪い評判はほとんど聞かれません。
またタイ政府としても本気で価値のある医療大麻ツアーを組むしかない立場にあります。先ほども触れましたが、タイは観光ビジネスで財政をやりくりしている国です。
観光客相手の商売で手を抜いたら国家の存亡に関わります。だから医療大麻ツアーにも相当な力を入れているわけです。
なぜタイのYouTuberは大麻を吸って逮捕されていないのか?
タイ在住のYouTuberたちはこぞって大麻を吸っています。
そのシチュエーションは繁華街だったり公園だったり、明らかに公共の場所。
しかしタイでは「娯楽目的で大麻を公共の場にて吸引すること」を禁じています。
にもかかわらず彼らが逮捕されないのは、その法律がまともに機能していなから。タイの情報を聞く限り、「人前で大麻を吸ったら警察が来た」なんてニュースはありません。
わざわざおすすめしませんが、仮に公共の場で大麻を吸っても、何の問題もないでしょう。
まとめ:タイはカナダ並みに大麻を楽しめる国
本記事ではタイの大麻事情を詳しく解説しました。最後に重要なポイントを解説しておきましょう。
- 2022年現在、タイではほぼ自由に大麻を吸うことが可能
- ただし厳密な話をすれば、娯楽目的での利用は違法
- 違法の場合は、一応3ヶ月以下の抑留、11万円以下の罰金
- ただしその法律はほとんど機能しておらず、逮捕者もほぼいない
- YouTubeを見れば、数多くの日本人が路上で大麻を楽しんでいる
- タイに行けば大麻を自由に楽しむことが可能
- 価格は100バーツ(380円)あたりから
厳密な話をすれば、タイではまだ娯楽目的での大麻は合法化されていません。しかし取り締まる法律がなく、唯一公共の場で吸ったら(迷惑なので、という意味で)刑罰の対象にはなり得ます。
とはいえ正直なところ法律も警察も大麻取締にやる気はなく、あちこちで自由に吸うことが可能です。逮捕される可能性はほとんどないでしょう。
アジア圏ではまともに大麻を楽しめる国がありませんでした。オーストラリアの一部地域くらいでしたが、日本でも馴染み深いタイで実質合法化したのは、わたしたちとしてはハッピーなニュース。
もし大麻を吸いたいと思ったなら、ぜひタイへ行ってみましょう。
関連記事:カナダでは日本人でも大麻を買えるの?海外旅行前にチェック!